筆記試験直前。
ここで焦って、勉強量を増やしすぎていませんか。
過去問は解いた。
キーワードも見直した。
5つの管理も一通り確認した。
それでも試験が近づくと、次のような不安が出てきます。
「択一式で、どこを最後に確認すればよいのか分からない」
「記述式で、5つの管理を書き漏らしそうで不安だ」
「新しい教材を見た方がよいのか、過去問を見直した方がよいのか迷う」
総合技術監理部門の直前期は、やみくもに新しい知識を詰め込む時期ではありません。
これまで学んできたことを、試験本番で使える形に整える時期です。
択一式試験では、単なるキーワード暗記ではなく、選択肢の不適切な箇所を見抜く力が必要です。
記述式試験では、設問要求を外さず、
5つの管理、リスク、トレードオフ、総合的判断を答案に入れ込む力が必要です。
この記事では、筆記試験直前に確認すべきポイントを、択一式と記述式に分けて整理します。
技術士第二次試験 総合技術監理部門 筆記試験直前期に大切な考え方
筆記試験直前期に最も大切なことは、学習範囲をむやみに広げすぎないことです。
直前期は、知識を増やす時期ではありません。
知識を点数に変える時期です。
直前期になると、不安から新しい教材や新しい情報に手を出したくなります。
しかし、この時期に大切なのは、新しい知識を増やすことよりも、これまで学んだ内容を確実に使える状態にすることです。
総合技術監理部門では、知識を持っているだけでは十分ではありません。
5つの管理を使って業務全体を捉え、複数の制約条件や利害関係を踏まえて、なぜその判断をしたのかを説明する必要があります。
そのため、直前期は次の3点を意識して学習すると効果的です。

直前期に学習範囲を広げすぎると、「知っていること」は増えても、「本番で使えること」が増えないまま試験を迎えるおそれがあります。
この時期に優先すべきなのは、これまで学んだ知識を、問題文の条件に合わせて引き出せる状態にすることです。
過去問を見たときに、関連するキーワードや判断の視点がすぐに浮かぶかを確認してください。
つまり、直前期の学習は知識の追加ではなく、知識の整理と取り出し方の確認です。
学習範囲を絞ることで、試験本番でも迷いにくくなります。
直前期は、完璧を目指す時期ではありません。
試験本番で大きく崩れないように、得点に直結する確認を行う時期です。
技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式試験で最後に確認すべきこと
総合技術監理部門の択一式試験では、キーワードを知っていることは重要です。
しかし、キーワードを暗記しただけでは、選択肢の正誤を正確に判断できないことがあります。
択一式試験で重要なのは、選択肢の中にある不適切な箇所を見抜くことです。
そのため、直前期は、知識力、読解力、論理力の3つに絞って確認するとよいです。

択一式で点が伸びない原因は、必ずしも知識不足だけではありません。
用語を知っていても、問題文の条件を読み落としたり、選択肢の論理的なずれを見逃したりすれば、正解にはたどり着けません。
知識力は、選択肢を判断するための土台です。
読解力は、その知識を問題文の条件に当てはめる力です。そして論理力は、理由と結論のつながりに無理がないかを確かめる力です。
この3つを分けて考えると、自分が間違えた原因を特定しやすくなります。
「知らなかった」のか、「読み違えた」のか、「論理のずれに気づかなかった」のかを整理することが、得点力の向上につながります。
択一式試験の過去問を解くときは、正解番号だけを確認して終わらせないことが重要です。
正解した問題であっても、なぜその選択肢が正しいのかを説明できなければ、本番で似たような問題が出たときに迷う可能性があります。
また、不正解肢についても、どの部分が不適切なのかを確認してください。
総合技術監理部門の択一式では、用語の一部が入れ替えられていたり、条件が過剰に断定されていたり、管理分野の考え方とずれていたりする場合があります。

直前チェックで大切なのは、正解肢を覚え直すことではなく、選択肢を判断する手順を再確認することです。
まず、キーワードの意味を説明できるかを確認します。
次に、断定表現や限定条件に注目し、選択肢の適用範囲が広すぎたり狭すぎたりしていないかを見ます。
最後に、不正解肢の誤りを一言で説明できるかを確認します。
この習慣が身についていれば、本番で初めて見る表現が出ても、落ち着いて判断できます。
択一式試験では、「なんとなく正しそう」で選ばないことが大切です。
直前期は、選択肢のどこが適切で、どこが不適切なのかを確認する練習を重ねましょう。
技術士第二次試験 総合技術監理部門 記述式試験で最後に確認すべきこと
総合技術監理部門の記述式試験では、専門技術を詳しく説明するだけでは十分ではありません。
重要なのは、設問要求を正確に読み取り、5つの管理の視点を使って、業務全体をどう管理し、どのように判断したのかを示すことです。
直前期に確認すべきポイントは、次の5つです。

記述式では、項目をすべて書けば評価されるわけではありません。
設問要求を起点として、5つの管理、リスク、トレードオフ、判断理由が一つの流れとしてつながっていることが重要です。
例えば、安全対策を強化したとき、工程や費用への影響が生じる場合があります。
その影響を認識したうえで、なぜ安全を優先したのか、または工程との両立をどう図ったのかを説明できれば、総合技術監理部門らしい答案になります。
答案を見直すときは、項目の有無だけでなく、「課題をどう捉え、何を比較し、なぜその結論に至ったか」が読み手に伝わるかを確認してください。
記述式試験で特に注意したいのは、設問要求を外さないことです。
直前期になると、あらかじめ準備した答案パターンに頼りたくなります。
しかし、問題文で求められていることとずれた内容を書いてしまうと、どれだけ立派な文章でも評価されにくくなります。
まずは問題文を読み、何を問われているのかを確認することが大切です。
そのうえで、5つの管理、リスク、トレードオフ、総合的判断を答案に入れ込んでいきます。

答案の構成は、単なる文章の順番ではなく、考え方を読み手に伝えるための道筋です。
最初に業務の目的や制約条件を示すことで、なぜその課題が重要なのかが分かります。
次に管理上の課題と対応策を示すことで、自分が何を問題と捉え、どう行動したかが明確になります。
さらに、リスクやトレードオフを示したうえで判断理由を書くと、対策を一方的に正当化するのではなく、複数の条件を比較して結論を出したことが伝わります。
この流れが、総監としての思考過程を示します。
この流れを意識すると、専門技術の説明だけで終わる答案を避けやすくなります。
記述式試験では、完璧な対策を書くことよりも、複数の制約条件を踏まえて、どのように判断したのかを説明することが重要です。
技術士第二次試験 総合技術監理部門 直前期にやってはいけないこと
筆記試験直前期には、やるべきことだけでなく、やってはいけないこともあります。
特に注意したいのは、次の3つです。

直前期に不安になると、教材を増やしたり、模範答案をそのまま覚えたりしたくなります。
しかし、これらは安心感を得やすい一方で、本番対応力を下げることがあります。
新しい教材を増やすと、重要度の判断がつかなくなり、既に理解していた内容まで曖昧になることがあります。
また、答案を丸暗記すると、設問の条件が少し変わっただけで、準備した文章が使えなくなります。
直前期は、情報を増やすよりも、自分が理解している内容を設問に合わせて組み替える練習を優先してください。
これが、初見の問題にも対応できる力になります。
直前期は、不安が大きくなりやすい時期です。
そのため、何かを追加しないと不安になることがあります。
しかし、試験本番で必要なのは、情報量の多さではありません。
問題文を正確に読み、求められている内容に対して、総合技術監理部門らしく答える力です。
直前期こそ、基本に戻ることが重要です。
技術士第二次試験 総合技術監理部門 試験本番に向けた最終チェック
試験本番に向けて、最後に確認しておきたいことを整理します。

択一式の最終確認では、知識だけでなく、試験中の判断方法と時間の使い方まで整えておく必要があります。
分からない問題に長く留まると、確実に解ける問題に使う時間が減ります。
そのため、迷った問題はいったん保留し、解ける問題を先に処理する方針を決めておくことが有効です。
また、選択肢を読むときは、用語そのものよりも、前提条件や適用範囲に注目してください。
正しそうに見える文章でも、条件が一つ変わるだけで不適切になることがあります。

記述式の最終確認は、書き漏らしを探すだけではなく、答案全体の論理が通っているかを確認する作業です。
設問で求められた内容に答え、その回答を5つの管理の視点で支え、リスクやトレードオフを踏まえて判断理由を示せているかを見直します。
特に重要なのは、結論だけが先行していないかという点です。
「なぜその対応が妥当なのか」が読み手に伝われば、答案は単なる対策の列挙ではなく、総合的な判断を示す文章になります。
このチェックリストを使うことで、試験本番で書き忘れや読み落としを減らすことができます。
特に記述式試験では、答案を書き終えた後に、設問要求、5つの管理、リスク、トレードオフ、総合的判断が入っているかを短時間で確認する習慣を持つとよいです。
まとめ
技術士第二次試験 総合技術監理部門の筆記試験直前期では、学習範囲をむやみに広げるのではなく、これまで学んだ内容を得点につなげることが重要です。

直前期に新しいことを増やすのではなく、既に学んだ内容を確実に得点へ結びつけることの重要性です。
択一式では、知識を持っているだけでなく、条件を正確に読み、選択肢の論理的なずれを見抜く必要があります。
記述式では、設問要求を起点に、5つの管理、リスク、トレードオフ、判断理由をつなげる必要があります。
両者に共通するのは、「覚えた内容をそのまま出す」のではなく、「問題に合わせて考え直す」ことです。
直前期の学習では、この判断手順を何度も確認することが、本番の安定した得点につながります。
試験本番では、最後に『問われたことに答えているか』を確認してください。
この一つの確認が、準備した知識を書くだけの答案と、設問に正面から答える答案を分けます。
択一式試験では、キーワード暗記だけでなく、選択肢の不適切箇所を見抜く力が求められます。
直前期は、知識力、読解力、論理力の3つを意識して、過去問を見直しましょう。
記述式試験では、設問要求、5つの管理、リスク、トレードオフ、総合的判断の入れ忘れを防ぐことが重要です。
専門技術を詳しく書くだけでなく、業務全体をどう管理し、なぜその判断をしたのかを説明する必要があります。
試験本番で、総合技術監理部門らしい答案を書けるように、最後まで「5つの管理で考える」姿勢を意識しましょう。
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