設問Ⅰー1-17
情報システムのTCO(総所有コスト;TotaI Cost of Ownership)に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① TCOとは,情報システムの維持・管理など導入後にかかる費用を総合的に捉えた概念であり,それら費用の削減を目指して取り入れられたものである。
② 情報システムを利用して在庫や販売などのデータ分析を行うための費用は,TCOに含まれる。
③ 情報システムに接続された業務用パソコンのウイルス対策ソフト購入費などのウイルス対策費用は,TCOに含まれない。
④ サーバ稼働状態の監視や障害発生時の迅速な復旧などによりサーバの稼働率を向上させることは,システムダウンによる損失を減らすことに繋がり,TCOの削減に寄与する。
⑤ サーバ統合は,サーバ数を減らすことによる導入費用の削減には寄与するが,サーバ統合により維持・管理費用を減らすことはできないので,TCOの削減には寄与しない。
【解説】正解④ 青本98ページ情報システムからの出題です。
総所有コストは導入費用のみならずランニングコストまで含めたものです。
① 導入後の費用だけでない。×
② 導入、維持・管理に掛かる費用なので分析費は含まない。×
③ ウイルス対策は維持管理費用になる。×
④ ○
⑤ サーバーを減らせば当然、維持管理費用も少なくなる。×
設問Ⅰー1-18
知的財産権に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 特許法は,自然法則を利用した高度な技術的思想の創作のうち,物(プログラム等を含む。)の創作のみを保護の対象とする。
② 実用新案法は,自然法則を利用した技術的思想の創作のうち,物を生産する方法に係わる創作と物品の形状,構造又は組合せに係わる創作を保護の対象とする。
③ 意匠法は,動産としての物品及び不動産としての建築物の形状,模様若しくは色彩又 はこれらの結合であって,視覚を通じて美感を起こさせるものを保護の対象とする。
④ 特許権と意匠権の保護期間はどちらも出願から20年であり,実用新案権の保護期間 は出願から6年である。
⑤ 実用新案権として設定登録された後でも,登録出願から一定期間内であれば,その実 用新案登録に基づいて特許出願をすることができる。
【解説】 正解⑤ 青本100ページ知的財産権からの出題です。
① ~のみ⇒限定的な表現は×の選択肢です。×
② 実用新案法は、物品の形状、構造または組み合わせに関して考案です。物を生産する方法に係わる創作が間違いです。×
③ 意匠権は美感・新規性・創作性のある物品の形状・模様・色彩に関するデザインになります。×
④ 実用新案権は10年です。青本には6年と書いていますが保護期間が改正されました。
⑤ ○
設問Ⅰー1-19
特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)では, 営利を目的とする団体及び営業を営む場合における個人である送信者が,自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として送信する電子メールを,「特定電子メール」として定めている。この特定電子メールに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① あらかじめ同意した者以外に特定電子メールを送信することは,原則として禁止されている。
② 営業上のサービス・商品等に関する情報を広告又は宣伝しようとするウェブサイトへ誘導することが目的である電子メールは,特定電子メールに該当する。
③ 広告・宣伝メールを送信するための同意の取得・確認のために送信される電子メールは,特定電子メールに該当しない。
④ 特定電子メールには,受信拒否の通知ができる旨の表示をするとともに,受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレス等の表示が義務付けられている。
⑤ 特定電子メールには,苦情・問合せなどを受け付けることができる電子メールアドレス等の表示が義務付けられている。
【解説】正解③ 青本外から特定電子メール法の出題です。
この法律は、一時に多数の者に対してされる特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることにかんがみ、特定電子メールの送信の適正化のための措置等を定めることにより、電子メールの利用についての良好な環境の整備を図り、もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
あらかじめ同意した者以外に特定電子メールを送信することは,原則として禁止されているのですから、その同意を取り付けるメールも当然特定電子メールに該当します。
設問Ⅰー1-20
次の記述は,WWW(World Wide Web)に関連した用語SSL/TLS,CGI,Cookie(クッキー),HTML,URLのいずれかの説明である。このうち,SSL/TLSに該当するものはどれか。
① データを暗号化して送受信するのに使われるプロトコルであり,Webページのデータ転送にも利用される。
② Webページを記述するための言語であり,文書の論理構造や表示の仕方などを表現できる。
③ Webページなど,インターネット上に存在するデータやサービスなどの位置を記述するための形式である。
④ Webサーバ上のプログラムを,Webブラウザなどからの要求に応じて起動させるための仕組みである。
⑤ Webサーバが,Webブラウザを通じて,Webページを閲覧したユーザのコンピュータヘ一時的にデータを書き込んで保存させる仕組みである。
【解説】正解① 青本118ページインターネットの利用からの出題です。
① SSL/TLS ②HTML ③URL ④CGI ⑤Cookie
設問Ⅰー1-21
情報管理に関連する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① データマイニングとは,コンピュータを利用して膨大なデータの中から役に立つ情報パターンを発見する技術である。
② オープンデータとは,誰でも自由に入手,加工,利用等することができるよう公開されたデータであり,我が国の行政機関でも公共データのオープンデータ化か進められている。
③ M2Mとは,ネットワークに繋がれた機械同士が人間を介在せずに相互に情報交換し,自動的に最適な制御が行われるシステムのことをいう。
④ ビッグデータとは,様々な種類・形式が含まれており,ボリュームが膨大で,従来の市販されているデータペース管理ツールや従来のデータ処理アプリケーション,従来のデータペース構造で処理が困難なデータのことをいう。
⑤ いわゆるマイナンバーとは,社会保障,税等の分野で行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号であり,民間企業では取り扱うことができないものである。
【解説】正解⑤ 青本外から情報管理全般からの出題です。
マイナンバー制度は社会保障、税、災害対策の分野で行政手続きを行なうモノです。
民間企業も扱います。もし扱えないのであれば弊害がないため設問にはなりません。
その意味が分れば解ける問題です。
設問Ⅰー1-22
次の(ア)~(エ)の記述のうち,情報セキュリティに留意した行動として不適切なものの数はどれか。
(ア)発信者名が知人であるメールアドレス変更通知に添付されていたファイルを,ウイルスチェックを行うことなく開いた。
(イ)システム管理者を名乗る人から,システムに障害が発生したため利用者の再登録が必要との電話があり,利用者IDとパスワードを聞かれたが答えなかった。
(ウ)情報漏えいを発見したので,直ちに上司や管理者に連絡した。
(エ)職場の駐車場で拾ったUSBメモリの所有者を確認するために,職場のネットワークに接続されたパソコンに挿入した。
① 0 ② 1 ③ 2 ④ 3 ⑤ 4
【解説】正解③ 青本121ページ情報セキュリティからの出題です。
知識問題というよりはセキュリティポリシーが理解できていれば解ける問題です。
(ア) 発信者が知人になりすましている可能性があるので、ウィルスチェックをする必要があります。×
(イ) 電話主がシステム管理者になりすましている可能性があるのでIDとパスワードを教えてはいけません。○
(ウ) 当然、上司やその関係者に連絡を入れます。○
(エ) 意図的にウイルス等を仕掛けたUSBを駐車場に落とした可能性があるので、ネットワークに接続されたパソコンに接続してはいけません。×
設問Ⅰー1-23
緊急時の特徴と情報収集に関する次の(ア)~(オ)の記述のうち,不適切なものの数はどれか。
(ア)緊急事態が発生した場合には,通常業務と異なる状況において活動することになるため,通常ではありえない行動をとってしまう可能性があることを考慮する必要がある。
(イ)緊急事態としては,自然災害以外にも危険物の漏洩や製品への異物混入,情報リスクに関する被害など,様々なものを考えておく必要がある。
(ウ)緊急時に迅速な情報収集を行うためには,具体的な緊急事態となる事象を検討し,その事象をできるだけ早く発見するための仕組みを構築することが重要である。
(エ)緊急時には,判断における不確定要素が増大するため,収集可能な情報は,その種類・内容にかかわらずできるだけ多く収集することが必要となる。
(オ)緊急時には,物的被害や機能被害が発生する可能性があり,時間をかけて現場に人を派遣していたのでは,時間的に間に合わない場合もあるため,緊急時に確実に機能し迅速な情報収集が可能な方法を検討しておく必要がある。
① 0 ② 1 ③ 2 ④ 3 ⑤ 4
【解説】正解② 青本105ページ緊急時の特徴と情報収集からの出題です。
(エ) 収集可能な情報は,その種類・内容にかかわらずできるだけ多く収集すること
⇒緊急時に利用出来ない情報が氾濫することは情報分析や判断における不確定要素がするため、事前にその種類や内容は事前に検討しておく。×
設問Ⅰー1-24
スマートフォンの業務利用に関する次の記述のうち,情報セキュリティ確保の観点から最も適切なものはどれか。
① 重要な業務データは,本体のメモリではなく,SDカード等のフラッシュメモリに保管する。
② セキュリティソフトを導入し,パターンファイルを最新に保つことで,アプリをインストールする際のアクセス許可の確認を不要にできる。
③ 通信費を削減するため,提供元が不明であっても,無料で使える無線LANスポットを利用する。
④ 同一部門内であっても1台のスマートフォンを複数の人で共同利用しない。
⑤ アプリが素早く使えることがスマートフォンの利点であることから,デバイスのロックのためのパスワード等は無しにするか,簡単に入力できるものにする。
【解説】正解④ 青本121ページ情報セキュリティからの出題です。
知識問題というよりはセキュリティポリシーが理解できていれば解ける問題です。
① SDカードなどはデータの完全消去が難しい場合があります。本体メモリに保存してデータの暗号化対策を行ない、紛失したときのために位置情報の確認サービス等のアプリの利用をします。×
② アクセス許可の確認を不要にすると、不正なアプリをダウンロードする可能性があります。×
③ 提供元が不明で無線LANを利用すると、情報が漏洩する可能性があります。×
④ ○
⑤ パスワードを簡略化すると情報漏洩の可能性が高くなります。また紛失時もスマートフォンを不正利用される可能性が高くなります。
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