まえがき
「働き方改革」で大幅に年収が上げられると聞いて、耳を疑った方も多いと思います。
それもそうでしょう。
残業が減ることで、残業手当が減り、年収が大幅に減少する方がほとんどではないでしょうか。
残業が減る代わりに、自分の自由な時間が増えます。
その時間を残業代の時給よりも、大幅に単価の高い仕事をすればいいだけです。
自分の時間給を上げるのには「技術士」という資格は史上最強の資格になります。
まずは「働き方改革」というものを正しく理解して、年収を上げる土台を作っていきましょう。
働き方改革とは
政府が主導しており、2019年から順次施行されています。
働き方改革の副題は、「一億総活躍社会の実現に向けて」であり、各々の事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進することが目的です。
その三本柱として、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保が掲げられています。
長時間労働の規制
多様で柔軟な働き方の実現
雇用形態にかかわらない公正な待遇
プレゼンテーションではよく「3」という数字にこだわりますが、政府も働き方改革の内容を3つに分類することで、この三本柱を特に印象づけている感があります。
この三本柱について考察してみましょう。
参考情報:厚生労働省
長時間労働の是正
自由な時間が増える
まずは労働時間法制の見直しです。
長時間労働の是正ということで、働き過ぎを防ぎながらのワークライフバランスの実現です。
長時間労働をなくして年次有給休暇を取得しやすくするということです。
特筆すべきは、70年前に制定された労働基準法における残業時間の上限を、法律で規制するという大改革です。
例外規定はあるものの、今まで上限がなかった残業時間が、法律によって上限が決められることになりました。
参考情報:厚生労働省
収入が大幅に減る可能性がある
長時間労働の是正ということは、労働時間が少なることです。
残業時間の削減です。
残業時間が減るということは、残業手当が減ることになります。
残業手当をあてにした、低給与者の残業はできなくなります。
もちろん休日出勤手当なども減ることになります。
長時間労働の是正により自由な時間は増えますが、
低収入の給与所得者は収入が激減する可能性があります。
増えた自由な時間で自分の収入を増やす必要があります。
自由な時間が増える
収入が大幅に減る可能性がある
多様で柔軟な働き方
コロナ禍で勤務形態が変わった
働き過ぎを防ぎ、自律的で創造的な働き方を希望するための新しい制度です。
コロナ禍で一気に一般的になったのが、テレワークかと思います。
現在はコロナも一段落しており、世界的には出社を要請する企業も増えてきましたが、テレワークを認めている会社も多いようです。
あとは、フレックスタイム制や高度プロフェッショナル制度がありますが、どの制度も労働時間の調整が可能であり、子育てや介護をしていても、より働きやすくなるという制度です。
最近では、男性社員の育児休業制度も充実してきているように感じます。
副業しやすい条件が整ってきた
また、副業も多様で柔軟な働き方の一つになります。
厚生労働省の実態調査によると、副業をしている人の内、正社員は5.9%程度です。
建設業で副業をしている人は全体の7.9%であり、まだまだ一般的ではない印象です。
副業内容は、専門的・技術的職業が多く、技術士も例外ではありません。
まだまだ技術士で副業をしている人は統計的にも少ないです。
すなわち、ブルーオーシャンと言えます。
今後、副業が当たり前の世の中となってから対応しているようでは遅いです。
もちろん、遅きに失するということはありませんが、難易度は上がります。
副業をする最大の理由
上記の表を見て頂ければわかりますが、本業以外に副業をする理由は「収入を増やしたい」からです。
おそらくほとんどの方が現状の収入に満足していないのだと考えれます。
お金の使い道は人によって違いますがおおむね下記のようになると考えられます。
住宅ローンの返済
結婚資金
子供の学費
老後の資金
親の介護
将来独立するための資金
自動車の購入費用
そしてこれから「働き方改革」が推進するに従って、余った時間を副業にまわす必要が出てきます。
副業で成功する人、失敗する人では生涯収入で大きな差が出てくると考えています。
収入を増やしたいのであれば、本業以外に複数の収入減を持ち、本業以外の副業をすることが前提条件になります。
副業で成功する勉強をした人が「働き方改革」の勝ち組になるのです。
技術士副業講座
横浜すばる技術士事務所ではサラリーマンを対象とした副業講座を毎年行っています。
例年、かなりの反響をもらっており、実践してもらうことで受講料はすぐに回収できる内容に仕上げています。
濃密な講義内容とするために定員は4人としていますが、例年、定員を上回る申込があります。
受講者が多くなると対応が疎かになるので先着順としていますが、技術士合格の次のステップを考えるきっかけにしてはどうでしょうか?
イノベーター理論におけるアーリーアダプターになることで、レッドオーシャンになる前に技術士を活用した副業を軌道に乗せましょう。
公正な待遇の確保
努力が正当に評価される時代になる
正規雇用と非正規雇用との不合理な待遇の差をなくすことです。
どのような雇用形態であれ、待遇に納得した上で、多様で柔軟な働き方を選択できるようにするという内容です。
雇用者の約4割は非正規雇用であり、給与は正規雇用の約7割となっています。
業務の内容や責任の程度が違うので待遇は異なると思いますが、不合理な待遇差の禁止や差別的取扱の禁止といった観点で定められています。
参考情報:厚生労働省
賃金格差が生まれる
「公正な待遇の確保」がされるということは、非正規社員であっても会社に貢献している人は収入が増え、正社員であっても会社の足手まといになる人は収入がどんどん減るということになります。
残酷ですが当たり前の社会にこれからなります。
社会に貢献する、会社に貢献する努力をしている人が正当に評価される。
そのためには常日頃からの努力の積み重ねが必要です。
努力の積み重ねが「稼ぐ技術」となり「働き方改革」の勝ち組になります。
非正規社員であっても近い将来「役員待遇」になるかもしれません。
「働き方改革」を制する者が、「経済的自由」を手に入れる
技術士は「働き方改革」で年収を大幅に上げられる資格だ!
あなたの年間の基本給を500万円だと想定します。
残業代の1時間当たりの単価は3,000円程度になると思います。
平日毎日平均3時間残業したと仮定します。
あなたの1年間の残業代は3,000円×3時間×20日×12カ月=216万円になります。
年収700万円になります。
もし「働き方改革」で残業が半分に減ると216万円÷2=108万円
年収600万円になります。
年収が100万円以上減る計算になります。
「働き方改革」の方針をまともに受けると、あなたの年収は100万円以上確実に減ります。
残業代は減りますが、自分の時間は増えます。
どのくらい増えるのかを考えてみます。
1.5時間×20日×12カ月=360時間です。
この余った時間で時給10,000円の副業をします。
10,000円×360時間=360万円になります。
つまり割のいい副業を見つければ年収が260万円程度上げられることが可能なのです。
技術士は「希少性」の高い資格です。
時給は「言い値」で決まります。
「言い値」とは自分で自分の単価を決めることができるのです。
「働き方改革」を最大限に活用することで、
あなたの年収は限りなく上昇します。
まとめ
技術士の副業というブルーオーシャンにいかに参入するかという観点でブログを連載していきます。
今後、副業が当たり前となっていく世の中にいち早く適合していきませんか?
技術士合格後は副業のやり方も横浜すばる技術士事務所で教えます。
副業でクオリティオブライフを向上していきましょう。