【技術士二次試験】合格する論文の書き方「カレーライス理論」とは?丸暗記を脱して一発合格する思考法

作文です

「技術士二次試験に向けて、模範論文を何本も暗記しているのに全く合格できない……」

そんな悩みを抱えていませんか?実は、技術士試験の筆記対策で最も陥りやすい罠が「論文の丸暗記」です。本試験では過去問と全く同じ問題は出題されないため、暗記だけに頼った論文は題意から外れ、不合格(B〜C判定)となってしまいます。

本記事では、すべての技術士試験(一次、二次、総合技術監理部門)を一発合格したプロの視点から、初見の問題にも臨機応変に対応してA判定を勝ち取るための画期的なブレイクスルー「カレーライス理論」を徹底解説します。暗記を100%活かして応用する「思考力」の身に付け方をマスターしましょう。

目次

何度受けても不合格になる人の共通点:論文の「丸暗記」

なぜ模範論文をそのまま暗記しても通用しないのか

多くの受験生は、参考書や過去の合格者が書いた「模範論文」を集め、それを一言一句暗記しようと必死になります。しかし、どれだけ完璧に暗記したとしても、不合格を繰り返してしまう人が絶えません。その最大の理由は、「問題の本質を理解せずに、文字面だけを脳内にコピーしているから」です。

試験会場で少しでもひねった問題や、前提条件が異なる問題が出題された瞬間、丸暗記派の受験生はパニックに陥ります。 そして、自分が覚えてきた論文を「無理やり問題文に当てはめて」書いてしまうのです。これは出題者から見れば一発で「題意を理解していない」と見抜かれ、大幅な減点対象となります。

試験本番で出題される問題は「過去問と全く同じ」ではない

技術士二次試験の傾向として、同じようなキーワードや社会背景(インフラ長寿命化、DX、カーボンニュートラルなど)をテーマにした問題は何度も出題されます。
しかし、「問われ方(要求事項や前提条件)」が完全に一致することは絶対にありません。

例えば、「インフラの老朽化対策における課題」を問う問題であっても、ある年は「維持管理の効率化」に焦点を当て、別の年は「財政的・人材的制約」を前提とするなど、毎年角度を変えてきます。暗記した論文をそのまま吐き出すだけの勉強法では、こうした「細かな変化」に対応することは不可能なのです。

技術士二次試験で必須となる「カレーライス理論」とは?

では、限られた勉強時間の中で、どうすればあらゆる初見の問題に対応できるようになるのでしょうか?その答えが、当講座が提唱する「カレーライス理論」です。

カレーの作り方を「理解」していれば、どんなカレーでも作れる

料理に例えて考えてみましょう。あなたが「ビーフカレーの作り方」をただ丸暗記しているとします。レシピ通りに作れば、美味しいビーフカレーは作れるはずです。

しかし、ある日突然、お客様から「ポークカレーを作ってほしい」と言われたらどうでしょうか?

「理解」して暗記している人:「カレーライスの基本は、肉と野菜を炒めて、水で煮込んでカレールーを溶かすことだ」と理解しているため、牛肉を豚肉に変えるだけで、難なくポークカレーを作ることができます。
■「丸暗記」しかしていない人:「ビーフカレーの作り方」という独立したデータしか持っていないため、「ポークカレーの作り方は覚えていないから作れない」となってしまいます。

カレーの基本構造(作り方のプロセスや調味料の役割)を正しく理解していれば、具材がチキン、シーフード、温野菜、サバ、トマトに変わろうとも、応用を効かせてすべてのカレーライスを作ることができます。これこそが「カレーライス理論」の神髄です。

論文も同じ:基本の型を「理解」すれば、あらゆる問題に応用できる

技術士の論文作成も、この料理のプロセスと全く同じです。材料(技術的キーワードや個別施策)が異なるだけで、論文の組み立て方や論理の展開方法(作り方)はほぼ共通しています。

例えば、建設部門における「i-Construction(ICT施工)」についての模範論文をただ暗記するのではなく、「なぜこのプロセスで生産性が向上するのか」「どのようなボトルネックを解消しているのか」という根本的なメカニズム(構造)を理解して暗記するのです。これができていれば、本番で「防災・減災におけるDX推進」という異なる角度から問われても、暗記した知識の「肉」を「魚」に変える感覚で、題意に完璧に合致した論文へ加工することができます。

「メニューの組み合わせ」で初めて見る初見の問題にも対応可能に

カレーライスだけでなく、「おソバ」「お好み焼き」「ラーメン」「ハンバーグ」など、いくつかの基本メニューの作り方を正しく理解して暗記していくと、ある一定量を超えた段階で驚くべき変化が起きます。

それは、「初めて見るメニュー(初見の複雑な複合問題)であっても、自分が持っている基本メニューの組み合わせで作れるようになる」という現象です。なぜなら、使用する調理器具(論理的思考法)や基本食材(共通的な専門知識)は根底で繋がっているからです。これにより、試験本番でどんな難問が出題されても、慌てずにA判定の論文を構築することが可能になります。

暗記の前に不可欠な「表現の法則(理解→暗記→考える→表現)」

合格論文を安定して執筆するためには、勉強のステップを正しい順序に進める必要があります。これを当講座では「表現の法則」と呼んでいます。

学習のステップ不合格になる人のパターン一発合格する人のパターン(表現の法則)
1. 理解✕ スキップ(読んだだけで分かった気になる)◯ 徹底的になぜ?を突き詰め、本質を掴む
2. 暗記◯ 文字面だけをそのまま丸暗記する◯ 構造や基本の「型」をセットで覚える
3. 考える✕ 思考停止(覚えたことを思い出すだけ)◯ 出題者の「オーダー」に合わせて加工する
4. 表現▲ 題意のズレた論文をそのまま出力◯ 完璧にカスタマイズされたA判定論文を出力

勉強しているのに落ちる人が陥る「暗記→表現」の罠

不合格を繰り返す人は、上の表にある「1. 理解」と「3. 考える」を完全にスキップしています。彼らの脳内プロセスは「暗記したものをそのまま表現する」という直線的なものになっています。これでは、少しでも問題の設定が変わっただけで対応できなくなります。「勉強時間は誰よりも長いのに結果が出ない」という悲劇は、このステップの欠落によって生まれるのです。

レベルが上がるほど試されるのは「暗記力」ではなく「思考力」

技術士試験は、一次試験、二次試験、そして総合技術監理部門と難易度が上がるにつれて、問われる能力の比重が「暗記力」から「思考力」へと完全にシフトします。二次試験の採点委員が求めているのは、「どれだけ物知りか」ではなく、「与えられた制約条件下で、技術士としていかに最適な解決策を導き出せるか」という思考のプロセスです。したがって、知識の詰め込みだけで合格することは絶対に不可能です。

出題者の意図(要求事項・前提条件)を料理の「オーダー」に例える

試験問題の文脈を読むことは、飲食店でお客様から注文を受けることに似ています。お客様が「大盛りで、かつ辛口のカレーをください」と言っている(=問題文で前提条件や評価軸が指定されている)のに対して、自分が作り慣れているからといって「普通の甘口ビーフカレー」を出したら、どれだけ味が良くても突き返されるでしょう。

問題文の要求事項を1つも漏らさず、指定されたオプションを確実に盛り込んで料理(論文)を完成させること。この柔軟な対応力こそが、技術士に求められるプロフェッショナルな資質です。

「カレーライス理論」を実践し、正しく理解するための3つのステップ

それでは、今日からの勉強法をどのように変えていけばよいのか、具体的な3つの実践ステップを解説します。

ステップ1:自分の理解が正しいかを「自問自答(確認)」する

模範論文や参考書を読んだ際、次の問いを自分に投げかけてみてください。

■「なぜ、この課題に対してこの解決策でなければならないのか?」
■「この施策を行うことで、どんなリスクが副次的に発生するのか?」

これらに自分の言葉で明確に根拠を説明(確認)できないのであれば、それは「理解」ではなく、ただ「文字を眺めただけ」の状態です。まずは徹底的に自問自答し、仕組みを腑に落とす習慣をつけましょう。

ステップ2:常識をアップデートし、技術士の視点を取り入れる

多くの受験生は、日々の業務で培った「いち担当者としての常識」のまま論文を書いてしまいます。しかし、技術士に求められるのは、より高所から俯瞰した「指導者・専門家としての視点」です。学校や会社で教え込まれた既存のルールや常識を鵜呑みにせず、「技術士としての資質(コンピテンシー)」に沿った視点へと自身の常識をアップデートする必要があります。

ステップ3:第三者の「論文添削」を活用して軌道修正する

ステップ1の「確認」において、最大の壁となるのが「自分の理解が本当に正しいかどうかは、自分一人では判断できない」という点です。間違った理解のまま暗記を進めてしまうと、努力がすべて水の泡になりかねません。

ここで極めて有効なのが、すでに技術士の視点を持っているプロによる「論文添削」です。客観的なフィードバックを受けることで、自分では気づけなかった論理の飛躍や理解のズレを瞬時に修正することができます。

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技術士受験対策

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1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
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まとめ:「理解」を伴う勉強に変えれば、技術士試験は1回で合格できる

技術士二次試験は、決して「超人的な暗記力」が必要な試験ではありません。本質的な仕組みを正しく「理解」し、それを最小限の型として「暗記」し、題意に合わせて「考え」、的確に「表現」する。このプロセスさえ身につければ、どんな問題が出題されてもA判定を勝ち取ることができます。

暗記の沼から抜け出し、次の試験で確実に合格を決めたい方は、ぜひ当講座の個別指導や無料メルマガを活用し、あなたの常識を「技術士の常識」へとアップデートさせていきましょう!

参考:日本技術士会

この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

技術士一次試験、技術士二次試験、技術士総合技術監理部門とすべて1回で合格しました。
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