令和4年度技術士筆記試験の動向
本年度の技術士二次試験が7月17日(日)、18日(月)に実施されました。
試験問題については公益財団法人日本技術士会(https://www.engineer.or.jp/)より発表がありました。
まだ、建設部門の施工計画と総合技術監理部門の問題しか見ていませんが、本講座代表の横浜すばるが本年度の試験の雑感を述べてみたいと思います。
受験生からは技術士(総合技術監理部門含む)の問題は年々難化していると思われているようです。
今年の傾向はデジタル技術やデジタルトランスフォーメーション等への言及があり、非常に取扱いにくい問題文だと思われているようです。
近年の技術士二次試験の動向は、新技術であったり、デジタル技術などをテーマにしたものが増加している傾向にあります。
最新の技術動向を取り入れた論文を構成しなければ合格できないような内容になっているといわれています。
一部の受験生からは落胆の声が聴かれます。
しかし本講座の見解は全く異なり、むしろ問われている能力は毎年変わらないと考えております。
裏を返せば戦略的に準備すれば、簡単に合格できると自負しています。
本講座の見解
本講座では資料、添削指導及びZoom面談を通じて受講生に今後の技術士に求められる考え方を指導しています。
その中で一番大事なものが技術士法第1条であり、その達成を困難にしているものが課題になります。
技術士法第1条は国民経済の発展に資することです。
国民とは日本の国民です。
経済とは経世済民の略語です。
「世を治め民を救う」という意味になります。
利便性の高いインフラを提供し、自然災害から国民を救うことが我々の使命です。
そして経世済民を脅かす禍が「インフラの老朽化」「持続可能な社会」「自然災害」の3つになります。
この3つの禍から国民を守る必要があるのですが、日本は他の先進国に先駆け「人口減少」という問題に直面しています。
そしてこの「人口減少問題」はこれからも進行していきます。
今のうちにこの問題を解決しなければなりません。
解決できなければ国民経済の発展ができないからです。
どのように解決するのか?
それは生産性を向上させて解決さいていきます。
これが日本政府が進める「働き方改革」になります。
この働き方改革は技術系の仕事だけでなく、多方面で進められています。
どの業界でも働き方を改革している手段はIT情報技術なのです。
これらを個人事業主などの飲食店が実行しようとすれば、ノウハウや資金面でできません。
そのため日本政府はノウハウの提供や助成金や補助金を出しています。
本年度の問題文を見て、今後も「生産性向上」についての傾向は変わらないと考えています。
本講座においては受講生に上記の見解を指導してきました。
なんのために技術の向上が必要なのか?
新技術を使わないといけないのか?
それはすべて生産性の向上が目的になるからです。
文部科学省技術士分科会からはこれらの目的については明確に言及していません。
理由は諸説考えられますが、目的が理解されたらこの試験が簡単になり、難関資格としての地位を維持できないからではないでしょうか。
大事なところを隠すことによって、問題を難しく見せているのです。
これは本講座から販売している「合格する論文の黄金法則」にも取り上げています。
「ナインドット」という手法です。
詳細はこちらから
この資料を購入して内容を正しく理解した方については、本年度の問題は難しくありません。
事実そうようなお話を受講生から直接頂いております。
実際に添削講座を受講して、Zoom面談を3回以上受講した方は、問題を見た瞬間に合格を確信したという方もおられました。
それらの方からは口頭試験対策講座のお申込みを頂いております。
再現論文も提出していただき、十分に合格を狙える圏内であると確信しています。
本講座の指導について
本講座は技術士二次試験の本質を理解して指導しています。
試験本番ではどのような問題が出題されるかわかりません。
問題は予想できませんが、どのような問題が出題されても本質を理解していれば、合格はできます。
しかも短期間で合格できます。
理由は本質を理解しているか否かを試されているからです。
問題はいくらでも作れますが、求められている答えは技術士法1条の理解です。
技術士法第1条に基づいて普段から物事を考えているか否かになります。
本講座ではその本質を徹底的に指導しています。
それらの要求事項を理解し、正しい見解で、分かりやすく、所定の文字数で表現できれば合格するのです。
技術士二次試験合格を目指す皆様へ
口頭試験まで先は長いです。
筆記試験が終わったので一旦は休んでいただいて、気分を切り替えてください。
但し技術士二次試験は小学校の夏休みと同じです。
油断するとすぐに8月31日になります。
遅くとも9月からは口頭試験対策に取り組んでください。
毎年10月末に筆記試験の合格を知ってから、口頭試験対策に取り組む方がいます。
筆記試験の合格から口頭試験までは、短い人で1カ月程度しか時間がありません。
準備不足で不合格になる方が後を絶ちません。
筆記試験に合格したら技術士になれるのではありません。
口頭試験に合格して登録してからでないと技術士は名乗れません。
その苦難を乗り越えることができる人でないと、この試験は通過できないのです。
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