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平成24年度総合技術監理部門択一式試験解答と解説【経済性管理】

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設問Ⅱー1ー1

工程管理に関する次の(ア)~(ウ)の記述において,適切なものと不適切なものの組合せとして正しいものを①~⑤の中から選び答えよ。
(ア)製造命令(オーダ)が投入されてから複数の作業部署を経由して完成するまでの流れを費用的側面から管理することが工程管理である。
(イ)手順計画の機能は、作業部署における製造命令(オーダ)の作業順序を決定し,作業の開始と終了の予定時刻を設定することである。
(ウ)負荷計画の機能は,製造命令(オーダ)を作業部署に割り当て,生産能力と負荷をバランスさせることである。
(ア)  (イ)  (ウ)
①  適切   適切   適切
②  適切   適切   不適切
③ 不適切   適切   適切
④ 不適切  不適切   適切
⑤ 不適切  不適切  不適切

【解説】正解④ 青本39~42ページ工程管理、手順計画、負荷計画についての出題です。青本からそのままの出題なので、確実に得点する必要があります。
(ア)×費用的側面ではなく時間的側面になります。費用的側面ならば原価管理になります。
(イ)×作業開始と終了の時刻を設定するのであれば、工程計画になります。手順計画は生産活動を行うための作業順序になります。
(ウ)○負荷計画は生産要求により必要となる仕事量(負荷工数)と処理可能な仕事量(能力工数)を均衡させることです。需要と供給のバランスを調整する計画になります。

設問Ⅱー1ー2

活動基準原価計算(Activity Based Costing ; ABC)で重要となるのが,アクティビテイ(activity)とコストドライバー(cost driver)である。活動基準原価計算に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち,適切なものの数を①~⑤の中から選び答えよ。
(ア)活動基準原価計算では,消費量や単価,稼働時間の積み上げにより原価を計算する。
(イ)アクティビティは,目的に応じて計画段階,製造段階といった段階ごとで捉えても良いし,成型工程,溶接工程といった製造段階における各工程として捉えても良い。
(ウ)コストドライバーは,大別すると資源の消費量を決める資源ドライバーとマンパワーの消費量を決めるマンパワードライバーに分類される。
(エ)アクティビティのみに注目しても,付加価値を生む活動であるかどうかの分析が可能であり,原価低減のための有効な情報が得られる。

① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

【解説】正解③ 青本49ページ活動基準原価計算についての出題です。
青本からそのままの出題なので、確実に得点する必要があります。
(ア)×これは通常の原価計算になります。
(イ)○青本からそのままの出題です。
(ウ)×ワンパワードライバーではなく活動ドライバーになります。
(エ)○青本からそのままの出題です。

設問Ⅱー1ー3

問題解決の手法に関する次の説明が示すものとして,最も適切なものを①~⑤の中から選び答えよ。
 「問題解決のための手順を有向グラフの形に表したもので,危機的状況に陥ったとき,将来起こり得るであろう重要な局面と,その結果を可能な範囲で想定し,それらの局面や結果が生じる過程を矢印線で示すことによって,要所要所で的確な判断ができるようにあらかじめ準備をするための手法である。」
①特性要因図 ②集団情報構造化法 ③親和図
④連関図   ⑤過程決定計画図(PDCA)

【解説】正解⑤ 青本34ページQC7つ道具と新QC7つ道具についての出題です。
青本からそのままの出題なので、確実に得点する必要があります。
詳しい解説は青本16ページにそのまま記載があります。

設問Ⅱー1ー4

次の条件において,生産が可能でかつ利益が最大となる製品Aと製品Bの生産量の組合せを①~⑤の中から選び答えよ。
製品Aと製品Bは,それぞれ原料X,原料Y,原料Zを用いて生産する。
 製品Aを1g生産するには原料Xを1g, 原料Yを3mℓ、原料Zを3mℓそれぞれ必要とし,製品Bを1ℓ生産するには原料Xを4kg, 原料Yを3ℓ、原料Zを4ℓ、それぞれ必要とする。
 製品Aの利益は1g当たり60円であり,製品Bの利益は1ℓ当たり16万円である。
 原料Xは108kgまで,原料Yは126ℓまで,原料Zは132ℓまでそれぞれ使用できる。
① 製品Aを生産せず,製品Bを33ℓ生産する。
② 製品Aを12 kg生産し,製品Bを24ℓ生産する。
③ 製品Aを20 kg生産し,製品Bを22ℓ生産する。
④ 製品Aを36 kg生産し,製品Bを6ℓ生産する。
⑤ 製品Aを42 kg生産し,製品Bを生産しない。

【解説】正解② 計算問題です。
この手の問題はよく出題されますが、計算が面倒なのと時間がかかるため解くのは最後にしておいた方がいいでしょう。②が生産可能で利益が最大になるのが以下の計算で分かります。


選択肢①

 XYZ利益
A0(1×0)0(3×0)0(3×0)0円(60円×0g)
B132(4×33)99(3×33)132(4×33)3,840千円(160千円×24ℓ)
材料合計13299132X超過のため生産不可
材料上限108126132 

選択肢②

 XYZ利益
A12(1×12)36(3×12)36(3×12)720千円(60円×12,000g)
B96(4×24)72(3×24)72(4×24)3,840千円(160千円×24ℓ)
材料合計108108108利益4,560千円
材料上限108126132 

選択肢③

 XYZ利益
A20(1×20)60(3×20)60(3×20)1,200千円(60円×20,000g)
B88(4×22)66(3×22)88(4×22)3,520千円(160千円×22ℓ)
材料合計108126148Z超過のため生産不可
材料上限108126132 

選択肢④

 XYZ利益
A36(1×36)108(3×36)108(3×36)2,160千円(60円×36,000g)
B24(4×6)18(3×6)24(4×6)960千円(160千円×6ℓ)
材料合計60126132利益3,120円
材料上限108126132 

選択肢⑤

 XYZ利益
A42(1×42)126(3×42)126(3×42)2,520千円(60円×42,000g)
B0(4×0)0(3×0)0(4×0)0円(160千円×0ℓ)
材料合計60126132利益2,520円
材料上限108126132 

設問Ⅱー1ー5

設備投資計画に関する次の(ア)~(オ)の記述のうち,不適切なものの数を①~⑤の中から選び答えよ。
(ア)設備投資計画は,経営戦略の一環として事業計画に基づいて策定されるものである。
(イ)設備投資計画において策定される設備投資を目的別に分類すると,取替投資,拡張投資,製品改良投資,新製品開発投資,リスク減少投資,厚生投資などに分けられる。
(ウ)設備投資計画では「投入」と「産出」を比較評価するが,ここで一般に「投入」は設備の取得費用であり,「産出」は設備が所与の技術的条件を満足しつつ稼働が維持されることで得られる収益である。
(エ)設備投資の経済性分析手法として,主として価値分析及び費用便益分析が用いられる。
(オ)設備投資計画を策定するための経済性分析では,異なる時点での資金の収支を取り扱うため,それらを等価換算して計算する必要がある。


① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

【解説】正解③ 青本56ページ設備計画についての出題です。
青本からそのままの出題なので、確実に得点する必要があります。
(ア)○青本の記載通り。
(イ)○青本の記載通り。
(ウ)×投入と算出は産業関連分析の用語です。設備計画は投資と利益が目的になります。
(エ)×資金回収期間法、原価比較法投資利益率になります。
(オ)○青本の記載通り。

設問Ⅱー1ー6

昨年の東日本大震災やタイの洪水などにより内外のサプライチェーンがあちこちで切断され,国内はもとより海外でもその影響が広がった。これを契機に,日本の企業の中で,自然災害などのリスクに対してより強いサプライチェーンを築こうと,現在のサプライチェーンやサプライチェーンマネジメントを見直す動きが見られる。検討の方向性として,この趣旨に最もそぐわないものを選び答えよ。
 ① 部素材調達先の多様化
 ② 生産拠点の分散化
 ③ 部品の標準化
 ④ ジャストインタイムの徹底
 ⑤ サプライチェーンの可視化

【解説】正解④  青本45ページサプライチェーンマネジメント、44ページJIT(ジャストインタイム)生産方式についての出題です。サプライチェーンとジャストインタイムの考え方が分かっていれば解ける問題です。
サプライチェーンとは個々の企業の役割分担にかかわらず、原料の段階から製品やサービスが消費者の手に届くまでの全プロセスの繋がりになります。この繋がりが東日本大震災やタイの洪水の影響で寸断されたことにより見直しの必要性が生じたことになります。
①○部品の調達先が1箇所だけだと、そこの工場が被災した場合に部品の入手が困難になるため調達先の多様化をはかる必要があります。
②○これも①と同じ意味合いです。
③○東日本大震災では被災地に送る飲料水などで、ペットボトルはあるがそのペットボトルに合うフタがないといった問題がありました。そのためペットボトルのフタなどは各社標準化する必要性があります。
④×ジャストインタイムは製造工程の仕組みです。
⑤○サプライチェーンを可視化し、ボトルネックを把握する必要がります。

設問Ⅱー1ー7

あるプロジェクトを行うか行わないかが検討されている。計画期間は8年で,初期投資1,200万円のほか,4年経過後に改良のための追加投資が500万円必要である。
 このプロジェクトにより,計画期間の間,毎年300万円の利益が見込まれる。このプロジェクトの計画期間全体の現在価値は,プロジェクト開始時点で評価するといくらになるか。
 最も近い値を①~⑤の中から選び答えよ。ただし,プロジェクト終了時における残存価値は0であり,上で述べたもの以外の費用や利益は考えない。また,割引率(年利率)は6%とする。なお,プロジェクトの初期投資と改良のための追加投資はいずれも年初に行い,利益については1年分の利益が各年末に一括して得られるものとする。


 ① 163万円  ② 245万円  ③ 267万円  ④ 379万円  ⑤ 700万円

【解説】正解③ 青本51ページ資金回収計画の問題です。
この手の問題はよく出題されますが、計算が面倒なのと時間がかかるため解くのは最後にしておいた方がいいでしょう。
現在の資金額P、年利率i、n年後の元利合計S、n年間の毎期末の均等資金額Mについては次の関係があります。

S=P(1+i)n=M+M(1+i)+・・・・・・・+M(1+i)n-1     (1)
M=P                 (2)

基本的に割引現在価値の問題は(2)の式を暗記していれば解答できます。
毎年300万円の利益が8年出て利息が6%なので、M=300、n=8、i=0.06を(2)の式に代入するとP=1,863が初期投資額として算出されます。
初期投資は1,200万円と4年後に500万円必要になる。
500/(1+0.06)4=396万円が初期投資時にあれば4年後500万円になるので、初期投資額は1,200+396=1,596万円になります。
1,863-1,596=267万円が投資開始時の利益になります。
この問題は労力が多く時間もかかるので、解けそうでも勇気をもって捨ててください。

設問Ⅱー1ー8

品質保証は,顧客や社会から要求される製品やサービスが,品質要求事項を満たすことについての十分な信頼感を供するために行われる計画的かつ体系的な活動である。
 企業などの生産側が行う品質保証活動に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち,不適切なものの数を①~⑤の中から選び答えよ。
(ア)品質保証活動の目的は,消費者が安心して製品を購入でき,購入後も消費者が期待する期間中その製品が確実に機能することを保証することにある。
(イ)消費者に安心して製品を購入してもらうためには,まず消費者の要求に合致した品質の製品を提供することであるが,それに加えてビフォアサービスとアフターサービスを実施する必要がある。
(ウ)品質保証活動は,企画,開発・設計,生産準備,生産,流通,販売・サービス,廃棄・リサイクルなど全ての生産活動の段階に関係する。
(エ)確実な品質保証を行うためには,顧客重視の考え方のもと,全組織において活動を徹底することが重要であり,その方法として,開発・設計における品質保証,工程管理による品質保証,検査による品質保証などかある。

① 0  ② 1  ③ 2  ① 3  ⑤ 4

【解説】正解① 青本35ページ品質保証の問題です。
青本の記載そのままなので確実に得点する必要があります。
適切なものの数、もしくは不適切なものの数を選ばせる問題は、ひとつひとつの選択肢自体が簡単な場合があります。明らかに不適切であるもの以外は適切と判断したほうがいいでしょう。


設問は技術士会ホームページよる参照しています。

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