「今年こそは技術士二次試験に絶対に合格する!」
そう固く決意して勉強を始めたはずなのに、気がつけば机に向かうのが億劫になり、スマホをいじったり、お酒を飲んで寝てしまったり……。このような経験はありませんか?
「自分には根気がない」「仕事が忙しすぎるから仕方ない」と諦める必要はありません。実は、技術士二次試験に合格できる人と挫折してしまう人の差は、根性や能力の違いではなく、「人間の脳と動物の脳の仕組み」を理解して正しくコントロールできているか否かにあります。
本記事では、技術士一次・二次・総合技術監理部門のすべてをストレート一発合格した「横浜すばる技術士事務所」の代表が、技術士二次試験に100%合格するためのマインドセット、脳科学に基づいたモチベーション維持法、そして「計画的にサボる」技術までを徹底的に解説します。
参考:日本技術士会
なぜ技術士の勉強は続かないのか?「必ず合格する方法」から脱落する現実
「確実に合格する方法」と「確実に不合格になる方法」の2つがあれば、誰もが前者を実行したいと思うはずです。
当講座の受講生に「どちらを選びますか?」と尋ねると、間違いなく全員が「必ず合格する方法を実践します」と答えます。
では、技術士二次試験における「必ず合格する方法」とは具体的に何でしょうか。
■平日の毎日1時間、必ず技術士二次試験の課題と向き合うこと
■筆記試験の1ヶ月前までに、A判定(合格基準)の論文を4つ以上完成させておくこと
非常にシンプルで、これさえやれば確実に合格ラインに達します。しかし、現実はどうでしょうか。
合格への行動を継続できるのはわずか10%
意気揚々とスタートした受講生のうち、最初の1ヶ月で約20%が脱落します。そして2ヶ月後には約50%が脱落し、最終的にこの「必ず合格する方法」を試験当日までやり抜ける人は、全体のわずか10%程度にまで減少してしまいます。
なぜ、あれほど「合格したい」と強く決意したはずの受験生たちが、気がつくと「必ず不合格になる行動(勉強しない、後回しにする)」を選んでしまうのでしょうか。その原因は、人間の脳の構造に隠されています。
脳科学で紐解く挫折の理由:「人間の脳」と「動物の脳」の戦い
人間が行動を選択するとき、頭の中では2つの脳が常に主導権争いをしています。
| 脳の種類 | 主な役割・特徴 | 技術士試験における働き |
| 人間の脳(大脳新皮質) | 論理的思考、長期的なビジョン、理想の追求、理性的な判断 | 「技術士を取得して、キャリアアップや年収100万円アップを達成しよう!」と長期的な計画を立てる。 |
| 動物の脳(大脳辺縁系など) | 本能的欲求、短期的な快楽の追求、苦痛の回避、現状維持 | 「今日の仕事は疲れたから休みたい」「勉強はつらいから、お酒を飲んでYouTubeを見よう」と目先の楽を選ぶ。 |
本能には理性で勝てない
人は、数ヶ月先や数年先の長期的なビジョンを考えるときは「人間の脳」を使います。しかし、「今、目の前の行動」を決定するときは、圧倒的に強力な「動物の脳」の判断に支配されやすいのです。
技術士の勉強は、脳にとって「つらいこと」「エネルギーを消費すること」であり、動物の脳はこれを本能的に避けようとします。結果として、次のようなパワーバランスになってしまいます。
人間の脳<<<<<<動物の脳
この仕組みを理解せず、ただ「気合と根性」だけで乗り切ろうとすると、動物の脳に完敗して挫折することになります。これが、多くの受験生が不合格のスパイラルに陥る正体です。
動物の脳を味方につける!技術士に合格するための「高い意識」と「大砲の法則」
動物の脳を抑え込み、人間の脳の命令に従わせるためには、「合格したい」という欲求のレベルを本能に勝るほど極限まで高める必要があります。
単に「なんとなく資格が欲しい」「会社に言われたから」という意識では、動物の脳に一瞬で押し切られます。意識すべきは、「技術士二次試験に合格すること」そのものではなく、「技術士になった先にある具体的な未来」です。
■技術士を取得して、今のブラック企業を辞め、給料と待遇が良い理想の企業へ転職する
■社内での評価を確立し、毎月の手当てや資格手当で年収を今より100万円増やす
■独立開業して、自分の名前で大きなプロジェクトを動かす
このように、動物の脳が「それなら今すぐ頑張る価値がある!」と納得するレベルまで、明確で強烈な未来のベネフィットを意識してください。
意識の照準を高く定める「大砲の法則」
意識の持ち方には、「大砲の法則」が働きます。
【大砲の法則イメージ】
(高い意識の照準) 〇 ⇒⇒⇒ (放物線を描いて飛ぶ)
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(合格の的) ◎ <======= 🎯 命中!
/
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(不合格の的) × <======= ターゲットを「合格」にすると下に落ちる
大砲で遠くの的に弾を当てようとするとき、目標(的)を真っ直ぐ狙うと、重力によって弾は必ず的の下へと落ちてしまいます。確実に的に当てるためには、目標よりもはるかに高い位置に照準を合わせなければなりません。
技術士二次試験も全く同じです。「ただ合格ライン(60点)を超えればいい」と合格だけを狙っていると、意識の重力によって弾は「不合格」の的に当たります。
常に「技術士になって人生を劇的に変える」「上位トップで合格する」という高い意識の壁を持ち、照準を高く設定すること。これが、動物の脳と人間の脳を和解させ、行動を継続させる第一歩です。
燃え尽きを防ぐ超重要戦略:「サボる計画」を最初に立てる
どれだけ高い意識を持っていても、私たちは人間です。毎日24時間、張り詰めた状態で勉強を続けることは不可能です。
無理に100%の力で突っ走り続けると、精神的に疲弊し、最終的には「燃え尽き症候群(バーンアウト)」を引き起こします。最悪の場合、うつ病などのメンタル疾患に繋がってしまうケースすらあります。
これを防ぐための最も効果的な方法が、「勉強を始める前に、あらかじめサボる計画を立てる」ことです。
正しい「サボる計画」の立て方
多くの受験生は、サボる計画を立てないため、突発的にサボってしまった時に激しい「罪悪感」を抱きます。この罪悪感がメンタルを削り、「もう自分はダメだ」という諦めを引き起こします。
プロフェッショナルほど、遊びと仕事のオン・オフの切り替えが完璧です。以下のように、スケジュールに最初から「サボり」を組み込みましょう。
■目標の柔軟な変更:「毎日必ず1時間」が仕事の都合で厳しいなら、「1週間で合計5時間」という週単位の目標に変える。
■事前の調整:金曜日に飲み会があると分かっているなら、金曜日の勉強は「15分だけ(テキストを開くだけ)」にする。その代わり、火曜〜木曜の勉強時間をそれぞれ15分ずつ増やして調整する。
■徹底的にサボる:サボると決めた日や時間帯は、勉強のことは一切忘れ、罪悪感なしに徹底的に遊び、リフレッシュする。
中途半端にサボるから自己嫌悪に陥るのです。計画的に、戦略的にサボることで、動物の脳に定期的な「ご褒美」を与え、長丁場の試験勉強を最後まで高いモチベーションで完走できるようになります。
最短で成長を実感し、合格を確実にする方法
勉強を継続するための最後のピースは、「自分の成長を実感すること」です。
どれだけ勉強しても「本当に論文が書けているのか分からない」「実力が上がっている気がしない」状態では、モチベーションは続きません。逆に、効率よく勉強が進み、自分の論文の質が目に見えて向上していくのを自覚できれば、勉強自体が楽しくなっていきます。
しかし、この「正しい成長」を独学で、自分一人の力で実感するのは非常に困難です。なぜなら、技術士二次試験の論文には特有の「作法」や「評価基準」があり、客観的な視点(添削)が不可欠だからです。
確立された「合格の方程式」をインストールする
短期間で確実に合格を勝ち取るためには、「すでに合格する方法論を確立している人」から直接学ぶのが最短ルートです。
一から自分で合格のノウハウを構築しようとすると、膨大な時間がかかる上に、間違った方向へ進んでしまうリスクがあります。合格する受験生に共通の法則があるように、「合格する論文」にも明確な共通の法則(黄金法則)が存在します。
正しい行動、正しい考え方を繰り返し学び、論理的思考力を身につけることで、最終的に「人間の脳」が「動物の脳」を完全にコントロールできるようになります。
まとめ:未来の自分を変えるために、今行動を起こそう
「過去と他人は変えられませんが、自分と未来は変えられます。」
今のあなたの状況は、これまでの過去の行動の積み重ね(総決算)です。そして、未来のあなたの姿は、「今、この瞬間からの行動」の総決算によって決まります。
今の自分が正しい行動、正しい考え方を選択し、実践し続ければ、未来の自分は必ず技術士として活躍する姿に変わります。「合格して人生を変える」のではありません。「自分の人生をより良く変えるために、今、技術士に合格する」のです。
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