超簡単だけどほとんどの人が知らない【技術士二次試験でA判定の論文が書ける方法】

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誰のために解答を書くのか

技術士二次試験は筆記試験と口頭試験から構成されています。
筆記試験は申込者全員が受験対象ですが、口頭試験は筆記試験に合格した受験生のみが対象となります。
筆記試験の合格率は12%程度で、口頭試験は合格率が90%程度です。

これは常識ですが、ほとんどの受験生はこの事を全く理解していません。
最初の段階でこの常識を分かっていないから合格しないのです。
ちょっと考えたらわかる問題ですが、普段から「思考停止」している人は何も考えていません。
●問題文に書かれているから解答した
●論文の試験だから文章で書いた
●書きたいことを書いた
とこんな感じです。
ほとんどの受験生は読んでもらう人を意識せずに解答を書いています。
ほとんどというのは99%ぐらいの受験生になります。

文章というのはそれがどのようなものであれ読む人がいます。
新聞、広告、雑誌、ラブレター、報告書、議事録
すべて読む対象が異なり、読む対象が異なると書く内容や論調も変わってきます。
そして読んでもらった人に何かの情報を提供し、意思決定してもらうのです。
技術士二次試験の場合は採点者に読んでもらい、合否を意思決定してもらうのです。

これは常識的に考えれば当たり前の事なのです。
でもあなたはそのことを意識していなかったのです。
そのことを肝に銘じ意識して書けばあなたの論文は格段によくなります。

この試験は基本的に減点方式の相対評価の試験です。
減点する箇所が少なく、相対的に上位10%に入ればA判定の論文になります。
採点者が読むために論文を書いている受験生は全体の数%しかいません。
あなたが採点官に読んでもらうことを前提に書けば間違いなく合格します。

採点者は何を見ているのか

採点者は答案を2~5分程度で読んでいると考えられます。
筋の通らない論文であったり、内容が分からないものである場合は採点できません。
短い時間で読まないといけないので、そのように判断されればその時点で不合格になります。
書いてあることが理解でき、要求されていることが書かれて間違っていなければ合格します。

採点者から減点を受けないための要件は、
①問題文を読んで、問題文で要求されていることを答案に書くこと
②その内容が間違っていないこと
③内容が読んで理解できること
④文字数を満たしていること

これだけです。

優れた論文になると、書き出しの段階から最後まで、このことを意識して書かれています。
これを満たしていれば点数は引きようがないのです。
点数の引きようがないので、物足りなく感じても減点ができません。
その結果A判定になります。
常に採点者の立場になって考えることを意識できれば、落としどころは目に見えて明らかになります。
それだけであなたは合格できるのです。

常日頃の「思考停止」からの脱却せよ

日本の教育制度では常に「正解」のある勉強を教えられています。
その結果として「正解」のない問題でも「自分なりに正解」を見つけ、前進していくための方法論に欠けているように思えます。
その結果考える能力が低下し、誰かに答えを教えてもらわないと行動できない「思考停止」の人が増えています。

これは会社でも同じではないでしょうか。
会社の方針、上司の意見、お客様の声など自分の考えは持つことが許されず、声の大きな人のいうことを無条件で受け入れる社内文化がはびこっています。
その結果、自分の頭で考えることなく過ごすことが当たり前になってくる。

技術士二次試験で考える能力を要求されても、普段から考える習慣がない受験生は当然の結果として不合格になります。

思考停止状態から脱却して、1日10分考える時間を確保するところから始めてください。

自分で考え、自分で判断し、自分で決め、自分で行動する

論文の添削指導とは、論文の書き方を教えています。
書き方を覚えれば、教えることは何もありません。
書き方を覚えなければ、どれだけ問題に数多く取り組んでも意味がありません。
だから添削指導では論文の書き方を覚えて頂いています。


事前にA判定の論文を作成しても、同じ問題は出題されません。
同じような問題は出題されますが、全く同じ問題は出題されません。
だから論文の書き方を理解して、論文の書き方を覚えます。
書き方を理解して覚える。
そして試験本番では、自分で考え、自分で判断し、自分で決めて、自分で行動する。
これができないと合格しません。


そしてその判断基準が、
①問題文を読んで、問題文で要求されていることを答案に書くこと
②その内容が間違っていないこと
③内容が読んで理解できること
④文字数を満たしていること

になります。


単純ですがここがぶれると合格しません。
ここがぶれなければ合格します。
解答は採点者に対して書くことを意識して試験に挑んでください。

参考:日本技術士会HP

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所代表
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)
あなたの技術士合格を応援します。

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