【技術士二次試験】毎年不合格になる人の決定的な共通点とは?「だろう論文」を脱却する「かもしれない対策法」

時計観覧車

技術士二次試験の筆記試験は、合格率が10%前後という非常に難易度の高い国家試験です。毎年多くの方が仕事の合間を縫って膨大な勉強時間を費やしているにもかかわらず、「なぜか毎年不合格になってしまう」「あと数点足りずに落ち続けている」という受験生が後を絶ちません。

実は、毎年不合格になってしまう人には、ある「決定的な共通点」があります。それが、車の運転でよく言われる「だろう運転の法則」です。

本記事では、技術士二次試験における「だろう運転(=だろう論文)」の危険性と、一発合格を果たすための「かもしれない論文」への転換法、そして具体的な筆記試験勉強法について徹底的に解説します。

目次

技術士二次試験は車の運転と同じ?「性格」が論文に現れる理由

自動車教習所で免許を取得する際、誰もが一度は「だろう運転をしてはいけない。かもしれない運転をしなさい」と教官から耳にタコができるほど言われたはずです。

だろう運転: 「ここから人は飛び出してこないだろう」「黄色信号だけど対向車は曲がってこないだろう」と、自分に都合よく状況を捉えてしまう危険な運転。
■かもしれない運転: 「死角から子供が飛び出してくるかもしれない」「対向車が急に右折してくるかもしれない」と、常にリスクを予知して回避行動をとる安全な運転。

この2つの思考アプローチは、実は技術士二次試験の論文作成においても完全に一致します。

多くの不合格者は、無意識のうちに「だろう論文」を書いてしまっています。「これだけ書いたから多分大丈夫だろう」「専門用語をたくさん散りばめたから合格だろう」「大きく題意を外していないだろう」という、自己満足と自分に都合の良い基準で論文を完成させてしまうのです。

【比較表】「だろう論文」と「かもしれない論文」の決定的な違い

あなたが書いている論文はどちらに該当するでしょうか? 以下の表で、不合格者と合格者の思考プロセスの違いを比較してみましょう。

評価項目不合格者の特徴(だろう論文)合格者の特徴(かもしれない論文)
問題文の読み込み一読して「こういう意味だろう」と直感で書き始める。「出題者は別の意図で質問しているかもしれない」と裏を疑う。
題意の整合性自分の得意な専門知識へ強引に誘導し、「外していないだろう」と思う。「この表現は問題文の要求からズレているかもしれない」と何度も見直す。
記述の客観性自分の経験や主観に基づき、「これで伝わるだろう」と記述する。「第三者の試験官が読んだら誤解されるかもしれない」と客観視する。
減点への意識素晴らしいアイディアを盛り込めば高得点だろうと考える。「この記述は致命的な間違い(地雷)かもしれない」とリスクを排除する。
添削の受け止め方指摘されても「自分の意図はこうだから」と基準を変えない。「自分の基準が間違っていたかもしれない」と素直に修正する。

「だろう論文」は書いている本人は非常に楽です。自分の知識を自分のペースでアウトプットするだけだからです。しかし、その結果として試験官の意図(題意)から大きく外れ、毎年不合格通知を受け取って落ち込むというループに陥ってしまいます。

技術士二次試験は「減点法」!素晴らしい論文を目指す必要はない

なぜ「だろう論文」がこれほどまでに危険なのかというと、技術士二次試験の筆記試験は基本的に「減点法」で採点されるからです。

多くの受験生が「何か画期的で素晴らしい解決策を書かなければ合格できない」と勘違いしています。しかし、試験官が求めているのは、学術的に優れた論文ではなく、「技術士法第1条(国民経済の発展など)に基づき、公衆の安全や環境を考慮した上で、エンジニアとして適切にリスク管理・問題解決ができる資質(コンピテンシー)があるか」という点です。

極論を言えば、100点満点の正しいことを書く必要はありません。「間違ったこと(地雷)」を書かなければ、大幅な減点を防ぐことができ、確実に合格ライン(60%以上)に滑り込むことができるのです。

「かもしれない」と疑う自問自答のプロセス

合格者は常に以下のような自問自答を繰り返しながら論文を組み立てています。

1.「自分は題意から大きく外していない(だろう)」ではなく、「この文章は題意を外している(かもしれない)」と疑う。
2.問題文と骨子(構成)の整合性をもう一度チェックする。
3.「整合性は取れている。でも、自分が根本的に勘違いしている(かもしれない)」と、さらに一歩深く問題文を読み直す。

この慎重さと客観性こそが、減点を防ぎ、手堅くA評価を勝ち取るための最大の防衛策となります。

毎年不合格になる人の行動パターンと欠点克服の難しさ

筆記試験の指導(論文添削)を行っていると、毎年驚くほど多くの「だろう論文」に出会います。そして、不合格を繰り返す人には、行動面でも明確な共通点が見られます。

指摘を受け入れず、自分の基準を変えない

指導者から「ここの記述は題意からズレています」「この表現は減点対象になります」と具体的にアドバイスされても、不合格になる人はそれを素直に咀嚼しようとしません。

わからない部分があっても質問せず、自分の頭の中の「だろう」という基準のまま、次回の提出でも全く同じ間違いを繰り返してしまいます。

簡単に合格する人は「自問自答」ができる

一方で、1回や2回の受験でスムーズに合格していく人は、例外なく「適切な自問自答」ができる人です。

■「なぜ自分は前回不合格になったのか?」という問いに対し、主観を排除して客観的な原因を見つけられる。
■「どうしたら試験官に伝わる合格論文になるのか?」という問いに対し、出題意図や採点基準から適切な答えを導き出せる。

もし、自分一人でその答えが見つけられないのであれば、すでに合格している人や、試験の本質を知り尽くしている専門家に素直に頼るのが一番の近道です。

効率的に合格するための筆記試験勉強法

技術士二次試験に短期間で効率よく合格するためには、我流で勉強を続けるのを今すぐやめるべきです。自分でゼロから合格基準を考えようとすると、膨大な時間がかかる上に、その方向性が間違っているリスク(だろう運転)が非常に高くなります。

確実に合格するためには、「すでに確立された合格の方程式(方法論)を学び、それを徹底的に身に付けること」が最も効率的です。

当講座では、これまでに500名以上の受験生を指導し、多くの合格者を輩出してきたノウハウを凝縮した対策資料を提供しています。

技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】の内容

論文を論理的に展開し、試験官に減点されないための必須知識を網羅しています。

  1. 論理的思考の基本: 帰納法と演繹法を用いた論文構成
  2. 技術士の定義: そもそも技術士とは何か(コンピテンシーの理解)
  3. 採点基準の解剖: 技術士二次試験の本当の採点基準
  4. 業務経歴票の作成指導: 口頭試験まで見据えた申込書の書き方
  5. 記述式試験の採点方法: 試験官がどこを見て減点しているか
  6. 具体的な試験対策: 必須科目(科目I)および選択科目(科目II・III)の対策法
  7. 受験生の特徴分析: 合格する受験生と不合格になる受験生の決定的な特徴
  8. 模範解答集: 建設部門、上下水道部門などの筆記試験模範解答
  9. オンラインサポート: 全7回オンライン講座への参加権
  10. 再現論文の査読: 前年度不合格だった場合の再現論文の無料講評

これらの資料を何度も何度も繰り返し読み込み、自分の中に「合格する論文の法則」を刷り込んでください。

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■技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】
pdf資料
1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
10.筆記試験再現論文の査読・講評(前年度分)

技術士受験対策個別指導講座

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■技術士二次試験個別指導講座【建設部門】
技術士二次試験完全講座
技術士二次試験必須科目講座
技術士二次試験選択科目講座

まとめ:今の行動が、未来の「技術士合格」を決める

合格する論文に共通の法則があるように、合格する人の思考法にも共通の法則があります。

「自分で考えたオリジナルの勉強法でいけるだろう」

「これだけ知識を詰め込めば今年は合格できるだろう」

そのような「だろう運転」の思考を一度捨て去り、「自分の論文はどこか間違っているかもしれない」「もっと伝わる書き方があるかもしれない」という謙虚な視点(かもしれない運転)を持つことから、本当の合格への道が始まります。

過去と他人は変えられませんが、自分と未来は変えられます。

今のあなたの行動や考え方の積み重ねが、未来の「技術士合格」という結果を作ります。

「Yokosuba技術士受験講座」では、あなたが無駄な遠回りをせず、最短ルートで合格を勝ち取れるよう、充実の教材と回数無制限の個別添削指導で全力でサポートいたします。今年こそ「だろう論文」を卒業し、技術士としての未来を掴み取りましょう!

参考リンク: 日本技術士会ホームページ

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

技術士一次試験、技術士二次試験、技術士総合技術監理部門とすべて1回で合格しました。
これは運や努力もありますが、試験に合格する技術(ノウハウ)を習得していたからすべての試験を1回で合格しました。
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