技術士口頭試験対策はいつから?合格までの最短スケジュール

市役所

技術士第二次試験の筆記試験を終えた受験生の多くが悩むのが、「口頭試験の対策はいつから始めるべきか?」という時期とスケジュールの問題です。

筆記試験の合格発表(10月下旬〜11月上旬)を待ってから対策を始めると、本番(11月下旬〜翌年1月)までに残された時間はわずか3〜8週間程度しかありません。口頭試験の合格率は例年約80〜90%と高く見えますが、不合格になる10〜20%は「準備不足」「的外れな受け答え」「コミュニケーションの不成立」が主な原因です。

本記事では、技術士口頭試験に一発合格するための最短スケジュール、業務経歴票を起点とした想定問答の作り方、コンピテンシー(資質能力)の評価基準、模擬面接の活用法までを網羅して徹底解説します。

目次

技術士口頭試験対策はいつから?合格までの最短スケジュール

筆記試験合格後から始める技術士口頭試験対策の全体像

技術士第二次試験の口頭試験対策は、結論から言えば「筆記試験の再現答案を作成した直後(7月〜8月)」から着手するのが理想であり、遅くとも「10月末の筆記試験合格発表当日」からフルスピードで開始する必要があります。

口頭試験対策の全体像は、大きく以下の4つのステップで進みます。

1.自己分析・経歴票の棚卸し(基礎期):春に提出した「受験申込書・業務経歴票」の再確認と、筆記試験再現答案の復習
2.想定問答集の作成(構築期):コンピテンシー(コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント、技術者倫理、継続研鑽など)に沿った回答骨子の作成
3.模擬面接・口頭試問演習(実践期):声に出して2分以内で簡潔に伝えるトレーニングと、第三者によるブラッシュアップ
4.直前総仕上げ(完成期):会場シミュレーション、技術者倫理や制度改正・時事課題の最終確認

口頭試験は「知識を披露する場」ではなく、「技術士にふさわしい資質能力(コンピテンシー)を備えているかを試問を通じて確認・対話する場」です。この本質を早期に理解し、正しい手順で進めることが最短合格の土台となります。

最短で合格を目指すために必要な準備期間と時間

口頭試験対策に必要な総学習時間の目安は、およそ40〜60時間です。

■筆記試験直後から始める場合(推奨:約3〜4ヶ月間)週に2〜3時間ペースでゆったりと進められます。業務経歴の深掘りや想定問答の推敲をじっくり行えるため、直前期に焦ることなく高い完成度で本番に臨めます。
■筆記試験合格発表後から始める場合(短期集中:約4〜8週間)平日に毎日1時間、休日に3〜4時間を確保し、週10時間前後のペースで集中して仕上げる必要があります。無駄な作業を削ぎ落とし、「業務経歴の2分要約」「倫理・制度の基本回答」「模擬面接」に絞った効率的な学習が不可欠です。

短期間で仕上げる鍵は、「暗記用の長文原稿」を作らないことです。一言一句を丸暗記しようとすると膨大な時間がかかり、本番で少し質問の角度を変えられただけで頭が真っ白になります。必要なのは「キーワードと結論から話すフレームワーク」の習得です。

技術士口頭試験対策で早く終わる人と長引く人の違い

口頭試験対策がスムーズに進み短期間で合格レベルに達する人と、いつまでも準備が終わらず不安を抱え続ける人には明確な違いがあります。

項目対策が早く終わる人(合格パターン)対策が長引く人(苦戦パターン)
回答のスタンス結論から短く答え、面接官とのキャッチボールを重視する知識を余すところなく話そうとして長文で独演会になる
準備の方法箇条書き・キーワードで骨子を整理し、口述練習を繰り返す完璧な長文原稿をノートに書き起こし、丸暗記しようとする
試験への認識減点されないこと・コミュニケーションの成立を最優先にする「高尚な技術」や「誰も知らない先端理論」を語ろうとする
指摘への態度模擬面接での指摘を素直に受け入れ、即座に修正する自分の考えや過去の業務手法に固執し、言い訳をしてしまう

技術士試験で求められるのは「素直さと客観性」です。問われたことに対して正確・簡潔に答える要領を掴んでいる人は、わずか数週間の対策でも高得点で合格していきます。

技術士口頭試験の申込書と経歴を最初に確認する理由

申込書と業務経歴から試験官に質問される事項を洗い出す

口頭試験対策で何よりも最初に行うべき作業は、春に出願した「技術士第二次試験 受験申込書(業務経歴票)」のコピーを机の上に広げることです。

試験官の手元には、あなたの「受験申込書」と「筆記試験の採点結果」があります。試験官は出願書類に書かれたわずかな記述を手がかりに、以下のような質問を組み立ててきます。

■5つの業務経歴それぞれの「あなたの立場・役割」「直面した課題」「技術的提案」
■「業務内容の詳細(720文字)」で取り上げた業務の技術的根拠・トレードオフ調整・成果
■経歴の中で技術士の定義(高等の専門的応用能力)に達していないと思われる期間の確認
■受験部門・選択科目と、実際の業務内容との整合性

まずは申込書のすべての単語・専門用語・数値に対して、「なぜこの工法を選んだのか?」「別案との比較検討はどう行ったか?」「失敗した点や改善点は何か?」といったツッコミ(想定質問)を余白に書き出すことから始めましょう。

技術的な実務経験を資格にふさわしい能力として整理する方法

口頭試験で不合格になる典型例が、「単なる作業員・現場監督・担当者レベルの実務報告」に終始してしまうケースです。技術士にふさわしい経験として整理するには、文部科学省が定めるコンピテンシー(資質能力)の言葉に変換して語る必要があります。

■課題設定:単に上司から指示された仕事ではなく、複合的な制約要因(コスト、工期、環境、安全性、法規制など)の中で本質的な課題を自ら見出したか。
■技術的提案・応用能力:既存の標準仕様書通りではなく、現場条件に応じた原理原則に基づく技術的解決策を自ら立案・比較評価したか。
■トレードオフの解決:あちらを立てればこちらが立たない相反する要求事項に対し、どのような視点・技術的工夫でブレークスルーを図ったか。

これらを「私の役割は〇〇であり、主導的に課題解決を行った」という主体的な視点(プロジェクリーダー・技術責任者としての視点)で再構築します。

受験部門・科目・選択科目に応じた準備のポイント

口頭試験では、自分が受験している「部門・選択科目」の枠組みから外れた回答をしてしまうと大幅な減点対象になります。

■部門と選択科目の定義を確認する:自身の業務が、選択科目の専門領域に正しく位置づけられているかを説明できるようにします。
■関連法規・技術基準・白書の最新動向:国土交通白書、環境白書、エネルギー白書や、所属学会・協会の最新ガイドラインを押さえます。ただし、白書の丸暗記を披露するのではなく、「自身の業務にその基準がどう関連しているか」を語れることが肝要です。
■総合技術監理部門を受験する場合:一般部門とは異なり、「5つの管理(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)」の視点と、それらの管理間のトレードオフ調整プロセスを明確に整理しておく必要があります。

技術士口頭試験で問われる試問と配点を理解する

技術士口頭試験の問題と試問の出題分野

口頭試験の配点基準は明確に公開されています。配点と合格基準を正しく理解していないと、的外れな対策に時間を浪費してしまいます。

平成31年度(令和元年度)の試験制度改正以降、総合技術監理部門を除く一般部門の口頭試験試問事項と配点は以下の通りです(試験時間は約20分、満点100点中60点以上で合格)。

試問事項(評価項目)配点
コミュニケーション、リーダーシップ30点
評価・マネジメント30点
技術者倫理20点
継続研鑽20点

※合格基準:各試問事項において、それぞれ60%以上の得点を獲得すること(総合計60点以上かつ足切りなし)。

専門知識・応用能力・問題解決能力を説明する答え方

「専門的学識」および「問題解決能力」を試問される際は、「技術的根拠(Why)」と「意思決定プロセス(How)」を論理的に語ることが求められます。

■専門的学識の答え方:工法名や技術用語を単に並べるのではなく、「なぜその工法が適切なのか、力学的・物理的・化学的な根拠」を一言添えて答えます。
■問題解決能力の答え方:PREP法(Point:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:まとめ)を意識し、以下のような構成で端的に話します。
「直面した最大の技術的課題は、〇〇と✕✕の相反(トレードオフ)でした。」
「そこで私は、〇〇理論を応用した代替案AとBを比較検討し、〇〇の観点からA案を採用しました。」
「その結果、品質を確保しつつ工期を〇%短縮することができました。」

技術者倫理・適格性・コミュニケーション能力の確認事項

口頭試験で最も確実に満点を狙える(かつ対策を怠ると一発で不合格になる)のが「技術者倫理」と「適格性」です。

1. 技術士法における義務・責務の暗記

以下の条文と趣旨は、問われた瞬間に正確に答えられるようにしておかなければなりません。

■信用失墜行為の禁止(第44条):技術士の信用を傷つけ、または技術士全体の品位を害する行為の禁止。
■秘密保持義務(第45条):正当な理由がなく、業務上知り得た秘密を漏らし、または盗用することの禁止(刑事罰あり)。
■名称表示の場合の義務(第46条):技術士の名称を表示するときは、登録を受けた技術部門を明示する義務。
■公益確保の責務(第47条の2):業務を行うにあたり、公共の安全、環境の保全その他公衆の利益を害することのないよう努める責務。
■資質向上の責務(第47条の3):継続的な能力開発(CPD)を行う責務。

2. 技術者倫理のジレンマ対策

「上司から公衆の安全を脅かすコスト削減やデータ改ざんを指示されたらどうするか?」といった倫理的ジレンマの質問に対しては、「公衆の安全・環境保全の優先(第47条の2)」を絶対の最優先事項として回答します。社内協議、客観的データの提示、それでも解決しない場合の社内コンプライアンス窓口への相談など、現実的かつ倫理的な手順を明確に述べましょう。

技術士口頭試験解答例を使った回答作成と質問対策

口頭試験解答例をそのまま使わず自分の体験に落とし込む

市販の参考書やネット上には多くの「口頭試験解答例」が掲載されています。模範解答を参考にするのは非常に有効ですが、回答例の文章をそのまま暗記して使うのは厳禁です。

試験官は百戦錬磨の技術士であり、マニュアル通りの借り物の言葉は一瞬で見抜かれます。解答例は「論理構成の型(フレームワーク)」として活用し、中身のエピソード、数値、苦労した経験、技術的判断は必ず100%自分自身の実体験に置き換えて作成してください。

業務経歴と技術的な計画を2分で説明する回答の作成

口頭試験の冒頭でほぼ100%求められるのが、「業務経歴の概要」または「詳細業務のプレゼンテーション(1分〜2分程度)」です。

試験官から「業務内容の詳細について、2分程度でわかりやすく説明してください」と言われた場合の黄金テンプレートは以下の通りです。

【2分プレゼンテーションの黄金構成(約450〜500文字)】
1. 業務名と背景・目的(約20秒)
「私がご紹介する業務は、『〇〇設計・施工業務』です。本業務の目的は、〇〇地域の安全確保のため〇〇を構築することでした。」
2. 技術的課題と制約条件(約30秒)
「本業務における最大の技術的課題は、限られた工期と厳しい地形条件の中で、〇〇の品質基準をいかに満たすかという点でした。」
3. 自身の役割と技術的創意工夫(約50秒)
「私は主担当として、〇〇解析を用いた複数案の比較検討を実施しました。特に〇〇工法と〇〇技術を組み合わせることで、トレードオフを解消しました。」
4. 成果と技術士としての今後の抱負(約20秒)
「結果として工期を〇ヶ月短縮し、要求性能を完全に満足させました。本業務で得た知見を活かし、今後も技術士として社会に貢献してまいります。」

タイマーで測りながら何度も声に出し、早口にならず1分45秒〜2分ジャストで収まるよう練習を繰り返しましょう。

試験官の深掘り質問に答えるための模擬問答

プレゼン後の深掘り試問に対しては、「一問一答形式の想定問答集」を作成して対策します。

■Q:なぜ他の工法ではなくその工法を選んだのか?→ A:「コスト面ではB工法が有利でしたが、現地の地盤安定性と供用後の維持管理性を総合評価した結果、ライフサイクルコストが最も低い本工法を選定しました。」
■Q:当時の判断で、今振り返って改善すべき点はあったか?→ A:「当時は〇〇の評価に留まっていましたが、近年の環境負荷低減の観点から見れば、〇〇の再利用技術を組み込む余地があったと考えております。」

技術士口頭試験合格フラグと手応えは合否判断に使えるか

技術士口頭試験合格フラグといわれる反応・質問・時間の特徴

ネットの掲示板やSNSでは、「試験官が笑顔で頷いてくれたら合格」「最後にCPDについて聞かれたら合格フラグ」といった噂が飛び交います。代表的な「合格フラグ」「不合格フラグ」とされるものは以下の通りです。

■合格フラグと噂されるもの
・試験官が終始穏やかで、深く頷きながらメモを取っていた
・「実務経験が豊富ですね」「よく勉強されていますね」と褒められた
・予定時間より数分早く終わり、最後に「技術士会で活躍を期待しています」と言われた
■不合格フラグと噂されるもの
・試験官が終始険しい表情で、同じ質問を何度も繰り返された
・「それは技術士としての判断と言えますか?」と厳しく追及された
・途中で話を遮られ、ため息をつかれた

口頭試験が早く終わると落ちた?試験時間から合否を判断できるか

結論から申し上げますと、「試験時間」や「試験官の態度」による合否の推測は一切当てになりません。

■試験が早く終わった場合:必要な確認事項(全コンピテンシー)がスムーズに確認できて合格しているケースもあれば、基礎知識があまりに不足しておりこれ以上試問しても無駄だと判断されて打ち切られたケースもあります。
■圧迫面接・厳しい追及があった場合:不合格にしようとしているのではなく、「あと一歩で合格ラインに届くため、助け舟を出して再確認してくれていた」というケースが多々あります。実際、厳しい試問に冷や汗をかいた受験生が高得点で合格している例は枚挙にいとまがありません。

試験官のリアクションに一喜一憂せず、試験終了後は結果発表を静かに待つのが賢明です。

技術士口頭試験の不合格体験記・落ちたブログから学ぶ注意点

口頭試験で不合格になった人の体験談を分析すると、共通する明確な失敗パターンが見えてきます。

1.問われたことと違う回答を長々と話した(コミュニケーション不成立)「Aですか、Bですか?」と聞かれているのに、「私の会社では昔からCをやっておりまして…」と論点をずらして話し始める。
2.試験官と議論・口論になってしまった(人間性・適格性の欠如)試験官からの技術的指摘に対してムキになって反論し、頑なに自説を曲げない。
3.技術士法の義務・責務を覚えていなかった(適格性で一発アウト)3大義務を答えられず、配点20点中の足切りライン(12点未満)に沈む。

他人の失敗から学び、これらのNG行動を徹底的に排除することが合格への一番の近道です。

技術士口頭試験対策講座・動画・無料教材の選び方

独学・無料動画・セミナー・講座のメリットとデメリット

口頭試験対策を進めるにあたり、どのような学習ツールを組み合わせるべきかを比較検討しましょう。

学習手段メリットデメリットおすすめの活用法
独学・書籍コストがかからない、自分のペースで進められる客観的な受け答えの癖や論点のズレに気づけない想定問答の原稿作成、法規・倫理の暗記
YouTube・無料動画試験の流れや雰囲気、基本知識を視覚的に学べる双方向の対話練習ができない、個別経歴へのアドバイスがない初期段階の全体像把握、モチベーション維持
模擬面接講座(有料)本番同様の緊張感で弱点を客観的に指摘してもらえる受講料がかかる、日程の調整が必要直前期の受け答えブラッシュアップ、総仕上げ

模擬面接とマンツーマン指導で確認すべき質問と評価

口頭試験対策において、「最低1〜2回の模擬面接」を受けることは極めて効果的です。頭の中で理解していることと、面接官を前にして実際に声に出して説明できることの間には大きなギャップがあるからです。

マンツーマン指導を受ける際は、以下のポイントを客観的に評価してもらいましょう。

■質問の意図を正確に捉えて第一声で「結論」を述べているか
■1回の発言が1分以内(最大でも1分半)に収まっているか
■専門用語を乱用せず、他部門の技術者にも伝わる平易な言葉遣いになっているか
■表情、視線(アイコンタクト)、姿勢、声の大きさに自信が表れているか

講座のコース・受講料・講師・Zoom対応を比較する基準

口頭試験対策講座を選ぶ際は、以下の基準で信頼できる講座を見極めることが重要です。

■講師の合格実績と指導経験:技術士試験の制度やコンピテンシー評価を正確に理解している実績ある講師か。
■Zoom・オンライン対応:自宅から手軽に受講でき、録画データで自分の話し方の癖を客観的に復習できるか。
■対面指導の有無:本番特有の張り詰めた空気感や入退室のマナーを体験したい場合、対面形式の模擬面接が用意されているか。
■受講料の妥当性:単なるテキスト配布だけでなく、個別の業務経歴票を読み込んだ上での実践指導が含まれているか。

技術士口頭試験に合格する最短スケジュール

ここでは、筆記試験合格発表(または筆記試験直後)から本番当日までの合格直結型・8週間最短スケジュールを提示します。

【技術士口頭試験 合格への8週間ロードマップ】
[第1〜2週]出願書類の分析・技術士法・倫理の暗記
▼
[第3〜4週]コンピテンシー別想定問答の作成・2分プレゼン練習
▼
[第5〜6週]模擬面接の受講(Zoom/対面)・回答の修正
▼
[第7〜8週]最終リハーサル・会場確認・体調管理・本番合格!

試験8週間前から始める申込書・経歴・回答の準備計画

■第1週:出願書類の総点検と技術士法の完全暗記
・受験申込書(経歴票)を読み直し、使用した専門用語や業務背景を再整理する。
・技術士法第44条〜47条の3(義務・責務)を暗記し、スラスラ言えるようにする。
■第2週:コンピテンシー別想定問答集の骨子作成
・専門知識、応用能力、問題解決能力、リーダーシップに関する質問をリストアップする。
・各質問に対する回答を「箇条書き(キーワード)」で整理する。

試験4週間前から行う模擬面接と回答の改善

■第3〜4週:2分プレゼン完成と自主口述トレーニング
・業務内容の詳細(720文字)の2分要約をタイマーで計測しながら練習する。
・スマホの録音・録画機能を使い、自分の話し方の癖(「えーっと」「あー」などの口癖、視線の泳ぎ)をチェックして修正する。
■第5〜6週:外部の模擬面接・プロによる指導受講
・口頭試験対策講座や先輩技術士による模擬面接を最低1〜2回受講する。
・指摘された弱点(回答の長さ、論点のズレ、倫理観の甘さなど)を素直に受け入れ、想定問答をブラッシュアップする。

試験1週間前から当日までの持ち物・会場・受け答え対策

■第7週:最終確認とリハーサル
・想定問答の最終確認を行い、新たな知識の詰め込みは控える。
・CPDの実績数値や今後の研鑽計画(技術士会活動、論文発表、資格取得等)を再確認する。
■第8週(直前〜当日):コンディション調整と会場シミュレーション
・持ち物の準備:受験票、身分証明書、筆記用具、出願書類のコピー、想定問答集、腕時計、交通系ICカード
・会場アクセス確認:試験会場(東京等)までの交通ルートと所要時間を事前に確認し、当日は集合時間の45分前には最寄り駅に到着しておく。
・体調管理:十分な睡眠をとり、万全の体調で本番を迎える。

技術士口頭試験対策の最終チェックと合格への行動

受験前に確認したい質問・回答・技術士としての適格性

本番直前に、以下のチェックリストを声に出してセルフチェックしてみましょう。

[ ] 業務経歴の詳細を、時計を見ずに1分45秒〜2分ジャストで要領よく説明できるか?
[ ] 技術士法における3大義務と2つの責務を、条文番号とともに正確に言えるか?
[ ] 技術士を目指した動機と、資格取得後に社会や技術士会へどう貢献したいかを熱意を持って語れるか?
[ ] 直近1年間のCPD時間と、今後の具体的な継続研鑽計画を即答できるか?
[ ] 過去の業務における失敗・苦労した点と、そこから得た教訓を客観的に述べられるか?

試験官に伝わる声・姿勢・結論から話す口頭試験対策

口頭試験の会場に入室したら、以下の3原則を徹底してください。

1.「はい!」と明るくハッキリ返事をしてから、結論ファーストで答える質問されたら、まず「はい。その点につきましては、結論から申し上げますと〇〇です」と答えます。試験官に「会話のキャッチボールができる技術者だ」と安心感を与えられます。
2.回答は1回あたり30秒〜1分を目安にする試験官から追加の質問を引き出す余白を残すのが要領の良い答え方です。1人で3分も4分も話し続ける独演会は絶対に避けましょう。
3.わからない質問には知ったかぶりをせず、素直かつ誠実に答える万が一、知らない専門用語や時事課題を聞かれた場合は、「申し訳ございません。その用語について正確な知見を持ち合わせておりません。技術士として今後速やかに研鑽を積んで確認いたします」と謙虚に答えるのが正解です。知ったかぶりや適当な嘘は即座に見抜かれ、技術者倫理・資質の面で致命的な減点となります。

筆記試験後すぐに準備を始めて技術士資格合格をつかむ

難関である筆記試験を突破したあなたには、すでに技術士にふさわしい専門知識と論文作成能力が十分に備わっています。

口頭試験は、落とすための試験ではなく、「あなたが真の技術士としてふさわしい資質と人格を備えているかを最終確認する祝福の場」です。

勝負を分けるのは、才能や経験の多寡ではなく、「いつから正しい対策を始めたか」という準備の差と、指摘を素直に受け止める「謙虚さ」です。ぜひ本記事で解説した最短スケジュールを実践し、合格通知を手にして憧れの「技術士」への扉を開いてください!

「不合格を回避するための合格発表直後からの過ごし方・完全ロードマップはこちら」

技術士口頭試験講座

技術士口頭試験対策講座(総合技術監理部門を除く全部門対応)Zoom講座

花火

◆内容:Zoomによる模擬口頭試験
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。Zoomによる模擬口頭試験を実施します。メールによる質問は口頭試験前日まで受け付けています。

技術士口頭試験対策講座(総合技術監理部門)Zoom講座

大桟橋


◆内容:Zoomによる模擬口頭試験
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。Zoomによる模擬口頭試験を実施します。

技術士口頭試験講座【全部門対象】(対面式)

マリン

◆内容:対面による模擬口頭試験
口頭試験対策資料を事前に読んで頂き口頭試験で試される能力を理解して頂きます。想定問題を送付するのでその解答を考えて頂きます。対面による模擬口頭試験を実施します。

この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

技術士一次試験、技術士二次試験、技術士総合技術監理部門とすべて1回で合格しました。
これは運や努力もありますが、試験に合格する技術(ノウハウ)を習得していたからすべての試験を1回で合格しました。
仕事をしながら勉強時間を確保することは大変なことです。
少ない勉強時間で効率的に学び合格するには、合格する技術を習得する必要があります。
その合格する技術を講座ではご指導させていただきます。

■当講座のポイント
当講座は「受験対策資料」「オンライン講座」「個別指導講座」の3つから構成しています。
また多様な要望にお応えするため「口頭試験講座」「無料メルマガ」「技術士副業講座」も併せて運営しています。

まず「受験対策資料」で合格する論文の書き方を習得してください。
「オンライン講座」や「無料メルマガ」でモチベーションの維持が図ります。
資料だけではわかりにくいところ、受験生が勘違いしそうな情報、試験問題の解説と論文の書き方「オンライン講座」で指導していきます。
あわせて事前にメールで頂いたご質問についても回答をさせていただきます。

合格する論文の書き方を理解したら、実際に過去問題を使用して論文を書いてみます。資料の通りに書ければ問題ありません。念のため自分の書いた論文が正しいか否かを判定するためには「個別指導講座」を受講することをお勧めします。
ここで指摘する項目をよく理解し、認知して論文を書けば合格する論文が必ず書けます。
論文の添削に回数制限はありません。
期間内であれば何度でも添削を行います。
このような講座は他に類を見ないと思います。

効率的に合格する論文を書く技術をご指導させていただきます。

■こんな方にお勧め
・合格する論文の書き方が分からない方
・仕事が忙しく遠方で対面の講座に参加できない方
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2009年に技術士講座を開講して、2026年で17年になりました。
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