技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験対策| 9月にやるべき想定問答の作り方

山下ふ頭

技術士第二次試験 総合技術監理部門の筆記試験が終わり、
9月に入ると、少しずつ口頭試験対策を意識し始める時期になります。

8月に、技術士会の公式情報を確認し、
総合技術監理部門の考え方や5つの管理技術と業務経歴の関係を整理した方も多いと思います。

では、9月は何をすべきでしょうか。

結論をいえば、9月にやるべきことは、
技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験対策として、
想定問答の骨子を作ることです。

口頭試験では、
筆記試験で書いた内容や業務経歴について、ただ詳しく説明すればよいわけではありません。

重要なことは、質問に対して結論を先に述べ、
5つの管理技術、リスク、トレードオフ、判断理由を 短く分かりやすく説明することです。


特に総合技術監理部門では、専門技術の説明だけでなく、
業務全体を俯瞰し、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理の視点
から、 どのように判断したかを説明できる必要があります。

この記事では、 技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験対策 として、
9月に取り組むべき想定問答の作り方、 回答骨子の整え方、話しすぎを防ぐ方法を解説します。

目次

技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験対策は9月から始める

9月にやるべきことは、 想定問答を完璧に作り込むことではありません。

この時期に必要なことは、
技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験で 聞かれそうな質問に対して、回答の骨子を作ること です。

ここを間違えると、 9月から過剰に細かい想定問答を作り始めてしまいます。

「この質問が来たら、この文章をそのまま答える」
「想定問答を100問作って全部覚える」
「長文回答を丸暗記する」
このような対策は、一見すると努力しているように見えます。

しかし、口頭試験では危険です。

実際の口頭試験では、 準備した質問がそのまま聞かれるとは限りません。
少し聞き方が変わる。
自分の回答に対して追加質問される。
業務経歴と筆記答案の関係を確認される。
5つの管理技術のうち、 別の管理の観点から聞かれる。

このような場面で、 丸暗記した回答しか準備していないと、 急に答えにくくなります。
だからこそ、9月に作るべきものは、 完成された長文回答ではありません。

作るべきものは、 次のような回答骨子です。

この形で整理しておくと、 質問の聞かれ方が少し変わっても対応しやすくなります。

9月は、回答を丸暗記する時期ではありません。
自分の経験を、 総合技術監理部門の視点で短く説明するための 骨格を作る時期です。

8月対策と9月対策の違い|理解から説明へ変換する

8月と9月の違いを明確にしておきます。

8月は、総合技術監理部門の理解を深める期間です。
公式情報を確認し、 5つの管理技術を整理し、自分の業務経歴と結び付けることが中心でした。

一方、9月は、その整理結果を使って、 口頭試験で答える形に変換する期間です。

8月の延長で、 9月も公式情報を読み続けるだけでは不十分です。

もちろん、公式情報を確認することは大切です。
しかし、9月は一歩進めて、 質問されたときに自分の言葉で答えられるか を確認する段階です。

8月は「理解する」。9月は「説明できる形にする」。
この切り分けを明確にすると、 学習の目的がぶれません。

技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験で失敗しやすい回答

技術士第二次試験 総合技術監理部門の口頭試験で 失敗しやすい回答には、共通点があります。
それは、 説明が長いのに、判断理由が見えない回答 です。

例えば、次のような回答です。

一見すると、いろいろな要素が入っています。
しかし、この回答では、 面接官が知りたいことが見えにくいです

何が一番重要だったのか。
どの管理技術を重視したのか。
何と何がトレードオフになったのか。
なぜその対応を選んだのか。
実施後に何を改善したのか。
これらが不明確です。

総合技術監理部門の口頭試験では、専門技術の説明を長く話すよりも、
管理上の判断を短く説明する力 が重要になります。

口頭試験では、 最初からすべてを話そうとしないことです。

最初の回答は短くて構いません。
むしろ、短く答えて、 追加質問に応じて具体例を補足する方が 伝わりやすくなります。

質問に対して、まず答える。
そのうえで、 必要な範囲で管理の視点と判断理由を補足する。


この意識を持つだけで、 回答はかなり整理されます。

総合技術監理部門の想定問答は質問の種類ごとに整理する

9月に想定問答を作るときは、質問を思いつくままに並べるのではなく、 種類ごとに整理します。
大きく分けると、次の5種類です。

このように整理すると、 質問が少し変わっても対応しやすくなります。

質問ごとに別々の回答を暗記するのではありません。
1つの業務経験をもとに、 質問の切り口に応じて答え方を変えるのです。

これが9月の想定問答づくりで重要な考え方です。

口頭試験の回答骨子は「結論→管理視点→判断理由→今後の改善」で作る

9月に作る回答骨子は、 次の4段構成にすると整理しやすくなります。

例えば、次の質問を想定します。
「あなたの業務で、最も重視した管理技術は何ですか」

これでは、なぜ情報管理が重要だったのかが見えません。
改善すると、次のようになります。

口頭試験では、 最初から完璧な長文を話す必要はありません。
まずは質問に正面から答え、 必要に応じて追加質問で詳しく説明します。
私なら9月の段階では、 「きれいな回答文」よりも 「崩れない回答骨子」 を優先します。

技術士第二次試験 総合技術監理部門で準備したい主要質問10問

9月に準備する想定質問は、 数を増やしすぎないことが大切です。
まずは主要な質問に絞って 回答骨子を作ります。

この10問について、 まず回答骨子を作ってください。
文章を丸暗記する必要はありません。
大切なのは、 どの質問に対しても、 結論、管理視点、判断理由、今後の改善 を意識できることです。

9月の口頭試験対策ロードマップ

9月は、合格発表前の時期です。
毎日長時間の口頭試験対策を行う必要はありません。
しかし、何もしないまま 合格発表を待つのは避けたいところです。

9月のゴールは、 「完璧な模擬口頭試験」ではありません。
9月のゴールは、 合格発表後にすぐ練習へ入れる状態を作ること です。

この3つがあれば、 合格発表後に慌てずに 口頭試験対策へ進めます。

まとめ|9月は想定問答を丸暗記せず、回答骨子を作る

技術士第二次試験 総合技術監理部門の9月対策では、 8月と同じことを繰り返す必要はありません。
8月は、 公式情報を確認し、 総合技術監理部門の理解を深め、 5つの管理技術と業務経歴を結び付ける時期でした。
9月は、その整理結果を使って、 口頭試験で答えるための回答骨子を作る時期 です。

口頭試験は、 暗記した答えを読み上げる場ではありません。

自分の業務を全体で捉え、

5つの管理技術を使い、リスクや制約条件を踏まえて、なぜその判断をしたのかを説明する場です。

9月は、そのための回答骨子を作る時期です。
完璧な想定問答を作る必要はありません。
まずは、主要質問10問について、 短く答えられる骨子を作ってください。

ここまで出来れば、合格発表後の口頭試験対策は かなり進めやすくなります。

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この記事を書いた人

福永章人技術士事務所
代表:福永章人
技術士(総合技術監理部門、原子力・放射線部門)
技術士以外にも機械・電気関係の資格を多数所有

横浜すばる講師の技術士受験対策講座を受講し、技術士(総合技術監理部門)に1発合格。

技術士第二次試験は、他の技術系資格試験と異なり、独学では答案の書き方を理解することが難しいため、ぜひ受験対策講座の受講をお勧めいたします。

1年に1度しかない技術士試験を効率よく合格するため、自身の成長に向けた先行投資と捉えれば、合理的かつ戦略的な選択です。

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