効率的な勉強方法

ロープウェイ
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どんな勉強をすれば技術士二次試験に受かるのか

タイトルに効率的にと書いたので、期待していた方も多いと思いますが、そんな勉強方法はありません。
強いて言うなら、毎日コツコツと30分でも勉強することが、一番効率的です。
なんだそんなことか、分かっているよ、と思う方は多いと思います。
継続は力なりと言うとおり、これが大変です。
これがどんなに凄いか?
数式化すると一目瞭然です。

例えば、昨日の自分に0.001倍だけ勝つことを常にイメージしてください。
昨日の勉強量を1(=30分)とします。
今日の勉強量は1×1.001=1.001(=30.03分)です。
明日の勉強量は1.001×1.001≒1.002(≒30.06分)です。
明後日の勉強量は1.002×1.001≒1.003(≒30.01分)です。
これ、365日続けられるとすると1.001^(365-1)≒1.439(≒43.17分)です。
着実に成長していきます。

一方で、少しずつさぼるとし、昨日の自分に0.001倍だけ負けることを常にイメージしてください。
昨日の勉強量を1(=30分)とします。
今日の勉強量は1×0.999=0.999(=29.97分)です。
明日の勉強量は0.999×0.999≒0.998(≒29.94分)です。
明後日の勉強量は0.998×0.999≒0.997(≒29.91分)です。
これ、365日さぼり続けるとすると0.999^(365-1)≒0.695(≒20.84分)です。
1年後を見ると、毎日、昨日の自分に勝ってきた方の2倍の勉強量の差が出ます。

つまり、不合格になる方はまず間違いなく勉強をしていないか、まだ勉強時間が足りません。
何度か受験経験がある場合、まずは昨年の勉強状況を思い返してください。
どうでしょう?業務に追われてあまりできてなかったのではないでしょうか?
あるいは、勉強時間が不足していた方が大半ではないでしょうか?
さぼらずに勉強を続ければいつかは受かります、あきらめないでください。
逆に、惰性で受験し続けている場合は、今年は受かるという信念で勉強をしてください。

まず、宣言することが重要です。
今年こそは合格すると家族や同僚に宣言する、絶対合格と書いた紙を壁に貼る、などなど意思表示が有効です。
次に、目標を小さく刻んで自信をつけましょう。
いきなり明日から10時間勉強します!
間違いなくできません。
まずは30分からで十分です。
そして、一緒に同じ目標に向かう仲間やコミュニティに所属しましょう。
自分が分からないことは他の方も分かりません。
共有できれば効果的に勉強を進めることができます。
横浜すばる技術士事務所の技術士二次試験完全講座はこれらの要素が全てそろっています。

技術士二次試験の勉強に対する姿勢

技術士二次試験勉強法講座をYouTubeで公開しています。

最初の回は参加者が毎回40名前後でした。
前半の勉強法講座は参加者が多いため、講師からの一方通行の講座となりました。
後半は参加者も減り、対話型の講座となっています。
そうすると色々な傾向が分かってきました。

まず、総監部門の勉強法講座に参加する方は既に技術士を持っているので、勉強の重要性は既に理解されています。
あとは、受験対策資料を読み込み、キーワード集を把握できれば十分合格できます。
勉強時間を確保すれば問題ないかと思います。
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次に、一般部門の勉強法講座に参加する方です。
厳しい言い方になりますが、楽をしようとする方が多い傾向にあります。
質問が多いことは非常に良いのですが、つまるところ、楽をしたいという背景が垣間見えます。
それでは一生受かりません。
まず受かる方は何も言わずに勉強します。
TTP(徹底的にパクる)理論と言われていますが、合格論文を徹底的に真似してください。
基本的な論文も書けないのにオリジナリティは必要ありません。
国土交通白書を読み込む必要もありません。
横浜すばる技術士事務所で教えている合格論文と同じ論文を書ければ合格するのです。
実際、この教えを実践した方は毎年受かっています。

あと、素直じゃない方が多いです。
こうすれば受かりますと説明しても、何故かそのとおりにしません。
言われたとおりに実践してください、そうすると受かります。
少なくとも講師陣は技術士であり、受講者よりも経験値があります。
持論は合格してから存分に語ってください。

そして、感謝の気持ちを忘れないでください。
感謝の反対の意味は当然です。
論文を読む側の気持ちになってください。
読んでくれて当然ではなく、読んでくれてありがとうです。
そうするとどうでしょうか?読みやすい文章にしようと思いませんか?
パラグラフ構成に気を付けようと思いませんか?
結論を先に書こうと思いませんか?
章立てに下線を引こうと思いませんか?
聞かれていることにだけ答えようと思いませんか?
そのテクニックは黄金法則に集約しています。
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まとめ

技術士二次試験に効率的に受かる方法はありません。
地道な努力が必須です。
常に昨日の自分に勝てるように心がけてください。
今年こそは輝かしい道が開けます。
自分を信じてください、それが自信です。
皆さん資質はありますが、ただ勉強をやっていないだけです。
まず宣言、小さい目標設定、仲間から刺激をもらう、横浜すばる技術士事務所で一緒に成し遂げましょう。

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所専任講師
技術士(土質及び基礎)

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