【技術士口頭試験】当日の心構え

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口頭試験の受験票

筆記試験に合格された場合、口頭試験の受験票が11月初旬に新たに届きます。
合格者は口頭試験の日程調整があるので、不合格者よりも通知が遅れます。
受験票の書式は筆記試験の受験票と全く同じで、試験の日時と場所が記載されています。
試験日程は12月~1月であり、受験者によって日時と場所は異なります。
試験会場は東京のみで、最近はフォーラムエイトではなく、TKP貸会議室になっているようです。
昨年はTKP市ヶ谷カンファレンスセンターTKP東京駅カンファレンスセンターが口頭試験会場だったみたいです。
どちらの会場もアクセスは良い立地ですが、地方からの受験であれば、新幹線停車駅の東京駅に近いTKP東京駅カンファレンスセンターの方が良いかも知れません。
会場を選ぶことはできませんので、TKP東京駅カンファレンスセンターであればラッキーぐらいに思っておくのが良さそうです。

参考情報:日本技術士会HP

口頭試験の前日

このブログを見ている方は、口頭試験対策はやり尽くしたかと思います。
少なくとも3回の模擬口頭試験を体験していれば恐れるものは何もありません。
それぞれのリラックス方法があると思いますが、前日はゆっくり睡眠を取り、翌日の戦いに向けてじっくり体を休めてください。
また、想定質問を頭に叩き込んだ後は、睡眠を必ず取るようにしましょう。
短期記憶は睡眠によって定着するからです。
業務経歴の説明(ショートバージョン,ロングバージョン)、コンピテンシーに絡めた回答、受験の動機、成功事例・失敗事例、3義務2責務など、頭の中に軽く思い浮かべて寝る感じです。
あと、面接開始時に受験番号を言わないといけないので、受験番号も覚えておいてください。

首都圏以外から受験される場合、前泊をおすすめします。
公共交通機関が発達した日本において、飛行機や新幹線を使えば当日移動でも試験時間に間に合うと思います。
ただ、受験時期は冬ということもあり、首都圏でも大雪となる年もあります。
大雪となれば首都圏の交通機関は簡単に麻痺します。
あるいは何か想定外のことが起きる可能性も否定できません。
せっかく口頭試験までたどり着いたのですから、受験できずに不合格という可能性は避け、前泊してリスクヘッジをしておきたいところです。
あと、服装はビジネススーツが無難です。
私服の人を見たことはありません。

口頭試験の当日

試験当日はいつもと違って早めに起きてしまう方も多いと思います。
できる限り普段と同じ生活リズムを維持することをおすすめします。
そして、忘れ物がないか確認し、出陣です。
受験票、マスク、筆記用具、ハンカチ、ティッシュ、ホッカイロ、目薬、モバイルバッテリーなどなど、前日に全て用意しておくのが精神衛生上良いですね。
なんなら、普段会社に行く時のカバンのままでいいと思います。

試験当日ですが、会場近くまで早めに行かれる方が大半だと思います。
会場内には待機部屋が設置されてますので、試験時間まで待機部屋で待つことも可能です。
ただし、部屋の雰囲気はピリピリしていますので、雰囲気に呑まれてしまいそうな方は敬遠するのも一手です。
周辺にはカフェが多数ありますので、そちらで試験時間まで待機する方も多いと思います。
コーヒーを片手にチョコレートなど少し甘いものをついばみ、糖分を補給して脳に栄養補給するのも良いかも知れません。

試験開始5分前には、試験室の前に設置された椅子に着席しておく必要があります。
否が応でも緊張感が高まる時間なので、難しいとは思いますが、緊張しすぎないようにリラックスするように努めてください。
前の方の試験時間が延長となっている場合は案内が少し遅れると思いますが、試験開始時間になると、試験室の中にいる試験委員から声をかけられますので入室してください。
部屋の中には荷物置場と椅子がありますので、入口に近い側となる椅子の横に立ち、受験番号とフルネームを、気持ち声を大にして言います。
声の大きさは自信の表れと思ってください。
その後、マスクを外した状態で本人確認があります。
コロナも5類感染症となったので、マスク着用に関してはルール変更があるかも知れません。
そして、試験官からお座りくださいと指示があった段階で座るようにしてください。
さぁ、面接開始です!

口頭試験

いよいよ最後の戦いが始まります。
コロナ全盛期の時の面接官は2名だったようですが,最近は3名程度まで面接官は増えているようです。
主に司会進行を担当する方は1名で、その他の面接官は時々質問をするイメージです。
ここで忘れて欲しくないことがあります。
主に司会進行を担当している面接官は筆記試験を採点し、合格と判断した面接官です。
つまり、味方と言っても過言ではありません。
受からせてくれるために質問をしてくれることが多いと思うので、決して持論展開や論破しようとは思わないでください。

では、どんなことが聞かれるかと言うと、概ね下記のとおりです。
専門技術力ではなく、実務遂行能力に関するアピールを念頭に回答してください。
前半の2つの項目が面接時間の大半を占めます。
・業務経歴の説明(2~3分)
・6つのコンピテンシーに関する質問
・受験の動機
・合格時の抱負
・筆記試験の反省点

試験時間ですが、基本は15分で延長しても20分です。
この15~20分の間に、技術士として6つのコンピテンシーを保有していることをアピールする時間になります。
逆に、面接の冒頭から業務の詳細を聞かれた場合、高度な専門性を業務経歴書から確認できなかったということなのでよろしくありません。
昨今の口頭試験の目的はコンピテンシーの確認であって、技術的な専門性の確認ではないからです。
もう一度言います、面接官は味方です。
質問の意図を短時間で正確かつ的確に汲み取り、自分の言葉で回答すれば大丈夫です。

口頭試験対策に関する詳細は、横浜すばる技術士事務所の模擬口頭試験で解説しています。
気になる方はこちらからお問い合わせください。

口頭試験終了後

口頭試験お疲れ様でした!
合格率は約9割ですが、十分に対策を練られたので大丈夫です、合格しています!
東京を観光するも良し、美味なランチを食べて帰るのも良し、今日ぐらいは羽をのばしてください!
ただし、口頭試験内容は記録しておくことをおすすめします。
時間が経てば経つほど人間は必ず忘れます。
面接後、待機部屋に戻って口頭試験内容を記録している人も多いです。
口頭試験内容を記録することのメリットは、後進への有用の情報提供、やり切ったことの証明、万が一の場合に備えた分析材料になることです。
後は、果報は寝て待て、です。

まとめ

口頭試験の臨場感を感じ取ってもらえましたでしょうか?
横浜すばる技術士事務所ではこの口頭試験を難なく乗り切るサポートが可能です。
毎年、技術士を輩出している実績がありますので、一緒に合格を勝ち取りましょう!

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所専任講師
技術士(土質及び基礎)

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