技術士二次試験~謎多き試験委員~

みなとみらい
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皆さま、日々の試験勉強お疲れ様です。
科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある最高位の国家資格である技術士。
難しい試験ですよね~(笑)
『今回はいけたと思ったのに、一体どんな人が採点してるんだ!?』と考えた人は少なくないのではないでしょうか。
謎多き試験委員について考えてみたいと思います。

目次

試験委員は技術士である

あの難しい試験、問題を作っている人も、問題を審査する人も、採点をする人も、みーんな技術士です(笑)
そりゃ難しいですよね!
試験制度の公平・公正さを保つため、もちろん公表されていませんが皆さま技術士であり、それぞれの分野の第一線でご活躍されているような現役バリバリの技術士です。
技術士会の中から推薦され、任命されているようです。

1.試験委員は、技術士第二次試験合格者等の技術士試験の執行について必要な学識経験及 び実務経験の豊富な者とするとともに、できるだけ広い視野に立って選考するものとする。 その際、部門及び科目における試験委員の構成が特定の業種、職種に偏ることのないよう 配慮する。 なお、推薦に当たっては、所定の候補者名簿を提出するものとする。
2.試験委員は、秘密保持義務等の重要性を十分に認識し、遵守する者であり、以下の全て の条件を満たすこと。
⑴ 技術士法や指定試験機関の定める技術士試験事務規程に定める秘密保持に関する規 定等を正確に理解し、これを遵守すること。
⑵ 現に行っている職務が、試験委員としての適正な業務の遂行に支障を及ぼさないこ と。

⑶ 技術士試験の受験の指導等に試験委員の任期中に関与しないこと。
⑷ 試験委員の任期中には、技術士試験を受験しないこと。
3.必要に応じて関連する部門等の間で試験委員を兼務することができる。
また、部門間をまたぐ兼務については、部会長に報告し、了承を得るものとする。
4.試験委員の任期は1年以内とし、作問に係る試験委員(作問委員)を再任する場合は、 原則として第一次試験又は第二次試験のそれぞれの試験において連続して5期までとす る。
なお、連続して再任した作問委員が、退任した試験において作問委員に再任されるとき は、原則として3年以上の期間をおいて行うものとする。
5.試験委員は、過去の試験との継続性を考慮し、第一次試験は各試験科目(専門科目は各技 術部門)において、また、第二次試験は1選択科目において、原則として1名以上は前年 度の試験委員とする。
6.試験委員は、試験部会の専門委員が推薦することとし、専門委員からの試験委員の推薦 については、部会長の承認をもって、当部会の決定とする
引用:技術士試験委員の推薦方針技術士試験委員の推薦方針


是非、お友達になって色々と情報を引き出したものですが、そこは高い技術者倫理を兼ね備えておりますので諦めましょう(笑)
文部科学省_技術士分科会なる会で何やらコソコソやっているようです(笑)
参考:文部科学省技術士分科会

試験委員の構成

試験委員は3つの委員から成り立っているようです。
それぞれみていきましょう。


①作問委員:問題案の作成及び答案の採点を担当するものとする。
②審査委員:択一式の出題問題の正確性及び妥当性のチェックを行うものとする。
③採点委員:答案の採点を担当するものとする。
(注1) 口頭試験は作問委員及び採点委員が行うものとする。
(注2) 審査委員は総合技術監理部門のみで推薦が必要となる。


上記の構成で成り立っています。
また、口頭試験は作問委員及び採点委員が行うとされていますが、私が聞いたところ論文1名の受験者の論文に対して、2~3名の試験委員で採点を行い、その試験委員の方が面接まで担当するようです。
ですから、口頭試験まで進まれた方は安心して臨むことができます。
何故なら、目の前に座っている試験委員はあなたの論文に対して合格点を出してくれて、あなたを合格させようとしてくれているのです。
安心して臨んで下さい。
また、作問委員の推薦時期と作問は下記のスケジュールで行われるようです。


試験問題の質の一層の向上を図り、適切な作問を行うため、作問委員の推薦期間を令和4年12 月下旬までとし、作問委員による試験委員総会を令和5年2月上旬に開催する。これにより、問題作成期間として約3ヵ月を確保する。


2月以降に僅か3カ月程度で作成されるのですね。
私の感覚的には非常に早いと感じます。
採点委員の推薦時期と答案採点期間は下記の通りです。


採点委員の推薦期間を令和5年5月下旬から7月上旬までとする。また、答案採点期間として 約1ヵ月間を確保する。

これまた、急ピッチですね。
あまりにも前に決まっていると色々と弊害があるのではないかと思ってしまう程、急だなぁという印象です。
選ばれたー!!と言いたいところですが、お口はチャックですね(笑)
また、答案採点期間は1カ月程度とされています。
採点委員1人当たり10名程度を採点すると聞きました。
こちらもタイトなスケジュールであると感じます。
採点委員によっては、じっくり読めない方も存在すると思います。
ですから答案は誰が見ても見やすい構成を心がける、更にパッと見てもキーワードが散りばめられていることは重要ですね。
答案用紙が消しゴムの消し跡で汚れていると読む気をなくすとも聞いたことがあります(笑)
また、非常に気になる事も記述されています。


作問委員は、採点委員が当該問題の答案採点を的確かつ効率的に行えるよう、出題の目的、採点 基準等を採点マニュアルに明確に示すこと。


さ、さ、採点マニュアル!!!????
めちゃくちゃ欲しいですよね(笑)
私がこんな事を言ってはいけませんが、喉から手が出る程欲しいですよね(笑)
でも、どうあがいても手に入らないので実力で頑張りましょう!!
でも、ちょっと位見たいですね!
採点委員の好き好みで点数をつけているのはなく、きちんとした基準に沿って採点されています。
そこを押さえた論文の書き方は独学では限界があります。
必ず当講座のような、専門講座の講師に添削を依頼しましょう。
引用:令和5年度技術士試験委員(第二次試験)の推薦時期及び推薦数について(案)
参考:日本技術士会

まとめ

いかがだったでしょうか。
謎多き試験委員。。。
是非ともお友達になりたいところですが、残念ながら所属や氏名等は明らかにされていません。
ですから、技術士試験に早く合格し自らが試験委員となった方が早いです!
その1番の近道は当講座ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

技術士(建設部門ー鋼構造及びコンクリート)

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