必須科目対策!出題テーマを考える~その1~

横浜ベイブリッジの夜景。
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皆さま、日々の試験勉強お疲れ様です。
技術士二次試験の受験申込受付が始まりました。
あっという間に締め切りがきますので、早めに申し込まれて下さい。
さて、今回は技術士二次試験のなかで最も重要と言われる必須科目のテーマやキーワードについて考えてみたいと思います。
何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。
皆さまの参考になれば幸いです。
予め断っておきますが、ご紹介した内容が必ず出題されるとは限りませんので、その辺りはご承知下さい!

目次

社会資本整備

最初のテーマは『社会資本整備』。
建設部門で技術士を目指される方々にとっては、外すことのできない重要なテーマです。
ネットで検索すると、いくらでも情報が出てきます。
参考:国土交通省
参考:財務省
国土交通省だけでなく財務省等の省庁からも公表資料が出されています。
情報収集はしやすいと思いますが、あまりにも情報が多いのでネットサーフィンになることもしばしば(笑)
やみくもに検索して情報を収集するのではなく、社会資本整備に係わる背景や計画、施策等のキーワードを意識する事が重要と考えます。
これは他のテーマでも共通して言えることです。
キーワード
1.社会インフラのストック効果・フロー効果
社会資本整備において外せない、非常に重要なキーワードです。


ストック効果:整備された社会インフラが機能することで、移動時間が短縮する等の生産性が向上したり、安全性が向上する生活の質の向上等、継続的に中長期にわたり得られる効果。
フロー効果:社会インフラ整備のための事業自体が、雇用を誘発したり材料の購入、機械の調達等、短期的な経済効果をもたらすもの。

参考:国土交通省道路:道路のストック効果 – 国土交通省


用語の定義はもちろんのこと、具体的にどのような取組みを実施することでストック効果の最大化が図れるのか整理しておく必要があります。

2.我が国の財政状況
このキーワードも非常に重要です。
何かを整備するうえで欠かせないのが『お金』。
しかし我が国の財政状況は厳しい状況が長く続いています。
そのようななかでも、待ったなしに老朽化していく社会資本、激甚化する自然災害、迫りくる巨大地震。。。
何でもかんでも、お金を使おう!!ではなく、何に予算を投下するか選択しそこを集中的に整備する。
あるいは、今ある社会インフラの機能を最大限発揮できるような技術の活用等、厳しい財政状況においても社会資本は整備していかなければいけません。
具体的な取組みも含めて整理する必要があります。
特に、財政状況が厳しいという切り口(ネタ)は色々な問いに対して対応できますので、準備しておくと皆さまを助ける武器になるはずです!

3.生産年齢人口の減少(高齢化)
こちらのキーワードもかなり前から叫ばれております。
しかし、普段の生活のなかではあまり実感がないと思います。私もそうです。
しかしながら、統計を見ると生産年齢人口の減少は明らかです。

出典:内閣府
   総務省

不安になってきますね。
生産年齢人口の減少により、労働力の不足、国内需要の減少による経済規模の縮小など様々な社会的・経済的課題の深刻化が懸念されることは言うまでもありません。
ですから、生産年齢人口の減少を上回る生産性向上を図ろうと官・民・学が一体となって、先端技術の開発が行われています。
また、少子高齢化が進む地域の実情に応じた整備も求められています。
具体的な対策も含めて整理する必要があります。

社会資本の維持管理・更新

続いては『社会資本の維持管理
こちらも建設部門を目指される方にとっては、非常に重要なテーマです。
多くの公表資料がありますので、情報は容易に取得できるはずです。
社会資本整備と似たようなテーマですが、関連するキーワードも違ってきますので、違いをしっかりと理解していきたいですね。
こちらのテーマが重要と言われるようになった背景や対策等を整理することで、その他のテーマにも応用が効いてきますので是非とも情報収集しておいて下さい。
参考:国土交通省社会資本の維持管理・更新
【キーワード】
1.老朽化する社会資本
皆さまおなじみのフレーズですね。
我が国の社会資本ストックは高度経済成長期に集中的に整備され、今後急速に老朽化することが懸念されています。今後20年間で、建設後50年以上経過する施設の割合は加速度的に高くなる見込みであり、このように一斉に老朽化するインフラを戦略的に維持管理・更新することが求められています。

出典:国土交通省

そのため、戦略的メンテナンスを進めることにより中長期的な維持管理・更新に係るトータルコストを縮減しつつ、社会資本の長寿命化を図り、大規模な修繕や更新を回避することが求められています。
建設部門のなかで、『鋼構造及びコンクリート』や『道路』での合格を目指されている方は日頃の業務でも携わっている可能性が高いですので、必ず押さえておくと良いでしょう。

2.戦略的維持管理(戦略的メンテナンス)
前述した老朽化する社会資本とも関連しますが、これまでに蓄積された膨大な社会資本ストックを、限られた財政制約のなかで優先順位をつけ、どのようなタイミングで補修・更新していくかを戦略的に行っていくという考え方です。
皆さまも良く耳にする『事後保全型維持管理から予防保全型維持管理への転換』も同様です。
対策についても公表資料等で述べられているものを並べただけと思われないよう、具体的な取組事例も交えながら情報を収集していきましょう。
参考:国土交通省

3.新技術・データの活用
現状の社会資本の点検には多くの人手を要しており、多大な時間や労力がかかっているのはご承知の通りかと思います。
前述した「戦略的維持管理(戦略的メンテナンス)」や「予防保全型維持管理」を実現していくためには、維持管理手法の高度化・効率化を進めていく必要があります。
そこで注目されているのが、新技術やデータの活用です。
俗にいう「インフラメンテナンス2.0」ですね。
デジタル技術・画像技術・AI等の新技術を積極的に活用し、メンテナンスの高度化を目指そうというものです。
この辺りは鋼構造及びコンクリートで目指されている方々にとっては、得意分野ではないでしょうか。
技術革新が目覚ましいので、常に最新の動向を収集しておいて下さい。
参考:国土交通省

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「社会資本整備」、「社会資本の維持管理・更新」について考えてきました。
まだまだたくさんのキーワードがあり、全てをご紹介することができませんが、参考になれば幸いです。
今後もテーマやキーワードについて紹介していきますので、次回をお待ち下さい。
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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

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