合格おめでとうございます!
二次試験の合格発表がありました。
横浜すばる技術士事務所にも続々と合格の知らせが舞い込んでいます。
仕事冥利に尽きる季節です。
まずはゆっくり休憩してもらい、お世話になった人に御礼を忘れずにしてください。
その後は、技術士として登録し、名刺に記載ですね。
来年度から名刺交換が楽しくなるのではないでしょうか。
全体の統計情報
今年も合格発表と同時に統計情報が公開されています。
来年度に向けて少し内容を見てみたいと思います。
まず、受験申込者数は29,508人です。
受験者数は22,877人です。
22.5%の人が受験することを放棄しています。
これは大変もったいないですよね。
技術士試験は実務経験が必須であり、普段の業務の延長線上にある試験です。
現在取り組んでいる業務内容とたまたま試験内容が重複する可能性も大いにあります。
少なくともこのブログを読んでいる人は、はなからあきらめることだけはやめて欲しいところです。
次に、合格者は2,690人です。
受験者に対する合格率は11.8%となります。
合格率が10%ということで、難関国家資格ということは間違いないかと思います。
では、総合技術監理部門に着目してみます。
総合技術監理部門の受験申込者数は3,247人で、受験者数は2,618人です。
やはり19.4%もの人が受験すらしていません。
総合技術監理部門の受験者は既に技術士を保有しているので、さらにもったいないです。
受験しないと始まらないので、受験はしておきたいところです。
では、合格率はどうでしょうか?
受験者に対して20.7%です。
総合技術監理部門を除いて一般部門だけで計算すると、合格率は10.6%です。
総合技術監理部門は一般部門の2倍の合格率があります。
ただし、総合技術監理部門の受験者は全員技術士を保有しているので、熾烈な争いとなることが容易に想像できます。
参考情報:日本技術士会
建設部門の統計情報
建設部門は受験申込者数が17,522人で、受験者数が13,328人で、合格者は1,303人で、合格率が9.8%です。
23.9%の人がそもそも受験をしておらず、合格率は全体合格率と比較すると少し低いです。
選択科目別の統計情報
選択科目別に見てみます。
受験者数の多さは、鋼構造及びコンクリート、道路、河川、砂防及び海岸・海洋の順に続きます。
合格率の低さは、鋼構造及びコンクリート、鉄道、土質及び基礎と続きます。
合格率は7.5~12.9%と幅があり、選択科目による違いが明確になっています。
分野が近い場合、選択科目を再検討するのも一考です。
例えば、施工計画、施工設備及び積算を狙っていたものの、土に関連する業務が多い場合は土質及び基礎に変更したり、道路に関連する業務が多い場合は道路に変更したりするのもありです。
選択科目 | 申込者数(人) | 受験者数(人) | 合格者(人) | 合格率(%) |
土質及び基礎 | 1,466 | 1,101 | 87 | 7.9 |
鋼構造及びコンクリート | 3,587 | 2,700 | 203 | 7.5 |
都市及び地方計画 | 1,338 | 1,036 | 120 | 11.6 |
河川、砂防及び海岸・海洋 | 2,507 | 1,974 | 200 | 10.1 |
港湾及び空港 | 591 | 464 | 44 | 9.5 |
電力土木 | 153 | 123 | 10 | 8.1 |
道路 | 3,033 | 2,365 | 258 | 10.9 |
鉄道 | 671 | 472 | 37 | 7.8 |
トンネル | 628 | 473 | 44 | 9.3 |
施工計画、施工設備及び積算 | 2,701 | 1,946 | 213 | 10.9 |
建設環境 | 847 | 674 | 87 | 12.9 |
総合技術監理部門の統計情報
総合技術監理部門も見てみます。
受験者数の多さは、道路、鋼構造及びコンクリート、河川、砂防及び海岸・海洋であり、一般部門と同じような傾向です。
合格率の低さは、施工計画、施工設備及び積算、電力土木、トンネルとなっており、一般部門とは全く異なる傾向です。
合格率は14.7~25.0%であり、科目によって大きく異なります。
選択科目 | 申込者数(人) | 受験者数(人) | 合格者(人) | 合格率(%) |
土質及び基礎 | 158 | 128 | 31 | 24.2 |
鋼構造及びコンクリート | 436 | 345 | 62 | 18.0 |
都市及び地方計画 | 183 | 146 | 35 | 24.0 |
河川、砂防及び海岸・海洋 | 354 | 281 | 67 | 23.8 |
港湾及び空港 | 32 | 28 | 7 | 25.0 |
電力土木 | 15 | 12 | 2 | 16.7 |
道路 | 521 | 409 | 76 | 18.6 |
鉄道 | 66 | 56 | 14 | 25.0 |
トンネル | 79 | 63 | 11 | 17.5 |
施工計画、施工設備及び積算 | 235 | 191 | 28 | 14.7 |
建設環境 | 110 | 83 | 15 | 18.1 |
その他の統計情報
他にも情報が公開されているので紹介しておきます。
試験地別の統計情報
試験地別に申込者数、合格者数、合格者、合格率がまとめられています。
ここでは詳細を割愛しますが、日本全国12地域に対して、神奈川県の合格率が13.2%と最も高く、沖縄県が6.3%と最も低くなっています。
年代別の統計情報
年代別にも申込者数、合格者数、合格者、合格率がまとめられています。
合格者の平均年齢は42.8歳です。
30代の合格者が890人と一番多く、70代以上も8人合格しています。
20代も217人が合格しており、幅広い年代が受ける試験となっています。
勤務先・最終学歴別の統計情報
勤務先と最終学歴にも申込者数、合格者数、合格者、合格率がまとめられています。
受験者数は建設コンサルタント業が11,650人と一番多く、大学卒業者が10,698人と最も多くなっています。
合格率は官庁が16.0%と頭一つ飛び抜けており、無職が6.8%と一番低くなっています。
また、大学院卒の合格率は11.5%となっており、非常に合格率が高い結果となっています。
まとめ
技術士二次試験の統計情報を見てみました。
データで見ると興味深い試験結果ということが分かるかと思います。
合格率は毎年変動しますが、それでも傾向はあります。
何度も受験している場合、受験する選択科目を変更するのも一手かも知れません。
自分で考えていても解決できません。
横浜すばる技術士事務所に相談してください。
実際、今年に受験科目を変更し、技術士の称号を勝ち取った人もいます。
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