令和2年度建設部門施工計画、施工設備及び積算Ⅱー1-1 A判定の論文

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問題

2-2ー1地すべり対策における抑制工,抑止工の目的と適用の考え方を述べよ。また, 抑制工,抑止工の中から工法の名称をそれぞれ1つずっ挙げ,工法の概要を説明せよ。
参考:日本技術士会

解答

 地すべり対策における抑制工は地形、地下水などの自然条件を変化させることにより地すべりを停止または緩和することを目的とした工法である。
 適用の考えは地すべりに影響を及ぼす地下水・地表水を調査し、水の排除を行い、間隙水圧を低下させる。これにより地すべり地盤に働く滑動を抑制するものである。
 また地下水、地表水の排除だけでは安全率が確保できない場合は、排土によりすべり土塊の重量を軽減するか、押え盛土により地すべり末端部の抵抗を増加させる。
 地すべり対策における抑止工は構造物を設け構造物の持つ抑止力により地すべりの全部もしくは一部を停止させることを目的とした工法である。
 適用の考えは抑制工だけでは十分な効果を発揮できない場合、もしくは抑制工が困難な場合に用いるものである。
 抑制工の代表工法として横ボーリング工法がある。これは横向きにボーリングを行い、挿入した保孔管により地下水を排除しすべり面に働く間隙水を減らすことにより抑制する工法である。
 抑止工の代表工法として杭工がある。これは鋼管杭を不動地盤まで打設し、せん断抵抗力や曲げ抵抗力を付加し地すべり土塊の滑動に対して直接抵抗するものである。以上。

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