サラリーマンの副業はなぜ最良なのか?

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まえがき

これを読んでいる方はサラリーマンが多いと思います。
国土交通省からの労務単価引上通達で給料単価は上昇しましたでしょうか?
物価高にあわせて給料は上がりましたでしょうか?
あまり実感がない人が多いのが実情ではないでしょうか。
一方で京都や観光名所でオーバーツーリズムの問題が連日報道されています。
円安の影響が大きく、海外から見れば日本の物価は非常に安いと思います。
給料が上がらないのであれば、収入を増やすか支出を減らすしかありません。
支出を減らすのはいつでもできますが、ストレスフルに陥るのも時間の問題です。
であれば、ポジティブに考えて、収入を増やすのがベストな選択ではないでしょうか。
収入を増やすのは簡単ではありません。
巷では副業という言葉が溢れていますが、果たしてそこまで簡単でしょうか?

回答としては簡単と言えます。
皆さんには「技術士」という国家資格があります。
この士業の資格があるだけで、今すぐにでも副業が可能です。
理工学系の最高峰国家資格を存分に活用していきましょう!

参考情報:国土交通省

サラリーマンの副業

皆さんが思っている以上にサラリーマンの副業は最良です。
問題があるとすれば、サラリーマンの場合、会社が税金などのお金をしっかりと計算してくれるので、皆さんにあまりお金の知識がないことです。
是非、この機会にお金に関する勉強をしてみてください。
税金は無知の罰金であり、知らなければどんどん負担が増大します。

もちろん、公務員や会社の規定で副業禁止の方も多いと思います。
働き方改革の時代、副業が全面的に解禁される日もそう遠くはありません。
その時のために予習をしておいても損はしません。

参考情報:なぜ技術士は「働き方改革」で年収を上げられるのか?

サラリーマンには、安定した収入や福利厚生があります。
加えて、副業を開始することで副業の収入も追加となります。
さらに、必要経費を使うことで結果的に節税することも可能となります。
そのためには、個人事業主としての登録が必要です。
個人事業主とは、会社を設立せずに個人で事業を行っている人です。
ここで、事業とは仕事を繰り返し・継続して行う仕事です。
そして、年間所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。

ただし、独立技術士の7割は年間売り上げが100万円以下、300万円以上はわずかに6%という調査結果があります。
100人に1人しか、十分に生活できるだけの売り上げがないのです。
逆に考えると、100人に1人しか知らない秘密を知りたくないですか?
横浜すばる技術士事務所がその秘密を教えます。

参考情報:日本技術士会

もちろん、独立したからといってすぐに本業を辞めるのはあまりおすすめできません。
副業の収入が本業の収入を上回るには、それなりの年月がかかります。
まずは、複業という考え方で本業と副業を並行して行うのが良いかと思います。
例えば、サラリーマンの安定収入に関してどのぐらいの価値があるのか書いた記事があります。
月に20万円でも資産10億円ぐらいの価値があるとされています。
こういった考え方が根底にあると、わざわざ本業を辞める必要もないですよね。

参考情報:月給23万円の価値をナメてはいけない

所得の違い

さて、ここからは所得の違いを考えていきます。
今まではサラリーマンとしての給料である、給与所得しか考えたことはなかったかと思います。
税法上、所得区分は10種類に分けられています。
この中でも、副業をする場合は、「事業所得」「不動産所得」「雑所得」が重要となります。
なぜなら、これら3種類に該当する場合、必要経費が認められるからです。
副業をする場合、事業所得と雑所得が考えられますが、横浜すばる技術士事務所では、事業所得を推奨しています。
なぜなら、雑所得の場合、損益通算ができないからです。
この損益通算という概念がキーポイントになります。

損益通算

損益通算とは、同じ1年間に生じた利益から他の所得の損失分を差し引くことです。
ただし、他の所得と損益通算できる所得は決まっており、ここでは「事業所得」と「不動産所得」だけです。
「雑所得」は損益通算できません。
例えば、事業所得で損失が発生した場合、給与所得からその損失分を相殺することができます。

本来は事業所得で利益を出していきたいのですが、事業開始直後は経費がかかることも多く、なかなかうまくいきません。
その場合、損益通算によって給与所得を圧縮することが可能となり、税金がかかる対象の課税所得が減少します。
その結果、確定申告をすることによって、年末調整時に納めた税金が還付金として戻ってくることになります。
黒字であれば利益が増えますし、創業当初のため赤字となってしまった場合でも、還付金である程度は補填できます。

参考情報:国税庁

必要経費

必要経費ですが、イメージがわきますでしょうか?
消耗品費、接待交際費、水道光熱費、旅費交通費が一般的かと思います。
例えば、パソコン、文房具、飲食費、水道代や家賃、電車代です。
個人事業主として副業をしていれば、これらを経費として計上できます。
自宅を事務所として使う場合、水道代や家賃は家事按分での計算となります。
かかった費用総額に対して、事業に使った分だけ必要経費にするという考え方です。
例えば、1週間の内1.5日ぐらいを事業に使っているとすれば、1.5日÷7日≒20%分を計上します。
他にも、仕事をするスペースを基準として、全体面積に対する専有面積で割合を決めたりします。

サラリーマンにとって、身近で意識する経費と言えば、接待交際費で領収書をもらう時ぐらいではないでしょうか。
サラリーマンの場合は必要経費が認められていませんが、年末調整時に収入金額に応じた給与所得控除が適用されています。
給与所得控除を超えた分は特定支出控除として必要経費になりますが、申請できる人はごく少数かと思いますので割愛します。

参考情報:国税庁

20万円ルールと300万円問題

まず、20万円ルールです。
本業以外の総所得が年間20万円以下であれば、確定申告が不要となります。
ただし、1円でも利益があれば、市区町村に対して住民税の申告は必要となります。
住宅ローン控除や医療費控除を受けている人は毎年確定申告をしているかと思います。
あと、不動産を保有している場合、損益通算を目的に確定申告している人もいるかも知れません。

次に、300万円問題です。
2022年8月に国税庁が「副業収入が300万円を超えない場合は事業所得ではなく雑所得とする」と発表しました。
ただし、多くの個人事業主の生活に悪影響を与えかねない発表内容であったため、7,000件もの意見が集まりました。
最終的に、300万円という文言は削除され、帳簿書類を保存していれば事業所得に区分されるということで落ち着きました。

よって、個人事業主を開始した最初の年は、目標としてまずは20万円の収入を目指しましょう。
千里の道も一歩からという言葉にもあるとおり、小さい成功を積み重ねていくことが重要です。
20万円という数字、12か月で割り戻すと、たかだか1.7万円です。
されど1.7万円です。
毎月、可処分所得が1.7万円増えれば色々ワクワクしませんか?

あと、300万円問題も帳簿があれば事業所得として認められます。
横浜すばる技術士事務所では青色申告を推奨していますので、複式帳簿が前提です。
市販の会計ソフトを使用すればなんら難しくありません。
貸借対照表、損益計算書の概念があれば全く問題ないです。

参考情報:技術士の副業は確定申告が必要になる
参考情報:サン共同税理士法人グループ

個人事業主のなりかた

ここまで読んでくれた皆さんは、是非、一緒に個人事業主になりましょう!
よくフリーランスという言葉を聞くと思います。
フリーランスは特定の会社や団体に属さずに独立して業務を行う「働き方」を意味する言葉です。
ここでいう「個人事業主」は「継続して事業を行う個人」であり、税法上の区分を意味する言葉です。
では、どのようにして個人事業主になれるのでしょうか?
お近くの所轄税務署に開業届・青色申告承認申請書を提出するだけです。

開業届とは、個人事業を開始したことを税務署に届け出る書類です。
事業開始から1か月以内の提出が推奨されていますが、未提出による罰則はありません。
青色申告承認申請書とは、確定申告を青色で申告することを税務署に届け出る書類です。
青色申告は65万円の青色申告特別控除を受けられるので、白色ではなく青色にしてください。
原則は青色申告しようとする年の3月15日までですが、開業日から2か月以内に提出すれば受け付けてもらえます。
青色申告をする場合、開業届が必須なので一緒に提出するのが良いです。
ただし、青色申告は複式帳簿が必要なので、会計ソフトを使ってください。
専門知識がなくても簡単に複式帳簿を作成することができます。
色々な会計ソフトがありますが、個人でオンラインにおいて使用できるソフトはだいたい年間で1万円前後です。
もちろん、会計ソフトの使用量は必要経費となります。

参考情報:技術士副業講座

仕事の見つけ方

サラリーマン+副業が最良であることは、概ね伝わったのではないでしょうか。
飲食業や製造業とは異なり、技術士という士業による副業は初期費用がかかりません。
必要なのは、技術士たる皆さんの明晰な頭脳です。
こんな事例は他にはありません。

とは言っても、独立してすぐに軌道に乗せるのは困難です。
通常は新規で顧客を開拓し、マーケットを開拓し、営業をしていくということが必要です。
大丈夫です、まずは横浜すばる技術士事務所が個人事業主かつ技術士の皆さんに発注します。
副業初心者が陥りやすいのは0→1の壁でつまずくことです。
プロジェクトもそうですが、何もない無の状態から形を造っていくのは相当困難が伴います。
このスタート段階の壁を乗り越えるためにも、横浜すばる技術士事務所がバックアップします。
その次に陥るのは、仕事がなくてあきらめてしまう状況です。
うまくいかない状況が続くと、1年以内にあきらめてしまう人が大半となります。
なお、仕事の内容はフロー型と呼ばれる作業に特化した仕事ストック型と呼ばれるコンテンツ販売に特化した仕事に大別されます。
最初はブログ作成論文添削指導といったフロー型から始め、徐々にホームページ作成資料作成といったコンテンツ型に移行していくのが良いです。
拡大戦略についても、横浜すばる技術士事務所でサポートします。

参考情報:人材募集

まとめ

サラリーマン+副業について、そのメリットと事業開始の流れを紹介しました。
難しいことはありません、やった人だけに恩恵があります。
やらなければ何も始まらないどころか、人生は下りのエスカレーターなのでどんどん下っていきます。
働き方改革も始まったばかりです、中長期計画での経済的自由への切符を手に入れましょう。
横浜すばる技術士事務所で独立技術士のノウハウ、惜しみなく教えます。

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所専任講師
技術士(土質及び基礎)

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