受験する部門と専門科目を決め受験申込の準備が終われば、筆記試験対策を行います。
筆記試験対策の準備を始めます。
受験対策の準備は簡単です。
■過去問題の入手
■模範解答の入手
基本的にこの2つを入手すれば受験対策の準備は完了です。
過去問題は技術士会のホームページで公表されています。
技術士会のホームページに公表しているということは、事前にこの過去問題を勉強しなさいという連絡になります。
受験対策をする時間を作り、何度も読んでください。
解答は作成する必要はありません。
1~2カ月くらいは過去問を何度も読んで解答すべきことを理解してください。
自分の受験する選択科目だけでなく、他の選択科目の問題も読んでください。
次に過去問題に対する模範解答を入手しましよう。
過去問題に対してどのように解答しているか、よく読んで理解します。
そして自分も試験本番で模範解答と同レベルの解答を書ければ合格することを認識してください。
模範解答を読んで理解できるようになれば、文章を暗記します。
ここでは文章の文字を一字一句丸暗記するのではなく、文章の流れを暗記します。
文章の流れが理解できれば、覚えることはそんなに難しくはありません。
そしてこの解答の暗記の量がある一定以上になれば、たいていの問題は解けるようになります。
ただし試験では同じような問題は出題されますが、全く同じ問題は出題されません。
暗記した論文をそのまま書いても合格はしません。
問題文の題意に合うように、覚えた論文を加工してください。
これを「カレーライス理論」と言います。
技術士建設部門必須科目|問題|令和2年度
Iー2我が国の社会インフラは高度経済成長期に集中的に整備され,建設後50年以上経過する施設の割合が今後加速度的に高くなる見込みであり,急速な老朽化に伴う不具合の顕在化が懸念されている。また,高度経済成長期と比べて,我が国の社会・経済情勢も大きく変化している。
こうした状況下で,社会インフラの整備によってもたらされる恩恵を次世代へも確実に継承するためには,戦略的なメンテナンスが必要不可欠であることを踏まえ,以下の問いに答えよ。
( 1 )社会・経済情勢が変化する中,老朽化する社会インフラの戦略的なメンテナンスを推進するに当たり,技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し,その内容を観点とともに示せ。
( 2 ) ( 1 )で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1っ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。
( 3 ) ( 2 )で示した解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれの対策について述べよ。
( 4 ) ( 1 ) ( 3 )を業務として遂行するに当たり必要となる要件を,技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から述べよ。参考:日本技術士会
技術士建設部門必須科目|解答|令和2年度
(1)社会資本の戦略的メンテナンス推進の課題
課題①:維持管理費に係るコストの縮減・標準化
老朽化施設の急増により、更新費の大幅増加が見込まれる。しかし、現行の事後保全型補修は高コストなため、将来財源を圧迫する恐れがある。その際には、補修実施不可による施設利用停止といった、社会的損失を招きかねない。よって事後保全型修繕をどう改善し、コストの縮減・標準化を図るかが課題である。
課題②:メンテナンスの効率化
現在のメンテナンスは近接目視点検や技術者診断、補修施設毎への設計、紙媒体による記録管理等、メンテナンスサイクルが人手により行われている。これでは品質が不均一となり時間も掛かるため、必要な修繕に遅れが生じる。よって、いかに効率的なメンテナンスを行い、生産性向上を図るかが課題である。
課題③:地方自治体の支援
現在、全国には膨大な数のインフラが存在しているがそのほとんどを地方自治体が管理している。しかし、地方自治体はその管理を担う土木職員が不足している。よって、地方自治体の人材不足を補うための支援をどのように行うかが課題である。
(2)最重要課題選出と解決策
最重要課題選出:課題②メンテナンスの効率化我が国の少子高齢化や土木技術者不足を鑑みると、少人員による効率的なメンテナンスが必須である。修繕遅延は施設事故を招き、国民の生命、安心・安全な生活を脅かしかねないため、これを選出した。
解決策①:点検・診断における新技術・データの活用
点検・診断の効率化を図るため新技術やデータを活用する。具体的には、AI搭載ロボットを使用した自動点検により、診断ムラを標準化し補修優先順位を明確にする。人目が届きにくい箇所へも対応可能なことから、予防保全型点検が可能となり施設の長寿命化にも寄与する。更に、点検・診断で蓄積されたデータを活用し、メンテナンスサイクルを自動確立させる。しかし、AI技術やデータ構築技術が未完成なことから、導入・普及には時間と初期投資が掛かるため、計画的に運用を図る必要がある。
解決策②:新基準・新制度の導入
新技術の利活用を促進させるため基準を整備し、効率的な運用を図る。具体的には、新基準に対応したマニュアルを策定する。更に、点検・補修工事の同時施工制度や、補修が容易な形状の新設を積極的に導入する。新基準や新制度の導入には専門知識に精通した人材の育成が求められるが、これに特化した産業との共同事業により、人材育成の強化を図る。解決策③:多様な主体による連携メンテナンスの効率的推進のため、様々な主体で連携を図る。具体的には、自治体間で連携し事業負担を標準化したり、産学官民の技術や知識を利活用する。連携にあたり、基準の統一や保有情報の提供等、情報の開示や管理が必要となるが、データを一元管理することで、主体間における連携強化を図る。
(3)新たに共通して生じるリスクとその対策
新たなリスク:メンテナンス進捗・品質の格差拡大(2)で述べた業務に対応できない自治体や民間中小企業が増加し、進捗・品質に格差が生じるリスクがある。この対策として、費用負担軽減のため、共同購入やPPP・PFIを活用する。人材育成を図るため、実地講習会を開催する。修繕遅延を防止するため、遅延監督システムを構築する。更にメンテナンス情報を国民に発信することで、理解・協力を促す。
(4)業務遂行のための必要要件
業務遂行にあたり、必要となる要件は「公衆の利益の優先」と「社会の持続可能性の確保」である。業務効率化を追求するあまり、メンテナンスにおける品質の確保が軽視される恐れがある。これによりインフラの使用安全性が低下した場合、国民の生命・財産が脅かされかねない。このような行為は技術者・業界に対する国民の不信や信用失墜につながる。補修実施においては、環境負荷低減型材料を積極的に活用し、将来世代の人々のために自然環境や人工的環境を守り、これらの質の向上に努める必要がある。よって我々技術者は常に高い技術者倫理を持ち、業務を行わなくてはならない。以上
技術士建設部門受験対策
技術士建設部門受験対策資料

■技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】
pdf資料
1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
10.筆記試験再現論文の査読・講評(不合格だった場合)
技術士建設部門個別指導講座
まとめ
技術士の二次試験の問題と解答を説明してきました。
技術士二次試験で合格する論文を書くためには、問題と模範解答をよく理解して覚えてください。
理解するということが大事です。
理解しないで覚えても本番では使えません。
この作業を繰り返すことで自然と合格する論文が書けるようになります。
Yokosuba技術士受験講座ではあなたの合格を応援します。
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