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総監択一高得点シリーズ:平成25年度解答と解説【安全管理】

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目次

設問Ⅱー1ー25

組織における危機管理について,特にリスク管理と対比した場合の説明として最も不適切なものはどれか。
 ① 危機管理の目的は,不測事態に対して適切な対応をとることである。
 ② 危機管理では,事故や危機的な状況が発生した後のリーダーシップが重要である。
 ③ 危機発生時の対応業務については,定常的なタスクフォースで実施する必要がある。
 ④ 危機管理の考え方や手法が最近になって生み出された訳ではなく,史実にも多数存在している。
⑤ 危機管理マニュアルは,危機時に要求される緊急時対応を円滑に実施するために策定される。

【解説】正解③ 青本133ページ危機管理、リスク管理に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
リスク管理、危機管理について基本的なことが分かっていれば分かる問題です。
危機管理は非常事態時の対応です。非常事態なので、定常的なものではなく一時的なものになります。ちなみにタスクフォースとは具体的な特定の目的のために一時的に編成される部局や組織のことになります。
青本には以下のように書いてあります。


ーーーーーーーーー

 組織におけるリスク対応は、危機管理と呼ばれる業務から、安全活動と呼ばれる業務までいくつか存在する。ここでは、大規模地震や事故・事件などに遭遇した場合にその必要性が強調されている危機管理の概念とリスク管理の関係を説明する。
 組織や施設を守る安全の仕組みとして、リスク管理や危機管理というシステムがある。
しかし、概念あるいは用語としての両者の違いはそれぞれの技術分野によって若干の違いがあり、必ずしも明確ではないので注意が必要である。事故や危機がなるべく起きないように対処する活動をリスク管理と呼び、事故や危機的な状況が発生した後の活動を危機管理と呼ぶことが多いため、本書でもそのように区別する。リスク管理は、定常的な組織において定期的に運用される場合が多い。一方危機管理の場合は、専門的担当組織は定常的に存在するが、事故や事件が発生した後、短時間での対応とならざるを得ない場合が多く、一時的なタスクフォースとして実施することが多い。
 リスク管理には、危機時の体制やマニュアルの整備などの危機に関する対応事項が含まれる場合もあり、一方で危機管理も危機発生時にその被害や悪影響を最小に止めることに限定せずに、危機を発生させない活動も含めて危機管理と呼ぶことがある。例えば、危機管理を平常時の危機管理・緊急時の危機管理・収束時の危機管理として分類し、リスク管理を危機管理に含めた記述も見られる。

設問Ⅱー1-26

 リスクコミュニケーションに関する次の(ア)~(エ)の記述のうち,適切なものの数はどれか。
(ア)感情的納得や信頼性獲得が必要であったため,直接対話は最後まで避けることとし,即時性や広域性を有する電子メディアを利用することとした。
(イ)自社が自ら説明することでは信頼性が低かったので,専門家やNGO等の中立的な第三者を仲介する方法を採った。
(ウ)自社製品に,ある条件になると破損する可能性がある欠陥が発見されたため,マスコミを利用した注意喚起活動を展開することとした。
(エ)建設計画に反対される可能性を心配したが,対象構造物には負の効用があることも正確に伝えるようにした。

① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

【解説】正解④ 青本140ページリスクコミュニケーション、141ページ社会的受容とリスク認知に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
リスクコミュニケーションを正しく理解できていれば正解が分かります。
青本141ページの以下の記述を理解してください。
社会的受容は正負両面の効用を勘案して下される合理的な選択という面ばかりではなく、時代や価値観の流れの中で変動する社会心理学的な現象であり、一定不変なものではない。
科学技術を担う技術者が行うべき重要なことは、リスクコミュニケーションを行う中で、その事象や科学技術のリスクに関する正確な情報を伝え、社会が判断できる材料を提供することである。一方的な反対や推進を前提とした情報提供では真の社会的受容は得られないことを理解する必要がある。社会的受容の向上を目指した活動としては、地域住民との対話やシンポジウムの開催、マスコミを利用した広報などが行われることが多い。しかし、リスク認知に関するバイアス(認知メカニズム内の一定の歪み)の問題もあり、短期間で効果を挙げることは一般的に難しい。継続的な活動を粘り強く行うことが必要である。
(ア)が不適切であり、残りの選択肢は適切になります。

設問Ⅱー1-27

 以下に記述する電源システムが1年の間に停電する確率をフォールトツリー分析により計算したとき,最も近い値はどれか。
 この電源システムには,交流1系統のみが接続されており,1年の間にこの系統電源を喪失する確率は0.03であると電力会社からは説明されている。また,自社内での事故により誤ってこの系統を遮断してしまう可能性が指摘されており,1年の間にこの系統を遮断してしまう確率は0.10と見積もられている。ただし,この電源システムには,予備の自家用発電機が3台接続されており,そのうち1台でも稼働できれば停電を免れることができる。これら自家用発電機の起動要求時の故障確率(デマンド故障確率)は,何れも0.05であるとする。
 なお,この計算では,事故や故障等のそれぞれの事象発生は互いに独立であるものとする。
① 1.6×10-2  ② 1.6×10-3  ③ 1.6×10-4
④ 1.6×10-5   ⑤ 1.6×10-6

【解説】正解④  青本163ページフォールトツリー分析の問題です。
このシステムは系統電源が喪失(フォールトA)するか自社内の事故(フォールトB)のどちらかひとつでも発生してはならない。フォールトAが発生しない可能性は1-0.03=0.97、フォールトBが発生しない可能性は1-0.10=0.90になります。両方同時に発生しない可能性は0.97×0.90=0.873になります。フォールトAもしくはフォールトBの少なくてもひとつが発生する可能性は1-0.873=0.127になります。
しかし、発電機が3台のうち1台でも動けばフォールトは発生しません。3台同時に動かない確率は0.05×0.05×0.05=1.25-4です。
フォールトAもしくはフォールトBが発生して、発電機がすべて動かない確率は
0.127×1.25-4=1.58-5  答えは④になります。
難問ですし、計算問題は時間がかかります。適当にマークして次の問題に挑んでください。もしくは最後にまわして時間が余ったらチャレンジしてください。

設問Ⅱー1-28

 気象庁は,平成23年の東北地方太平洋沖地震を受け,津波警報・注意報の表方法や表現を変更した。この変更内容に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 ① 津波の高さ予想の区分を,従来の5段階から8段階とした。
 ② 地震規模について過小評価の可能性を検知し,津波警報の第1報を発表する場合は,予想される津波の高さを,数値ではなく「巨大」など定性的表現を用いることとした。
③ 地震の規模推定の不確定性が大きい場合の地震規模(マグニチュード)は,「M8を超える巨大地震」と表現することとした。
④ 津波警報は,津波警報(大津波),津波警報(津波)と分類していたが,「大津波警報」,「津波警報」を用いることとした。
⑤ 最大波について,観測された津波の高さの値が,予想される津波の高さ区分よりも十分に小さい場合は,「観測中」と定性的表現を用いることとした。

【解説】正解① 青本以外からの出題です。単純にしらないと解けません。
出題者が適切な選択肢を不適切な選択肢にするひとつのテクニックは、選択肢の数字を適切なものから不適切なものへ変えることです。
その意味では①があやしい選択肢になります。

設問Ⅱー1-29

 労働安全衛生管理システムに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
 ① このシステムは,事業場において安全衛生水準を向上していくための仕組みであり,実施し運用することが,法律により義務付けられている。
 ② このシステムを実施し運用する場合の具体的な手続きとしては,まず安全衛生計画の策定から始めることが必要である。
 ③ このシステムを適切に実施し運用する責任は労働者にあるが,安全確保には事業場トップの理解と協力が不可欠である。
 ④ このシステムの手続きの1つに,危険又は有害要因を特定し,それを除去又は低減するための実施事項を特定することがある。
 ⑤ このシステムでは,安全衛生計画の実施状況の日常的な点検は不要であるが,システム監査の実施と改善は必要である。

【解説】正解④ 青本146ページ、労働安全衛生管理システムに関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
①労働安全衛生管理システムはシステムであり仕組みです。仕組みが法律で運用義務にされることはありません。
②まず行うことは安全衛生計画ではなく、安全衛生目標を設定することです。そして安全衛生目標を達成するために安全衛生計画を作成します。キーワードを不適切なものにすることにより、適切なものを不適切なものに変えています。①③⑤については常識的に不適切だと分かるので、適切なものは②か④になります。このキーワード入れ替えの手法を知っていれば、まぐれでも正解する確率が上がります。
③実施の責任は当然経営者になるべきです。
⑤日常的な点検を怠ると当然事故が起きます。常識的に考えて不適切です。

設問Ⅱー1-30

 職場における精神の健康(メンタルヘルス)を維持するための段階は,一次予防,二次予防,三次予防に分けられるが,これに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
 ① 早期相談を行える状況をつくることは,一次予防である。
 ② 従業員の兆候を読み取り早期に治療することは,一次予防である。
 ③ ストレス耐性を強めることは,二次予防である。
 ④ 職場復帰する従業員に対する職場環境を整備することは,三次予防である。
 ⑤ 気分転換などの個々人の対策は,一次予防から三次予防までとは別の対策である。

【解説】正解④ 青本148ページ、メンタルヘルスに関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。


一次予防(発生の予防)
個々人の予防段階であり、強いストレスを避け、心のヘルスメーターを持つ、ストレス耐性を強める、気分転換を図るなどを心がけることである。


二次予防(早期発見、早期治療)
従業員のサインを読み取り、相談や治療を早期に行える状況をつくるという組織の対策である。日常から、メンタルヘルスの啓蒙、職場の環境づくり、相談体制の整備に努めることが重要である。


三次予防(職場復帰)
職場復帰する従業員に対する職場環境を整備することであり、職場の良好な人間関係の醸成、個々人の能力や意見の尊重、相談体制の整備・充実が活動内容となる。
これにより単純に④が正解だと分かります。設問で「精神の健康(メンタルヘルス)を維持するための段階は,一次予防,二次予防,三次予防に分けられるが」と書いてあるのに、⑤は「一次予防から三次予防までとは別の対策」とあります。そもそも設問の言っていることと矛盾しているので、⑤が正解になることはありません。

設問Ⅱー1-31

 定期点検活動に関する(ア)~(オ)の記述のうち,不適切なものの数はどれか。
(ア)定期点検活動は,定常業務の一部として行うものである。
(イ)定期点検活動の内容には,業務が想定通りに行われていることを確認することがある。
(ウ)定期点検活動では,個人の技量等で実施レベルにムラが出ないように,チェックを行うためのグループ編成を検討することなどが行われる。
(エ)定期点検活動の内容には,トラブルに発展する可能性のある非定常の行為や事象の発見と改善がある。
(オ)定期点検活動用チェックリストのチェック項目については,変更を加えないことが大切である。
① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

【解説】正解② 青本150ページ、定期点検活動に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
不適切なものの数を選ばせる設問は、選択肢が明確に不適切であることが求められています。
「変更を加えないことが大切である」⇒「必要に応じて変更することが求められる」ことになります。常識的に考えて、チェックリストに変更が必要ならば、変更しないといけません。変更しないとトラブルになるからです。

設問Ⅱー1-32

 フェールセーフとフォールトトレランスに関する次の(ア)~(オ)の記述のうち,フェールセーフに関するものの数はどれか。
(ア)ガスコンロで調理中に吹きこぼれで火が消えた場合,ガスの供給を停止する。
(イ)プレス機械は,故障時にはスライドの下降が停止する。
(ウ)航空機は,1つのエンジンが故障しても飛び続けられる。
(エ)圧力センサの故障時には圧力が上昇しないよう,設備は安全側に移行する。
(オ)病院では手術中に停電が起こったら自動的に補助電源に切り替わる。
① 1  ② 2  ③ 3  ④ 4  ⑤ 5

【解説】正解③ 青本153、154ページ、フェールセーフとフォールトトレランスに関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。


機械設計原則(フェールセーフ)
故障で危険側障害とならないように運転を停止させるシステムであり、安全認識のためのセンサが故障したときは機械を安全側(停止)にする。
フェールセーフは直訳すると、失敗しても安全という意味になります。
フェール(失敗)、セーフ(安全)


全体機能維持(フォールトトレランス)
システムの一部に問題が生じても全体が機能停止するということなく(たとえ機能を縮小しても)動作し続けるようなシステムに設計する。
フォールトトレランスは直訳すると、過失があっても許容されるという意味になります。
フォールト(過失・失敗)、トレランス(許容)
上記のように言葉の意味が分かれば、答えられる問題です。
フェールセーフは(ア)(イ)(エ)になります。

【解説】正解④ 青本179ページ環境基本計画からの出題です。
環境政策手法について直接的な記述は青本にはありません。
しかし、以下の知識があれば簡単に不適切な選択肢が分かります。
④「目標を提示してその達成を義務づけ」とあります。目標に義務はありません。
義務であればそれはノルマになります。
よく一般部門の択一式で用いられる誤答の作成方法です。
不適切なものを探すのは、意外と日本語を正しく読めるかどうかになります。

設問は技術士会ホームページよる参照しています。

総監に合格したければ、択一で高得点をたたき出せ

総合技術監理部門の試験は、午前の択一式試験と午後の記述式試験から構成されています。
択一式試験と記述式試験の合計得点が全体の60%以上取れれば合格です。
例えば
択一式試験 60% + 記述式試験 60%
択一式試験 80% + 記述式試験 40%
択一式試験 40% + 記述式試験 80%
このどのパターンでも合格です。
択一式試験で高得点をたたき出せば、合格が間違いないものになります。

本講座の代表も4月から総監択一試験対策をはじめ、わずか4カ月の勉強で筆記試験を合格しました。
択一式試験は簡単です。
正確な知識を求められている設問は年々減っています。
正解の選択肢を選ぶ技術を身に付ければ、正確な知識がなくても正解が選べます。
直近5年分の問題でその技術を身に付ければ高得点はたたき出せます。

技術士の試験は、一次試験⇒二次試験⇒総合技術監理部門と難易度が上がるに連れて、知識量は試されなくなります。
考え方とコミュニケーション能力(日本語能力)が試されます。
それをあなたは知識量を試されていると勘違いして何回受験しても不合格なのです。

考え方を変える必要があるのです。
それはすごく難しい作業ですが、以下に紹介する資料を何度も読み勉強すれば身に付きます。

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この資料を購入して何度も何度も繰り返し勉強してください。
何度も何度も読み返してください。
何度も繰り返し読むことで自分の「考え方」をアップデートしてください。

合格する人には共通の法則があるように、合格する論文にも共通の法則があります。
上記の資料はその合格する論文の法則を教えています。
意識を高めてこの資料で勉強して、論文の法則を理解・習得すれば確実に合格します。
技術士に合格するための「考え方」はこの資料で教えています。
自分ではじめから考える必要はないのです。
自分で考え方を構築すると時間が掛かります。
間違える可能性もあります。

短期間で確実に合格するためには、すでに確立された「考え方」を教えてもらい、それを身に付けることです。

最終的に自分の人生は自分で何とかしなければなりません。
間違った所を修正するには、正しいことを教えてくれる人を選ばなくてはなりません。
教えてもらう人を間違えると、すべてが間違えてしまいます。

過去と他人は変えられませんが、自分と未来は変えられます。
今の自分は過去の自分の総決算です。
未来の自分は今の自分の総決算です。
今の自分が正しい行動、正しい考え方を繰り返せば未来の自分が変わります。
合格して人生を変えるのではなく、人生変えるために合格するのです。

太陽です

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