皆さま、日々の試験勉強お疲れ様です。
さぁ、受験申込の締切りも迫っております。
当講座を受講されている皆さまは順調に受験申込書を作成され、提出されたことと思います。
そうでない方も週明け4/17(月)と締切りが迫っていますので、忘れずに申込下さい。
受験申込を済ませた方は、直ちに論文作成に取り掛かりましょう!
当講座のテキストで学ぶことで、合格する論文の書き方が身に付きます。
加えて、ネタの収集もかかせません!
そこで今回は、国の施策や動向を知るのにおススメの公表資料をご紹介します。
社会資本整備重点計画
まずは何と言ってもこれでしょう!
社会資本整備重点計画とは、
『社会資本整備重点計画法(平成15年法律20号)に基づく社会資本整備事業の 5ヵ年計画。国土交通省が策定し,閣議に付される。2003年に閣議決定された第1次計画は 2003~07年度を対象とするもので,国土交通省所轄による 9事業分野(道路,交通安全施設,空港,港湾,都市公園,下水道,治水,急傾斜地,海岸)における計画内容を一本化し,「環境」「暮らし」「安全」「活力」に大別,目標設定を従来の「事業費」から「達成されるべき成果」として明示した。また事業策定段階からの国民・地方公共団体の参加を法で定めた。これらを効率的に実施することによって,国際競争力の強化による経済・社会の持続的な発展,豊かで安全な国民生活の実現,環境の保全,自立的で個性豊かな地域社会の形成をはかることとされた。2009年に第2次計画(2008~12年度)が,2012年に第3次計画(2012~2016年度)が,2015年に第4次計画(2015~2020年度)が閣議決定された。』
このように、中長期的な視点からら社会 資本整備に取り組むための道しるべであると言えます。
そして、令和3年5月28日、第5次社会資本整備重点計画が閣議決定されました。
このなかで掲げられている目標や施策は下記の通りです。
1.防災・減災が主流となる社会の実現
・気候変動の影響等を踏まえた「流域治水」等の推進(「流域治水」等の推進)
・切迫する地震・津波等の災害に対するリスクの低減(公共土木施設等の耐震化等)
・災害時における交通機能の確保(災害に強い交通ネットワークの構築)
・災害リスクを前提とした危機管理対策の強化
( TEC-FORCEの高度化や避難体制の確保、建設産業の担い手確保等)
2.持続可能なインフラメンテナンス
計画的なインフラメンテナンスの推進(予防保全への転換やメンテナンス体制の確保)
・新技術の活用等によるインフラメンテナンスの高度化・効率化
(新技術やデータ活用の促進)
・集約・再編等によるインフラストックの適正化(施設の集約化・複合化等の取組推進)
3.持続可能で暮らしやすい地域社会の実現
・魅力的なコンパクトシティの形成
(コンパクト・プラス・ネットワークの推進、オープンスペースの充実等)
・新たな人の流れや地域間交流の促進のための基盤整備
(道路・鉄道・航空・海運等の交通ネットワーク整備)
・安全な移動・生活空間の整備( 子どもや高齢者等の安全確保)
・バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進
(公共施設等のバリアフリーや心のバリアフリーの推進)
4.経済の好循環を支える基盤整備
・サプライチェーン全体の強靱化・最適化(物流ネットワークの構築、物流DX)
・地域経済を支える観光活性化等に向けた基盤整備
(国際空港の機能強化、観光客受入環境整備等)
・民間投資の誘発による都市の国際競争力の強化
(都市の国際競争力強化、PFIによる官民連携)
・我が国の「質の高いインフラシステム」の戦略的な海外展開
(海外展開に取り組む企業支援)
5.インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション(DX)
・社会資本整備のデジタル化・スマート化による働き方改革・生産性向上
(データプラットフォームの構築、建設現場におけるDXの推進等)
・ 新技術の社会実装によるインフラの新価値の創造 重点目標5:インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション(DX) (スマートシティやAIターミナル等の推進)
6.インフラ分野の脱炭素化・インフラ空間の多面的な利活用 による生活の質の向上
・グリーン社会の実現
(2050年カーボンニュートラルに向けた、地球温暖化対策(カーボンニュートラル ポートの形成、低炭素都市づくりの推進、木造建築物の普及促進等)、グリー ンインフラ等の推進)
・人を中心に据えたインフラ空間の見直し
(居心地が良く歩きたくなるまちなかの創出、インフラツーリズムの推進等)
参考:社会資本整備重点計画
参考:国土交通省
ちょっと見ただけでネタの宝庫と感じるのではないでしょうか!?
『まさに、技術士第二次試験のネタの宝石箱やぁ~~』状態です(笑)
読む価値はありますので、是非目を通されることをおススメします。
交通政策基本計画
こちらも社会資本整備重点計画に続き、非常に重要な施策が盛り込まれている資料となっています。
交通政策基本計画とは、
『交通に関する施策の基本理念を定め、国や地方公共団 体、民間事業者、国民等の関係者の責務や役割を明らかにするとともに、我が 国が今後、長期的な観点から取り組むべき交通政策について、例えば「日常生 活等に必要な交通手段の確保」、「国際競争力の強化」、「大規模災害への対応」 など、具体的な施策の方向性を明示している。
一部省略
なお、本計画による施策の推進に当たっては、「交通安全基本計画」等による 交通の安全の確保に関する施策との十分な連携を確保するとともに、「国土形成 計画」や「社会資本整備重点計画」、「観光立国実現に向けたアクション・プロ グラム」、「国土強靱化基本計画」、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」とも連 2 携・整合を図ることとする。特に、社会資本整備重点計画とは車の両輪として 一体的に実行していくことが必要である。』
参考:交通政策基本計画
社会資本整備重点計画と密接に関連した重要な施策であると言えます。
主な基本方針と目標は以下の通りです。
A. 誰もが、より快適で容易に移動できる、 生活に不可欠な交通の維持・確保
目標① 地域が自らデザインする、持続可能 で、多様かつ質の高いモビリティ の実現
目標② まちづくりと連携した地域構造の コンパクト・プラス・ネットワー ク化の推進
目標③ 交通インフラ等のバリアフリー化、 ユニバーサルデザイン化の推進
目標④ 観光やビジネスの交流拡大に向けた 環境整備
B.我が国の経済成長を支える、高機能 で生産性の高い交通ネットワーク・ システムへの強化
目標① 人・モノの流動の拡大に必要な交通 インフラ・サービスの拡充・強化
目標② 交通分野のデジタル化の推進と 産業力の強化
目標③ サプライチェーン全体の徹底した 最適化等による物流機能の確保
C.災害や疫病、事故など異常時にこそ、 安全・安心が徹底的に確保された、 持続可能でグリーンな交通の実現
目標① 災害リスクの高まりや、インフラ 老朽化に対応した交通基盤の構築
目標② 輸送の安全確保と交通関連事業を 支える担い手の維持・確保
目標③ 運輸部門における脱炭素化等の 加速
参考:第2次交通政策基本計画の概要(令和3年度~令和7年度)
こちらも社会資本整備重点計画に劣らず、ネタの宝庫ですね。
『まさに、技術士第二次試験のネタの大運動会やぁ~~』(笑)
ことらも要チェックの公表資料です。
参考:日本技術士会
まとめ
いかがだったでしょうか。
よく交通白書を読むべし!的なものを見たりしますが、私は個人的にはおススメしません。
交通白書だけでは論文試験のネタとしては不十分です。
是非、今回ご紹介した公表資料を確認して頂いて、ネタの“引き出し”を一杯にしてもらえればと思います。
皆さまのお役に立てるよう、今後もご紹介できればと思います。
また、情報を収集するだけでは合格論文は書けません。
必ずアウトプットし、当講座の専門技術士の添削を受けることをおススメします。
必ず合格論文が書けるようになります。
加えて当講座では、【資料提供】【添削】【Zoom面談】であなたの技術士合格の応援をさせていただきます。
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