【技術士一次試験】国内最高位の技術者になろう!

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技術士とは

技術士法に基づく国家資格であり、「科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた優れた技術者」と定義されています。
技術者にとって最も権威がある最高位の国家資格と言えます。

では、そんな最高峰の国家資格にどうすれば挑戦できるのでしょうか?
法学部最高峰の弁護士は、法科大学院で2年あるいは3年間勉強する必要があります。
医学部最高峰の医師は、6年生大学の医学部医学科を卒業する必要があります。
理学部・工学部最高峰の技術士は、一次試験合格後の実務経験(条件によって4年あるいは7年以上)が必要です。
なお、実務経験は「計画・研究・設計・分析・試験・評価・これらに関する指導」に該当している必要があります。
弁護士・医師との違いは、学歴不問ということです。
法律の規定にもあるように、実務経験が求められる点が弁護士・医師とは異なっています。
技術者倫理は言わずもがなです。

参考情報:日本技術士会

技術士一次試験

技術士になるためには一次試験の合格が必要と書きました。
ただし、指定された教育課程の修了者であれば、一次試験合格者と同等であるとして、一次試験が免除となります。
建設部門は数多くの大学・高専がこの認定を受けていますので、文部科学省のホームページを確認してみてください。

さて、技術士の一次試験ですが、今年度は令和5年11月26日(日)に筆記試験があります。
筆記試験と言いながらも、マークシート形式(五肢択一式)です。
基礎知識に関する試験なので、高度な専門知識の土台となる知識を広く浅く求める試験と思ってもらえればと思います。
二次試験の勉強とは違い、勉強の範囲が広いため、人によっては不得意な試験形式かも知れません。

試験は、基礎科目、適性科目、専門科目の3科目です。
午前中に基礎科目(1時間、15点満点)と適性科目(1時間、15点満点)、午後に専門科目(2時間、50点満点)です。
合否決定基準はいずれの科目も50%以上を得点することです。

なお、専門科目の技術部門は20部門あり、令和4年度の受験者全体に対する合格率は42.2%です。
今年度の合格率も50%前後の概ね同じ数字になることが予想できます。
ちなみにですが、申込者に対する受験率は73.4%です。
申し込んだものの、何らかの理由で受験しない・できない人が実に26.6%もいるのです。
圧倒的に建設部門の受験者が多いものの、申し込んだら受験はするようにしましょう
あと、受験者の平均年齢は33.2歳なので、年をとってもチャレンジができる試験です。
志を立てるのに遅すぎることはありません。

参考情報:文部科学省
参考情報:日本技術士会

技術士一次試験の合格発表後の準備

合格発表は令和6年の2月下旬です。
技術士一次試験を受験している皆さんは、二次試験突破も当然検討していると思います。
では、二次試験の申込ですが、いつから始まるか把握していますか?
例年、4月の初旬から始まり、申込受付期間は2週間しかありません。

で?

と思った方、一次試験合格後は急いで準備してください!
技術士二次試験の申込書はただの申込書ではありません。
申込には業務経歴票という書類が必要になりますが、実はこの書類の作成段階から試験は始まっています!と認識してもらっても過言ではありません。

なぜか?

二次試験合格後は口頭試験に進みますが、口頭試験での大半の質問はこの業務経歴票から問われます。
すなわち、内容が簡素であったり、記載内容に疑義が生じたりするような書き方であれば、口頭試験において無駄な質問に時間を割かれることになります。
試験時間は原則20分で最大10分の延長が可能なようですが、各受験生の試験開始時刻は20分ごとに割り振られていることから、延長はレアケースだと思います。
よって、口頭試験の合否を判断する上で確認されるコンピテンシーに関する質問に十分な時間を取れず、実力を出し切る前に不合格が決まってしまいます。
せっかく合格率10%程度の二次試験の筆記試験に合格したのに、合格率90%程度の口頭試験で不合格になるのはもったいなくないですか?
技術士一次試験に合格してこのブログに辿り着いたのであれば、すぐに準備を開始してください。
実務経験が足りているのであれば、一次試験合格に続けて二次試験にもチャレンジです。
破竹の快進撃のサポート、横浜すばる技術士事務所で承ります。

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技術士で年収1千万

無事に技術士に合格した暁には、技術士で副業ができます。
これ、すごくないですか?
時間とお金に余裕ができれば夢が拡がりませんか?
政府主導の働き方改革も始まっており、残業時間が減った分を技術士の副業にあてることも容易となります。
例えば、日経転職版の役立つ資格ランキングの7位に技術士(建設部門)がランクインしています。
そして、技術士二次試験は毎年3万人程度が申し込み、最終的な合格率が10%程度です。

ということは?
そうです、需要が常にあり、マーケットが非常に大きいのです。
技術士合格後は横浜すばる技術士事務所で一緒に働きましょう!

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参考情報:厚生労働省
参考情報:日経転職版

まとめ

技術士一次試験に合格した方は二次試験の業務経歴票作成に備えてください。
業務経歴票はいわゆる小論文であり、準備が早ければ早いほど合格に近づきます。
さらに、技術士という国家資格があれば次のフェーズにも進めます。
横浜すばる技術士事務所で、、叶えましょう!

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所専任講師
技術士(土質及び基礎)

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