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平成25年度総合技術監理部門択一式試験解答と解説【人的資源管理】

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目次

設問Ⅱー1ー9

組織やプロジェクトの管理を進める上で,組織として与えるインセンティブに関する(ア)~(オ)の記述のうち,不適切なものの数はどれか。
(ア)物質的インセンティブ:
  給与や賞与などの報酬や褒賞で報いることにより,人間の物質的欲求を満たすようなインセンティブを与える方法である。
(イ)評価的インセンティブ:
  組織内での行動を,賞賛などの形で評価することによってインセンティブを与える方法である。
(ウ)人的インセンティブ:
  上司などの人間的魅力,居心地の良さ,組織への所属意識の向上によってインセンティブを与える方法である。
(エ)理念的インセンティブ:
  組織利益や効率性の追求を達成意欲の源泉とするようなインセンティブを与える方法である。
(オ)自己実現インセンティブ:
  組織が常に自分をよりよい方向に育成してくれている,また達成感をもって仕事を行っていると思えるような自己実現のためのインセンティブを与える方法である。


① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

【解説】正解②  青本70ページ、人の行動とインセンティブに関する出題です。
不適切なものの数を選ばせる問題は、選択肢ひとつひとつは簡単な場合があります。
出題頻度の非常に高い項目なので得点する必要があります。
5つのインセンティブは確実に覚えてください。
(エ)理念的インセンティブ:
  「組織利益や効率性の追求」ではなく「思想や価値観」になります。

設問Ⅱー1ー10

労働時間管理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 法定労働時間は,週40時間,1日8時間であり,使用者が従業員にそれを超えて労働させる場合には,労使が協定を締結し,労働基準監督署に届けることが義務づけられている。
② 1か月について60時間を超えて時間外労働をさせた場合,法律で当分の間猶予される中小企業を除き,その超えた時間の労働についての法定割増賃金率は50%以上の率となっている。
③ 専門業務型裁量労働制は,みなし労働時間制の一形態であり,建築士の業務や中小企業診断士の業務などの特定の業務であって,業務遂行の手段や時間配分などに関して使用者が具体的な指示をしない業務が対象となっている。
④ 企画業務型裁量労働制は,みなし労働時間制の一形態であり,事業運営の企画,立案,調査及び分析の業務であって,業務遂行の手段や時間配分などに関して使用者が具体的な指示をしない業務が対象となっている。
⑤ フレックスタイム制において,清算期間を1か月として,労働者がその清算期間における総労働時間を超えて労働した場合には,通常,その超えた時間分を次の清算期間中の総労働時間の一部に充当する。

【解説】正解⑤ 青本76ページ、労働時間管理に関する出題です。
出題頻度の非常に高い項目なので得点する必要があります。
フレックス・タイム制度
一日の標準の労働時間(所定内労働時間)とコア・タイムを決める。従業員は、コア・タイムに出社していること、一定期間の標準労働時間を勤務するという条件の下で、出勤・退社時間を自由に選べる。残業手当は、1ヶ月以内を単位として総労働時間を算定し残業手当を精算する。

設問Ⅱー1ー11

労働関係法の体系及び労使関係管理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 ① 我が国の成文労働関係法は,大きく憲法の労働権に基づくものと団結権に基づくものに分けられるが,労働者派遣法は前者の例,労働関係調整法は後者の例に該当する。
② 我が国では,労働者に対し,団結権,団体交渉権,団体行動権の労働三権が原則として保障されている。
③ 我が国の労働組合組織は,一般的には企業別組合を単位組織としている。
④ 団体交渉においては,賃金や労働時間,休暇など,労働組合法で具体的に限定されている交渉事項を対象に交渉を行う。
⑤ 労働委員会は,労働争議が発生した場合に,原則として当事者の申請により「あっせん」・「調停」・「仲裁」の争議調整を行う。

【解説】正解④  青本74,75ページ、労働関係法の体系と青本78ページ労使関係管理に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
④の「労働組合法で具体的に限定されている交渉事項を対象」という文言を削除しても全体の文章としては成り立ちます。この文言がこの文章全体を不適切なものにしています。
このように「限定的」な表現を使った選択肢は間違い(不適切)です。

設問Ⅱー1ー12

人事考課に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 人事考課のルールや評価基準は,従業員ごとに考えが異なり混乱を招くことから公開することは適当ではないが,評価結果そのものは,本人の納得性を高めるよう各従業員に伝えることが重要である。
② 従業員の間に失敗を恐れず革新的なことに挑戦する意欲を生じさせるという観点から一般に,人事考課においては加点主義を重視すべきとされている。
③ 人事考課の一般的な評価基準では,能力,業績,姿勢の3つの領域が対象であるが,主として賞与には能力評価と業績評価を反映させ,昇給や昇進にはそれとともに姿勢評価も反映させることが一般的である。
④ 評価基準が整備されても,評価者によってその評価が異なってしまうことから,評価を実施するに当たって,1人の従業員に対し複数の評価者を置くべきではないとされている。
⑤ 能力開発を重視する観点からは,人事考課の評価要素をOJT等と連動させることは避け,人材能力開発と人事考課を明確に分離させることが重要である。

【解説】正解② 青本89ページ、人事考課管理に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
人事考課管理の理念は透明性と加点主義です。この時点で①不適切、②適切が分かります。
賞与には姿勢評価と業績評価が反映され、昇給や昇進にはそれとともに長期的な視野を含めるため能力評価も反映します。賞与(ボーナス)は会社が儲かった時(業績)に、がんばった人(姿勢)から順に支給する仕組みです。
昇給と昇進は能力が加味されます。能力がない人を昇給・昇進させると組織が機能しなくなります(常識になります)。

設問Ⅱー1ー13

リーダーシップに関する次の記述のうち,PM理論におけるM行動として最も適切なものはどれか。
 ① 部下に仕事に関して指示命令を与える。
 ② 部下が優れた仕事をしたときそれを認める。
 ③ 毎月の仕事の計画を綿密に立てる。
 ④ 部下に仕事量のことをきびしく言う。
 ⑤ 部下に問題の新しい解決の仕方を示す。

【解説】正解② 青本72ページ、PM理論に関する出題です。
基本的な項目なので得点する必要があります。
PM理論とは、組織の目標達成や課題解決に関する機能(Performance)と組織の維持を目的とする機能(Maintenance)の両者をともにバランス良く持つ者が優れたリーダーだという考えです。PとMを正しく理解していれば難しくない問題です。

設問Ⅱー1ー14

人的資源計画に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 ① 職務設計とは,組織の各構成員に高い意識付けを行い,個々の能力を最大限に発揮できるように職務を設計することである。
 ② 雇用管理の重要なポイントは,採用条件と選考方法を明確にすること,従業員の適正配置を行うこと,公正で適切な処遇を行うことの3つである。
 ③ 職務明細書は,知識・技能・経験,専門能力,適性,心身の特性など,職務に必要な人的特徴を記述したものである。
 ④ 職務分析の結果は,従業員の募集や選考などの雇用管理,教育訓練管理,人事考課管理など様々な管理活動に利用される。
 ⑤ 職務設計における中核的職務特性とは,職務に関する義務,権限,責任,必要とされる知識,経験の5つをいう。

【解説】正解⑤  青本80ページ、職務設計に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
職務設計とは、組織の各構成員によって遂行される特定の職務の義務、権限、責任を決定するプロセスです。
「今の仕事はやりがいがある」とか「やりがいのある仕事を見つけたい」とか、誰しも一度は「仕事のやりがい」について考えた事があると思います。
この「やりがい」を解き明かすのが中核的職務特性という理論になります。
中核的職務特性である5の要素が満たされた時、働く人の満足度が高く、欠勤率も低いことが判明しました。
(1)技能の多様化
職務が様々な技能や知識を必要としていること。
 奥が深いとか、業界や環境が日進月歩で進んで行くなど。
 簡単に「できた」「これ以上の進歩はない」などと思えない=「自分は成長し続けられる」と思えること。
(2)仕事の一貫性
職務の全体像が明らかであること。
 自分の担当する仕事が会社や業界のどの部分を担っているか理解できること。
(3)仕事の有意味性
職務が世の中にどのくらいの影響を及ぼしているか。
 「この仕事は世の中になくてはならない」とか「自分の仕事にはこんな意義がある」と思えること。
(4)自律性
職務を進める上で自由・独立性・権限があること。
 仕事の進め方やペース配分、自分なりのアイディアや工夫などが生かせる環境であること。
 新人さんは新人なりに、管理職は管理職なりに、必要以上の抑圧が少ない状態。
(5)フィードバック
職務の進行度合や成果に応じて、直接に明確な評価が下されること。
 自分の働きぶりが、GoodなのかBadか。Badならどこを直せばいいのか。
 ハッキリと示されること。また評価が公平であることも重要です。

設問Ⅱー1ー15

組織における教育訓練に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 組織の一員として働く従業員に求められる主な能力として,一般に,課題設定能力,職務遂行能力,対人能力,問題解決能力の4つがある。
② OFF-JTは,通信教育を受けることや留学など,企業以外の場での自己啓発活動を意味し,個人の自発的キャリアアップに有効な手段である。
③ ロールプレイングとは,グループ内での自由な話し合いを通して,他人の感情や欲求,自分の言動が他人に及ぼす影響を感じ取ったり,他人の目を通して自己を洞察したりすることを,体験を通して学習させる技法である。
④ ブレイン・ストーミングでは,判断や結論を出さない,アイデアは量より質を重視する,ということが推奨される。
⑤ 技能教育では,技術に関する専門的な情報を知識として理解させることを目的として,講義や見学により実施されることが多い。

【解説】正解① 青本87ページ、教育訓練に関する出題です。
出題頻度の高い項目なので得点する必要があります。
②OFF-JT(Off the Job Training)は職場から離れ、外部の教室などで行われる教育訓練
③ロールプレイングは実際の仕事上の場面を設定し、そこでの役割を演じることで、実務上のポイントを体得する訓練法。
④ブレインストーミングではアイデアは質より量を重視する。
⑤技能教育ですから当然講義よりも実習などの形で実施されます。

設問Ⅱー1ー16

プロジェクトを効果的にマネジメントする上で,プロジェクト・マネジャーが活用すべきスキルに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① プロジェクト・マネジャーはプロジェクト・チームをマネジメントし,リードするために影響力を行使することがあるが,その場合,相手に応じて人間関係のスタイルを調整したり権威を行使したりすることは望ましいことではないとされる。
② プロジェクト・マネジャーが一般に用いる意思決定のスタイルには,命令,相談,合意,成り行きがあるとされ,また,意思決定のやり方に影響を与える要因には,時間的制約,信頼,品質,受容があるとされる。
③ リーダーシップは,ビジョンを再確認しプロジェクト参加者に高いパフォーマンスを達成するように動機付けし,鼓舞することに力を注ぐ必要のあるプロジェクト終期のフェーズにおいて特に不可欠である。
④ プロジェクト環境における動機付けとは,プロジェクト参加者が最も重視する価値に対する他者の評価を最大化させるとともに,プロジェクト目標を達成するための環境を整えることである。
⑤ 傾聴の技術を効果的に使うことは,問題の所在の確認や意思決定等に役立つとされるが,消極的な手法のためコミュニケーションの重要な部分とはされていない。

【解説】正解② 直接青本からの出題ではありませんが、人的資源管理の基本的な考え方が分かっていれば解ける問題です。
①相手に応じて人間関係のスタイルを調整、権威の一部を活用する
③プロジェクト初期
④他者の評価ではなく、自己の満足
⑤コミュニケーションの重要な部分になります。「○○はあるが、△△はない」というように、文の前後が矛盾しているものは不適切な場合が多い。

設問は技術士会ホームページよる参照しています。

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