筆記試験に合格して、口頭試験に不合格になる人の末路
技術士二次試験の筆記試験を突破すると、次は口頭試験があります。
口頭試験を突破してはじめて技術士の称号を得ることができます。
口頭試験の合格率は90%程度です。
適切な準備をすれば確実に突破することができます。
受験生の気持ちとしては、筆記試験に合格した時点で、10人中9人は技術士になれる。
後もう少しで技術士になれると思います。
しかし、考えてみると10人中1人は不合格になります。
口頭試験に不合格になると、どのような末路を辿るのでしょうか?
今回は口頭試験で不合格になったことがある、横浜すばる技術士事務所講師の亀山直人の経験を語ります。
口頭試験で【不合格】になると
口頭試験で不合格になった人の気持ちが分かりますか?
私は分かります。
なぜなら口頭試験で不合格になった経験があるからです。
絶望感………………………………….。
悔しさ………………………………….。
情けなさ……………………………….。
を誰よりも身に染みて知っています。
生きていくのが「つらい」です。
お世話になった先輩技術士の方の「視線が痛い」です。
家族に対しても「申し訳ない」気持ちでいっぱいです。
そして自分自身に対して「みじめな感情」でいっぱいです。
なぜ口頭試験で不合格になったのか
まぐれでの筆記試験合格
まだ若かった30代前半の頃ですが、とりあえず挑戦しようと思って筆記試験を受験しました。
受験した結果、筆記試験にまぐれで合格してしまいました。
当時私の所属していた会社では、30代前半の技術士がいませんでした。
周りから凄いねと、もてはやされました。
私は有頂天になりました。
自分はすごいんじゃないと思い上がりました。
特別な才能があると思いました。
とんだ勘違いをしてしまいました。
間違った口頭試験の準備
私を口頭試験で合格させるため、会社の先輩技術士が集まって、手取り足取り資料をくれました。
コツを教えてくれたり、模擬口頭試験をおこなってくれました。
その時は技術士ってほんと凄い試験なんだ!と思い、先輩技術士の教えを受けました。
先輩技術士は自分が受かった時の経験を元にもとに教えてくれました。
「人によって意見が違う?」という違和感は感じてました。
技術士に受かっている先輩がいうんだから間違ってるはずはない!と盲目的に信じていました。
当時仕事では初めて大きな案件を担当して、子供も小さく、仕事もプライベートも忙しい状況でしたが。
先輩技術士の教えを受け、口頭試験を突破するために必死で勉強しました。
平日は仕事が終わった後に勉強、土日は妻に協力してもらい、図書館へ通う日々でした。
12月中旬に口頭試験を迎え、当時は45分間の口頭試験でしたが、緊張する中、必死に受け答えしました。
試験官の質問に大きく詰まることなく45分間を乗り切り、終わった時は受かったと感じました。
口頭試験の再現を作成し、先輩技術士へ報告しました。
再現を見た先輩技術士はちゃんと試験官の質問に答えてる、おそらく合格しているよと言ってくれました。
口頭試験不合格という現実
それからは3月の口頭試験合格発表をまだかまだかと待ちました。
3月になれば自分は技術士になれる、名刺に技術士って書ける。
もう気持ちは技術士になっています。
後は時間が過ぎるのを待つだけだ。
早く3月にならないかなと思い日々過ごしました。
迎えた口頭試験合格発表の当日、6時ごろには技術士会のホームページに発表されると聞き、朝からパソコンの前で待っていました。
ただその年に限り、なかなか発表されません。
結局会社へ行く時間になり、会社のパソコンで引き続き技術士会のホームページを確認しました。9時過ぎにやっと発表され、よしと自分の番号を探すと自分の番号がありません。
おかしい、自分は受かっているはずだ、間違ってるんじゃないか、何度も見ますが結果は変わりません。
自分が口頭試験で不合格になったという現実を突きつけられました。
自分はなるはずがないと思い込んでいた10人の1人になったのです。
深く深く落ち込みました。
口頭試験で合格するには
なぜ口頭試験に不合格になったのか?
それから2年後、簡単な道のりではありませんでしたが、再度筆記試験を突破し、口頭試験のリベンジを果たし、ようやく技術士になることができました。
10年以上前のことですが、今でも口頭試験で不合格になったときのことは鮮明に覚えています。
今振り返ると、その時はやはり口頭試験の準備が不足していました。
勉強時間が足りなかったのではなく、「適切な準備」が不足していたのです。
技術士の口頭試験は何度か改訂されいました。
先輩技術士の経験が今では通用しない場合もあります。
口頭試験で合格するためには【適切な準備】が必要です
口頭試験の準備はただ時間をかけて勉強すれば良いわけではありません。
どんなに頑張っても、仕事終わりに眠い目を擦って頑張っても、間違った準備をいくらやっても合格はできません。
技術士口頭試験に備えた適切な準備が必要なのです。
口頭試験で合格するには、試験官の質問に対して「採点基準」を踏まえた解答をすることです。
不合格になる人は、聞かれたことに対して採点基準を無視して解答しています。
口頭試験に合格するには上記のことを理解することです。
自分の業務について採点基準を踏まえて解答を事前に準備することです。
すでに技術士を取得しているからといって、すべての技術士がこの「採点基準」を理解しているわけではありません。
先輩技術士に教えられていた「人によって意見が違う?」という違和感とは、
採点基準を知らない人達の自分の勝手な意見なのです。
採点基準を知らない人が、採点基準を無視して好き勝手に教えているのです。
いま振り返ると、採点基準を知っりつくした「プロ」の指導者に教えてもらうべきだったと後悔しています。
口頭試験合格を勝ち取るためには「採点基準」を知っている人を見つけること
その後の亀山直人は総合技術管理部門にも合格しました。
当時、指導を仰いだ横浜すばる先生の教えは、まさにこの「採点基準」を意識したものでした。
横浜すばる先生の考え方は常に「出題者の立場になって考える」というものです。
横浜すばる先生はこの「採点基準」を明確に示します。
その一次情報を受講生に明示します。
受講生はその「採点基準」をもとに、ご自身の経歴に落とし込むように考えていただきます。
経歴が「採点基準」に合うように指導します。
間違っていれば、どのように修正すればいいのか指摘します。
横浜すばる技術士事務所の講師は、この「採点基準」を徹底的に叩き込まれています。
だれが指導しても合格を勝ち取れるシステムを構築しています。
亀山直人は自分が不合格になった経験をあなたにはさせたくありません。
会社のサポートは「プロ」の指導とは限りません。
亀山直人他横浜すばる技術士事務所の講師は全員「プロ」の指導者です。
お金は掛かるかもしれませんが、合格すれば元はすぐに取れます。
お金をケチって、採点基準を知らない社内先輩技術士の指導を仰いだ自分自身が悔やまれます。
世の中にはお金で買えないものが沢山あります。
お金ばかり見ていると、お金では買えない大事なものが見えなくなります。
亀山直人の経験をあなたに伝えたいと思います。
参考:日本技術士会
■口頭試験対策講座(総合技術監理部門を除く全部門対応)Zoom講座
◆内容:Zoomによる模擬口頭試験講座
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。Zoomによる模擬口頭試験を最大2回実施します。メールによる質問は口頭試験前日まで受け付けています。
◆料金:35,000円(税込み)
◆定員:30名(先着順)
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◆内容:対面による模擬口頭試験講座
◆日時:11月25日(土)13:00~
12月 2日(土)13:00~
◆場所:貸会議室マイ・スペース新宿区役所横店
◆料金:25,000円(税込み)
◆対象:口頭試験受験生(全部門対応)
◆定員:1日5名(先着順)
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