技術士二次試験 論文骨子「R4建設部門 施工計画Ⅱ-2-1」

人
ホーム » 技術士二次試験対策 » 論文添削 » 技術士二次試験 論文骨子「R4建設部門 施工計画Ⅱ-2-1」
目次

建設部門(施工計画Ⅱ-2-1)論文骨子の作成

技術士二次試験の論文を作成するには、まずは骨子を作成すると書きやすくなります。
今回は令和4年度 建設部門 施工計画Ⅱ-2-1の問題を参考に骨子の作成方法を考えていきます。

建設部門(施工計画Ⅱ-2-1)問題文

Ⅱー2ー1地方都市郊外の丘陵地を切土(粘土混じり砂質土: 2 5万m 3 )して盛土 ( 20万m3 ,最大高さ10m )する大規模宅地造成工事を行うことになった。このうち鉄道に近接する範囲の一部分には補強土壁(最大高さ6 m,延長約200m )が計画されている。
以上を踏まえて,本工事の現場責任者として,以下の内容について記述せよ。
( 1 )補強土壁部の施工計画を立案するに当たって検討すべき事項のうち,本工事の特性を踏まえて重要なものを3っ挙げ,その内容について説明せよ。
( 2 )本工事の品質低下の原因となる重要なリスクを1っ挙げ,現場責任者として,どのようにマネジメントするか,留意点を含めて述べよ。
( 3 )補強土壁の最上段を施工中,豪雨により一部の補強土壁に異常な変形が発生した。
この対応に当たり,現場責任者として発揮すべきリーダーシップについて述べよ。
参考:日本技術士会

建設部門(施工計画Ⅱ-2-1) 骨子例

骨子作成時に必要なのは
・まず論文の章ごとのタイトルを決める
 1.〇〇〇
  ①〇〇
  ②〇〇
 2.〇〇〇
  ①〇〇
  ②〇〇
・次にその章で書く内容を記入(箇条書きでよい)

下記が骨子を作成した例になります。

1. 補強土壁部の施工計画立案時に検討すべき事項
本工事の特性を踏まえて重要なものを3つ挙げる⇒鉄道に近接が本工事の特性
※題意(問題文が要求すること)に対して答える


① 鉄道への近接施工対策
背景:補強土壁工事の影響により事故等が発生した際に社会的影響が大きいから
内容:鉄道管理者との近接施工協議、有資格者の配置、安全教育
② 地下排水工の設置
背景:施工箇所は水が集まりやすい地形
内容:地下排水工設置により補強土壁の崩壊を防ぎ、鉄道への影響を回避
③ 良質な盛土材
背景:補強土壁の盛土材は砂質土が必要
内容:土配計画

2. 品質低下の原因となるリスクとマネジメント
① 品質低下の原因となるリスク
盛土材と補強材の適合性、補強土壁崩壊による鉄道への支障
② マネジメントする上での留意点
土配計画、業務計画書の周知、工程会議、生産の5Sの配分、変更作業計画書

3. 豪雨により補強土壁に異常な変形が発生した対応
鉄道への影響を防ぐための応急対策
多様な関係者(発注者、鉄道管理者)と利害等を調整し取りまとめる。

なぜ論文作成には骨子が重要なのか

なぜ論文作成時に骨子が重要かというと
本番では問題文を初めて読みます。そこで題意(問題文が要求していること)に対応した構成を決め、タイトルを考えます。
具体的な流れは、自分が書けそうな内容で、題意に沿っている内容を考える。
そしてこんな内容を書こうと思い浮かべ、中身を箇条書きで考えます。
この流れで論文を作成することで、題意に沿った論文を書くことができます。
しかし、多くの人は想定問題などを参考に用意した内容をそのまま書きます。
事前に問題はわからないため、似たような内容だとしても題意とずれが生じます。
これではA判定になりません。

繰返しになりますが、必要なのは問題文から骨子を作成し、骨子を基に論文を作成するという流れです。

人の論文を丸暗記しても、本番では違う問題がでるので、自分で骨子を作る、骨子から論文を作る
能力を身につけなければ、合格論文は書けません。

ちなみに、必須A、専門B または 必須B、専門Aというのを何年も続けている人は
たくさんいます。こういう人は運が悪かったのではなく、題意に答える練習が足りていないのだと思います。

添削を受けて論文作成技術を身につける

技術士二次試験に合格する論文を作成するには添削を受けて論文作成技術を身につける必要があります。
横浜すばる技術士事務所では技術士二次試験に合格する論文作成技術を添削指導しています。

技術士の称号を得るためには合格から逆算した計画を立てる必要があるのです。
そのための資料をこちらから販売しています。

資料はこちらをクリック

この資料は本講座の長年の実績から合格のために必要な情報をすべて網羅しています。
この資料で論文作成方法について勉強した後は、本講座が主催する「必須科目講座」「選択科目講座」にお申込みください。
技術士受験に特化した専任の講師陣が論文の添削をいたします。

必須科目講座はこちらをクリック
選択科目講座はこちらをクリック

本講座の特徴は論文の添削指導だけではなく、講師が必要だと判断した場合には適宜Zoomによる面談を行っています。
この面談を通じて短期間で理解が深まり、短時間で論文の作成技術が向上します。
資料、添削、Zoom面談であなたの技術士合格の応援をさせていただきます。
技術士二次試験に合格して1日でも早く技術士の称号を手に入れてください。

技術士試験対策はお任せください。

技術士試験対策は横浜すばる技術士事務所

技術士二次試験対策は考える力が重要です。

合格する論文の黄金法則

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所講師
技術士(建設部門ー道路,施工計画、施工設備及び積算)(総合技術監理部門)

目次