技術士の口頭試験で【ズバリ】質問される内容

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いよいよ技術士口頭試験が始ります

技術士ニ次試験の筆記試験の合否が発表されました。
筆記試験に合格すると次は口頭試験がまっています。
難関の筆記試験を突破した受験生は口頭試験に挑むわけですが、口頭試験を突破しないと技術士にはなれません。
千載一遇のチャンスです。

絶対に口頭試験を突破する必要があります。

そこで口頭試験対策を行うにあたり、どんな勉強をしたら良いか。
実は試験の本当の内容が公開されています。
探せば簡単に見つかるところに書いてあるのにほとんどの受験生は見つけられません。
例え見つけたとしても簡単にサラッと見ておわりにしてしまいます。
口頭試験はこう勉強する!といった技術士対策講座の内容はありがたがってよく読むのに、口頭試験の本当の内容はスルーしてしまいます。

口頭試験を突破するには口頭試験の本当の内容を繰り返し熟読し、
そこに向けた対策をする必要があるのです。

口頭試験の採点基準は決まっている

口頭試験の採点基準は、日本技術士会のホームページ[令和5年度技術士第二次試験受験申込み案内]で公開されています。
口頭試験の採点基準については横浜すばる技術士事務所が勝手に解釈してホラを吹いているのではありません。
日本技術士会は口頭試験ではこれを聞くよと親切に説明してくれているんです。
その通りに実践すれば簡単に合格できます。

技術士口頭試験は現在までに何度か内容が変更されています。
過去には試験時間が45分で(※現在は20分)、技術的体験論文が最重要であった時代がありました。
その時代に口頭試験を受けた、社内の先輩技術士に口頭試験対策を聞いても、今の口頭試験の内容に合っていない的外れな教えを受ける可能性が高いです。

技術士口頭試験の採点基準は日本技術士会が公開しています。

その採点基準をよく読み勉強すればよいのです。

日本技術士会ホームページで公開されている口頭試験の採点基準
口頭試験
技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における記述式問題の答案
及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、次の内容について試問します。
【A】総合技術監理部門を除く技術部門
諮問事項[配点」
Ⅰ 技術士としての実務能力
① コミュニケーション、リーダーシップ [ 30 点 ]
② 評価、マネジメント [ 30 点 ]
Ⅱ 技術士としての適格性
③ 技術者倫理 [ 20 点 ]
④ 継続研さん [ 20 点 ]
諮問時間
20 分(10 分程度延長の場合もあり)

諮問事項は コミュニケーション、リーダーシップ 、 評価、マネジメント 、技術者倫理 、 継続研さん になります。

これ以外のことも聞かれますが、採点基準には入っていません。
ということは合否には影響がないということです。
経歴の説明や業務経歴票の虚偽なども確認されますが、合否には影響がありません。
そのため上手に説明できなくても、おそれる必要はないようです。
そしてこの採点基準である、コミュニケーション、リーダーシップ 、 評価、マネジメント 、技術者倫理 、 継続研さん は明確な定義がされています。参照:日本技術士会

日本技術士会のホームぺージで明確に定義されているので、それに従って質問に回答すればよいのです。

技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)とは

技術士の口頭試験では技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、コミュニケーション、リーダーシップ 、 評価、マネジメント 、技術者倫理 、 継続研さんについて諮問されます。

これらのキーワードの定義を正しく理解することが必要です。

日本技術士会のホームぺージには以下のような説明があります。

■コミュニケーション

●業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー
等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
●海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の
社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

■リーダーシップ

●業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取り
まとめることに努めること。
●海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,プロジ
ェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

■評価

●業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,次段階
や別の業務の改善に資すること。

■マネジメント

●業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性
とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サー
ビス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満
たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

■技術者倫理

●業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,文化及び環
境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続性の確保に努め,
技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
●業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
●業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負う
こと。

■継続研さん

●業務履行上必要な知見を深め,技術を修得し資質向上を図るように,十分な継続研さん
(CPD)を行うこと。

口頭試験で合格するには

口頭試験で合格するには、

試験官の質問に対して上記の採点基準を踏まえた解答をすることです。

不合格になる人は、聞かれたことに対して採点基準を無視して解答しています。
口頭試験に合格するには上記のことを理解して、自分の業務について採点基準を踏まえて解答を事前に準備することです。
横浜すばる技術士事務所ではこの口頭試験を難なく乗り切るサポートが可能です。
あなたの技術士合格を応援いたします!

■口頭試験対策講座(総合技術監理部門を除く全部門対応)Zoom講座

花火

◆内容:Zoomによる模擬口頭試験講座
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。Zoomによる模擬口頭試験を最大2回実施します。メールによる質問は口頭試験前日まで受け付けています。
◆料金:35,000円(税込み)
◆定員:30名(先着順)

口頭試験対策講座(総合技術監理部門)Zoom講座

大桟橋

◆内容:Zoomによる模擬口頭試験講座
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。Zoomによる模擬口頭試験を最大2回実施します。メールによる質問は口頭試験前日まで受け付けています。
◆料金:35,000円(税込み)
◆定員:30名(先着順)

口頭試験対策講座(全部門対応)対面講座

元町

◆内容:対面による模擬口頭試験講座
◆日時:11月25日(土)13:00~
    12月 2日(土)13:00~
◆場所:貸会議室マイ・スペース新宿区役所横店
◆料金:25,000円(税込み)
◆対象:口頭試験受験生(全部門対応)
◆定員:1日5名(先着順)

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所講師
技術士(建設部門ー道路,施工計画、施工設備及び積算)(総合技術監理部門)

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