受験する部門と専門科目を決め受験申込の準備が終われば、筆記試験対策を行います。
筆記試験対策の準備を始めます。
受験対策の準備は簡単です。
■過去問題の入手
■模範解答の入手
基本的にこの2つを入手すれば受験対策の準備は完了です。
過去問題は技術士会のホームページで公表されています。
技術士会のホームページに公表しているということは、事前にこの過去問題を勉強しなさいという連絡になります。
受験対策をする時間を作り、何度も読んでください。
解答は作成する必要はありません。
1~2カ月くらいは過去問を何度も読んで解答すべきことを理解してください。
自分の受験する選択科目だけでなく、他の選択科目の問題も読んでください。
次に過去問題に対する模範解答を入手しましよう。
過去問題に対してどのように解答しているか、よく読んで理解します。
そして自分も試験本番で模範解答と同レベルの解答を書ければ合格することを認識してください。
模範解答を読んで理解できるようになれば、文章を暗記します。
ここでは文章の文字を一字一句丸暗記するのではなく、文章の流れを暗記します。
文章の流れが理解できれば、覚えることはそんなに難しくはありません。
そしてこの解答の暗記の量がある一定以上になれば、たいていの問題は解けるようになります。
ただし試験では同じような問題は出題されますが、全く同じ問題は出題されません。
暗記した論文をそのまま書いても合格はしません。
問題文の題意に合うように、覚えた論文を加工してください。
これを「カレーライス理論」と言います。
技術士機械部門必須科目Ⅰー2|問題|令和4年度
I – 2コロナウイルス感染症拡大防止のためテレワークの導入が急速に進められてきており,今後は単なるテレワークのためのツールや環境の開発・整備だけでなく,テレワーク自体の新たな形態への変革が進むと考えられている。一方,現在の機械製品の製造現場においては,実際に『現場』で『現物』をよく観察し,『現実』を認識したうえで業務を進める『三現主義』の考え方も重要と考えられている。特に,工場での製造業務や保守・メンテナンスを含む生産設備管理業務においては,機械稼働時の音や振動,潤滑油のニオイ等,人の感じる感覚的な情報を活用して業務に当たることが少なくない。 このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。
( 1 )生産・設備機械を監視・監督する保全技術者が三現主義のメリットを活かせるようにテレワークを実現する場合,どのような課題が考えられるか,多面的な観点から3っ抽出し,それぞれの観点を明確にしたうえで,それぞれの課題内容を示せ。
( 2 )抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1っ挙げ,その課題に対する解決策を機械技術者として3っ示せ。
( 3 )前問( 2 )で示したすべての解決策を実行した結果,得られる成果とその波及効果を分析し,新たに生じる懸念事項への機械技術者としての対応策について述べよ。
( 4 )前問( 1 ) ( 3 )の業務遂行に当たり,機械技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から必要となる要件・留意点について述べよ。
参考:日本技術士会
技術士機械部門必須科目Ⅰー2|解答|令和4年度
1.課題
1.1状態把握
課題を分析すると,対象となる生産・設備機械が初期破壊を起こす際の予兆を捉えることができていない。これを解決するためには,設備機械を監視・監督する保全技術者が,テレワーク時にも機械製品の状態を正確に把握することが重要である。そこで,初期破壊検知の観点から,いかに機械製品の状態を正確に把握するかが課題である。
1.2コミュニケーションの円滑化課題を分析すると,現地作業者から得る情報の中から,保全技術者が異常を捉えることができていない。これを解決するためには,現地作業者から多くの情報を引き出すことが重要である。そこで,情報漏れ防止の観点から,いかに現地作業者とのコミュニケーションを円滑化させるかが課題である。
1.3現地作業者のスキル向上課題を分析すると,現地作業者が点検時に通常とは異なる小さい異常を検知できず,保全技術者へ伝える情報の中にそれがない。これを解決するためには,現地作業者が感じる違和感の感度を上げることが重要である。そこで,現地からの情報の質向上の観点から,いかに現地作業者のスキルを向上させるかが課題である。
2.解決策
最も重要と考える課題は,状態把握である。なぜなら,設備に異常があった場合に,保全技術者が要因分析および対応検討を的確に行うためには,機械の状態を正確に把握することから始まると考えるためである。そこで,以下に設備の状態を正確に把握するための対策を詳述する。
2.1FEM解析で故障を予測
設備の調査部位の数や項目が多いと見逃すリスクも高まる。そこで,FEM解析を事前に行い,故障が生じる可能性のある部位および調査項目のあたりを付けておく。そうすることで,重要部位を明確化できるため,テレワーク時でも見逃すリスクを低減できる。ただし,FEM解析の予測精度が重要となるため,設備の運転条件に合わせた解析条件とすることが必要である。
2.2ヘルスモニタリング
異常検知の際に現地作業者からの情報だけでは感覚に頼ることとなり,定量的な情報がなく正確な判断をすることができない。そこで,光ファイバーセンサのようなヘルスモニタリング機能を持たせる。そうすることで,テレワーク時でも定量的な情報を得ることができ,より正確な判断を行うことができる。この時,前述したFEM解析の結果も参考にしながら,センサを取り付ける部位を決める。
2.3トレンド把握
機器の破損のような明確な異常以外にも,経時的に徐々に変化する事象や,バラツキが大きく異常と正常の判断が難しい事象がある。そこで,日々設備の状況を記録し,長期的に評価して異常を検知する。そうすることで,致命的なエラーとなる前に対処することができる。ただし,長期的なデータ取得が必要となるため,最初は異常と判断するクライテリアを厳しくし,徐々に緩和を検討するなどの工夫が必要である。
3.成果と波及効果
上記対策を全て実行することで,設備の状態を正確に把握でき,的確な対応を行うことができる。そうすることで,設備の早期復旧および未然防止を行うことができる。
4.新たなリスクと対策
一方,上記対策を行えても異常が,ある程度顕在化してから対応することとなり,少なからず生産への影響を与える可能性がある。そこで,故障の起点となる要因を排除する目的で,生産作業従事者へトラブルにつながるような作業をしないよう教育する。そうすることで,設備の故障となる大きな要因を排除できる。
5.技術者の倫理および社会持続可能性の要件・留意点
5.1技術者倫理
企業の利益を追求するだけでなく,常に公益を最優先する。そのために,設備の健全稼働を第一に努める。
5.2社会持続可能性
社会持続可能性を維持するため,地球環境への負荷を低減させる。そのために,設備の油や化学物質の外部流出のリスクのような地球環境へ多大な影響がある部位には冗長性を持たせる構造とする。以上
技術士二次試験受験対策
技術士二次試験受験対策資料

■技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】
pdf資料
1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
10.筆記試験再現論文の査読・講評(不合格だった場合)
技術士二次試験個別指導講座
まとめ
技術士の二次試験の問題と解答を説明してきました。
技術士二次試験で合格する論文を書くためには、問題と模範解答をよく理解して覚えてください。
理解するということが大事です。
理解しないで覚えても本番では使えません。
この作業を繰り返すことで自然と合格する論文が書けるようになります。
Yokosuba技術士受験講座ではあなたの合格を応援します。
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