技術士二次試験に合格する「価値観」の変革とは?100人に3人の狭き門を突破する思考法と勉強法

そら
目次

はじめに:なぜ努力しているのに技術士試験に落ち続けるのか?

「毎日何時間も机に向かって勉強しているのに、なぜか技術士二次試験に合格できない……」

「過去問の解答例を必死に暗記しているのに、本番の論文で評価されない……」

このように悩んでいませんか?

技術士試験(二次試験・総合技術監理部門)は、単に知識の量を競う試験ではありません。最終的な合格率や、一次試験からの累積合格率を考慮すると、合格できるのは「100人に3人程度」とも言われる非常に狭き門です。

多くの方が不合格のループに陥ってしまう最大の原因は、勉強時間の不足でも、地頭の悪さでもありません。実は、あなた自身の中に深く根付いている「古い価値観(ホーム)」が、合格を阻んでいるのです。

本記事では、難関と言われる技術士試験を突破するために不可欠な「価値観のアップデート」について、心理的メカニズムと具体的な実践ステップを交えて徹底的に解説します。

参考:日本技術士会

一度身につくと変えられない「自分の価値観(ホーム)」の恐怖

服選びやおじさんの服装にみる「価値観」の正体

人は誰しも、無意識のうちに自分の「価値観」に基づいて行動しています。

例えば、あなたが普段着る服を選ぶとき、何を基準にしているでしょうか? 値段、素材、色、デザインなど様々ですが、最終的には「自分に似合う」「落ち着く」という基準、つまり自身の価値観で選んでいるはずです。

この価値観が形成されるのは、多くの場合20歳前後、自分で服を選び始めた時期です。そして恐ろしいことに、価値観」は一度身に付いてしまうと、後から変えることが非常に困難になります。

街で見かける年配の方の服装が、どこか「その方が若かった頃の流行」を引きずっているように見えるのもこれが原因です。時代とともにトレンドが変わっても、自分自身の「服装に対する価値観」をアップデートできないため、結果として時代に取り残された服装になってしまうのです。

「価値観」=「居心地のいいホーム」

この価値観は、ビジネスや勉強においては「ホーム(慣れ親しんだ文化)」と言い換えることができます。

アウェイの環境: 小規模な会社に勤めている方が、大企業の役員会議に出席すると強い緊張やストレスを感じます。これは文化(価値観)が異なる「アウェイ」にいるためです。
■ホームの環境: 逆に、いつもの職場に戻ると、無意識の行動や考え方が周囲と同期しているため、安心感と居心地の良さを感じます。

人間には、この居心地のいい「ホーム」にしがみつこうとする強力な本能(ホメオスタシス)があります。しかし、技術士試験においてはこの本能こそが最大の敵となるのです。

技術士試験が求める「価値観のアップデート」とは?

なぜ「暗記中心のホーム」から脱却できないのか?

私たちは小学校、中学校、高校、そして大学や多くの資格試験を通じて、一貫して「知識を暗記し、正しい答えを吐き出す」という教育を受けてきました。

そのため、多くの受験生にとって、試験勉強の「ホーム」は「暗記」になっています。

しかし、技術士試験(特に二次試験や総合技術監理部門)では、難易度が上がれば上がるほど、暗記した知識の量は重要視されなくなります。試験官が厳しくチェックしているのは、以下の3点です。

1.論理的な考え方(思考プロセス)
2.実務における問題解決能力と課題抽出能力
3.技術者としての適切なコミュニケーション能力(論文を通じた対話)

以下の表は、一般的な試験(あなたが慣れ親しんだホーム)と、技術士二次試験(これから移行すべき新しいホーム)の要求される価値観の違いを比較したものです。

一般的な試験と技術士二次試験の「求められる価値観」の比較

評価項目一般的な資格試験・一次試験(古いホーム)技術士二次試験・総監部門(新しいホーム)
主な評価対象知識の暗記量、数式の計算能力、正誤判定思考プロセス、課題解決力、専門家としての見解
問題の性質答えが一つに定まっている(客観式など)答えが一つではない(記述式・論文形式)
求められる役割優秀な「作業者・担当者」としての知識指導的な「技術リーダー・管理者」としての視点
不合格の原因勉強量(暗記)の不足「古い価値観(暗記・担当者視点)」のまま書くこと

多くの受験生が何回受験しても不合格になるのは、この表の左側(古いホーム)に引きこもったまま、右側(新しいホーム)のルールで戦おうとしているからです。結果が間違っている(不合格)のであれば、行動が間違っています。そして、行動が間違っているのは、その根底にある「考え方(価値観)」が間違っているからに他なりません。

価値観を変え、結果を変える「結果の法則」

思考や行動がどのように結果に結びつくのか、そのメカニズムは以下のシンプルな法則で表すことができます。

価値観⇒考え方⇒行動⇒結果

技術士試験の合格という「結果」を手に入れたければ、小手先のテクニック(行動)を変えるだけでは不十分です。その源流にある「価値観(ホーム)」を根本から大きく書き換える(アップデートする)必要があります。

しかし、長年培ってきた価値観を自分の力だけで変えるのは至難の業です。人間は無意識のうちに元の居心地の良い状態に戻ろうとするからです。

では、どうすれば効率的に価値観をアップデートできるのでしょうか?

確実に「ホーム」を書き換えるための3つの実践ステップ

自分自身の価値観を強制的に変え、技術士合格にふさわしい「脳」へと進化させるための具体的なステップは以下の通りです。

【ステップ1】自己認知(古いホームにいる自分を自覚する)

【ステップ2】環境の強制変更(正しい「合格の法則」に身を浸す)

【ステップ3】徹底的な反復(新しいホームを無意識レベルまで落とし込む)

自己認知

まずは、「自分は今、間違った古い価値観(暗記至上主義、担当者目線)で論文を書いているかもしれない」と強く自覚することから始まります。過去の成功体験を一度捨て去る覚悟が必要です。

環境の強制変更(守破離の「守」)

自分で新しい考え方をゼロから構築しようとすると、莫大な時間がかかる上に、再び間違った方向に進んでしまうリスクがあります。最短ルートは、「すでに確立された正しいホーム(合格者の思考パターン)」をそのままインストールすることです。

徹底的な反復

一度インストールした正しい考え方を、何度も何度も繰り返し読み込み、実際に論文を書くことで、無意識に実行できるレベル(新しいホーム)まで定着させます。

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まとめ:未来を変えるために、今「価値観」を変えよう

「過去と他人に変えられませんが、自分と未来は変えられます。」

今のあなたの実力や状況は、過去のあなたの考え方と行動の積み重ね(総決算)です。であるならば、未来のあなた(技術士試験に合格している姿)を変えるためには、「今この瞬間」の考え方と行動を変えるしかありません。

「合格したから人生が変わる」のではありません。「人生を変えるために、今までの古い価値観を捨てて合格を掴み取る」のです。

限られた貴重な勉強時間を無駄にせず、次の試験で確実に合格を勝ち取るために、まずは「合格者の価値観」をインストールすることから始めてみませんか?

あなたの挑戦とパラダイムシフトを、全力でサポートいたします。

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