受験する部門と専門科目を決め受験申込の準備が終われば、筆記試験対策を行います。
筆記試験対策の準備を始めます。
受験対策の準備は簡単です。
■過去問題の入手
■模範解答の入手
基本的にこの2つを入手すれば受験対策の準備は完了です。
過去問題は技術士会のホームページで公表されています。
技術士会のホームページに公表しているということは、事前にこの過去問題を勉強しなさいという連絡になります。
受験対策をする時間を作り、何度も読んでください。
解答は作成する必要はありません。
1~2カ月くらいは過去問を何度も読んで解答すべきことを理解してください。
自分の受験する選択科目だけでなく、他の選択科目の問題も読んでください。
次に過去問題に対する模範解答を入手しましよう。
過去問題に対してどのように解答しているか、よく読んで理解します。
そして自分も試験本番で模範解答と同レベルの解答を書ければ合格することを認識してください。
模範解答を読んで理解できるようになれば、文章を暗記します。
ここでは文章の文字を一字一句丸暗記するのではなく、文章の流れを暗記します。
文章の流れが理解できれば、覚えることはそんなに難しくはありません。
そしてこの解答の暗記の量がある一定以上になれば、たいていの問題は解けるようになります。
ただし試験では同じような問題は出題されますが、全く同じ問題は出題されません。
暗記した論文をそのまま書いても合格はしません。
問題文の題意に合うように、覚えた論文を加工してください。
これを「カレーライス理論」と言います。
技術士建設部門鉄道Ⅱー1-4|問題|令和4年度
Ⅱー1ー4鉄道騒音における主要な音源を3つ以上挙げ,それぞれの内容について簡潔に説明せよ。併せて,鉄道において有効と考えられる複数の騒音対策について簡潔に説明せよ。
参考:日本技術士会
技術士建設部門鉄道Ⅱー1-4|解答|令和4年度
( 1 ) 主 要 な 音 源
1 つ 目 は 転 動 騒 音 で あ る 。 主 に レ ー ル の 継 ぎ 目 部 や 波状 摩 耗 等 に よ り 頭 頂 面 に 生 じ た 凹 凸 上 を 列 車 の 車 輪 が 走行 し た 際 に 発 生 す る 。
2 つ 目 は 構 造 物 騒 音 で あ る 。 列 車 の 走 行 に よ り 生 じ たレ ー ル へ の 衝 撃 が 構 造 物 に 伝 わ り 発 生 す る 。
3 つ 目 は 空 力 騒 音 で あ る 。 列 車 が 空 気 と 衝 突 す る こ とで 発 生 す る 。 速 度 が 速 く な る ほ ど 大 き く な る 。
4 つ 目 は ト ン ネ ル 微 気 圧 波 で あ る 。 高 速 走 行 す る 新 幹線 が ト ン ネ ル に 侵 入 す る 際 に 発 生 す る 。
( 2 ) 騒 音 対 策
1 つ 目 は ロ ン グ レ ー ル 化 で あ る 。 継 ぎ 目 部 が 減 る た め転 動 騒 音 を 軽 減 で き る 。 軸 力 が 大 き く な り 座 屈 が 発 生 しや す い た め 、 伸 縮 継 目 を 採 用 し 、 敷 設 後 は 等 間 隔 に 印 を付 け て ふ く 進 が 生 じ て い な い か 管 理 す る 。 ま た 、 予 防 保全 の 考 え 方 で 頭 頂 面 の 凹 凸 が 大 き く な る 前 に レ ー ル 削 正を 行 う こ と で 、 転 動 騒 音 を 軽 減 で き 、 維 持 管 理 費 削 減 にも つ な が る 。
2 つ 目 は 弾 性 ま く ら ぎ 直 結 軌 道 で あ る 。 コ ン ク リ ー ト道 床 上 に 弾 性 材 を 介 し て ま く ら ぎ を 設 置 す る こ と で 、 構造 物 騒 音 を 軽 減 で き る 。 騒 音 の 基 準 値 を 上 回 る 場 合 は 消音 バ ラ ス ト や フ ロ ー テ ィ ン グ ス ラ ブ を 検 討 す る 。
3 つ 目 は ト ン ネ ル 緩 衝 工 で あ る 。 ト ン ネ ル 坑 口 に 設 置す る こ と で 、 ト ン ネ ル 微 気 圧 波 を 小 さくできる。
技術士建設部門鉄道Ⅱー1-4|解説|令和4年度
この論文はⅡー2と合わせてB判定だった論文です。
出来栄えとしては悪くありませんが高得点は取れていない模様です。
この論文では2つのことが求められています。
鉄道騒音における主要な音源を3つ以上挙げ,それぞれの内容について簡潔に説明せよ。
求められているものは「音源」です。
しかしこの解答では以下のように書いてあります。
1 つ 目 は 転 動 騒 音 で あ る 。
2 つ 目 は 構 造 物 騒 音 で あ る 。
3 つ 目 は 空 力 騒 音 で あ る 。
4 つ 目 は ト ン ネ ル 微 気 圧 波 で あ る 。
問われているのは「音源」であって「騒音」ではないのです。
この論文がB判定になっているのは単純にそれだけです。
書き方としては「○○に起因する音源である」と書けばいいだけです。
続いて求められていることの2つ目は以下になります。
併せて,鉄道において有効と考えられる複数の騒音対策について簡潔に説明せよ。
「併せて」と書かれています。
何と併せるかといえば「音源」です。
1 つ 目 は ロ ン グ レ ー ル 化 で あ る 。
2 つ 目 は 弾 性 ま く ら ぎ 直 結 軌 道 で あ る 。
3 つ 目 は ト ン ネ ル 緩 衝 工 で あ る 。
音源は4つあるのに騒音対策は3つです。
どれとどれが併せていつのかも不明です。
この論文がB判定になっているのは単純にそれだけです。
書き方としては「○○に起因する音源に対しては▲▲の騒音対策が有効である。」と書けばいいだけです。
大きな減点はありませんが60点以下の論文です。
指摘した事項を修正できれば80点以上の得点をとれていると思われます。
非常に残念な論文です。
試験本番では解答の内容よりも、問われていることに対して忠実に解答するように心がけてください。
横浜すばる技術士事務所はあなたの技術士合格を応援させていただきます。
技術士建設部門受験対策
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■技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】
pdf資料
1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
10.筆記試験再現論文の査読・講評(不合格だった場合)
技術士建設部門個別指導講座
まとめ
技術士の二次試験の問題と解答を説明してきました。
技術士二次試験で合格する論文を書くためには、問題と模範解答をよく理解して覚えてください。
理解するということが大事です。
理解しないで覚えても本番では使えません。
この作業を繰り返すことで自然と合格する論文が書けるようになります。
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