【多年度受験生向け】技術士二次試験は本当に難しい?不合格のループから抜け出す「素直の法則」

江ノ島

「今年こそは合格するぞ!」と意気込んで国土交通白書を読み込み、何本も論文を書いて模試も受けたのに、結果はまたしても不合格……。

「技術士二次試験は、やっぱり実務経験が豊富なエリートしか受からない最難関の試験なんだ……」と絶望していませんか?

結論から言います。

技術士試験は「難しい試験」ではなく、「難しそうに見せているだけの試験」です。

何年も不合格のループに陥っている人は、知識が足りないのではありません。試験に対する「考え方」が間違っている可能性が非常に高いのです。この記事では、多年度受験生が今すぐ捨てるべき思い込みと、一転して一発合格組へと裏返るための「素直の法則」を徹底解説します。

目次

技術士二次試験は「難しい試験」ではなく「難しそうに見せている試験」

不合格が続くと、試験そのものを巨大な壁のように感じてしまいます。しかし、試験の本質を客観的に見つめ直してみましょう。

なぜ技術屋ではない公務員や教授が合格できるのか?

技術士試験の会場に行くと、最前線の現場でバリバリとメガプロジェクトを回している現役バリバリのエンジニアが落ちる一方で、現場から離れた外郭団体の職員、公務員、あるいは大学の教員があっさりと合格していくケースをよく目にします。

「現場のリアルな苦労を知らない人がなぜ?」と思うかもしれません。理由はシンプルです。この試験で問われているのは、「現場の神がかったウルトラ技術」ではなく、「出題者の質問に対して、ルール通りの日本語で的確に答える能力」だからです。

試験が求めているのは「高等な技術」ではない

技術士試験(特に二次試験の記述)の採点官は、あなたの技術力に感動したいわけではありません。以下のチェックリストを淡々とこなしているだけです。

【採点官のチェックリスト】
□ 問題文の要求(問い)に対して、過不足なく答えているか?
□ 提示された文字数の枠内に収まっているか?
□ 論理の飛躍がなく、第三者が読んで一発で理解できるか?
□ 専門家として不適切な(極端な)表現が含まれていないか?

つまり、どれだけ優れた新技術の知識を論文に盛り込んでも、問題文の意図から1°でもズレていれば、その時点で「C評価(不合格)」になります。技術士試験が難しく見えるのは、問題文の日本語が少し複雑で、受験生が勝手に「何か高度なことを書かなければならない」と自滅するように作られているからなのです。

不合格という結果を生み出す「考え方」の方程式

ビジネスでも受験でも、すべての結果には原因があります。それを表したのが、以下の「結果の方程式」です。

不合格が続いている人は、往々にして「行動(勉強量や論文の執筆数)」を増やそうとします。「去年は5本しか論文を書かなかったから、今年は20本一気に書こう!」という力技です。

しかし、大元の「考え方」が間違ったまま行動を10倍にしても、間違った行動が10倍に増えるだけで、手に入るのは「不合格」という同じ結果です。

あなたのプライドが合格を邪魔しているかもしれない

特に何年も不合格を繰り返す多年度受験生に多いのが、「自分の技術者としてのプライド」が邪魔をしてしまうケースです。

■「自分の専門分野だから、この課題に対してはこう書くのが正解だ」
■「問題文の聞き方はおかしい。実務ではこうじゃない」
■「過去の合格論文を真似するなんて、自分のプライドが許さない」

このように、試験のルールよりも「自分の仕事の流儀」や「これまでの経験」を優先して論文を書いてしまうと、採点官からは「問いに答えていない、コミュニケーション能力の低い論文」と判定されてしまいます。

一転して合格組へ!劇的に変わるための「素直の法則」

不合格のループを断ち切り、次の試験で一発合格を掴むために最も必要な特効薬、それが「素直の法則」です。

「分からない」「理解できない」を素直に認める強さ

優秀な技術者ほど、人から「あなたの論文はここがダメです」と指摘されたときに、言い訳をしたり、自分の正当性を主張したくなります。

しかし、合格する人は驚くほど素直です。「あ、自分の読み込みが甘かったです。修正します」と、自分の弱点をあっさりと認めます。試験の本質は日本語のキャッチボールです。「自分の文章が相手に伝わらなかった」という事実を素直に受け入れられるかどうかが、成長のスピードを決定づけます。

講師の指摘を自分の都合のいいように解釈しない

添削指導をいくら受けても受からない人は、講師のコメントを「つまみ食い」しています。自分の得意な修正だけを行い、耳の痛い本質的な指摘(例:「そもそも論点がズレています」など)を無視してしまうのです。

「素直になる」とは、相手の指導を100%そのまま、自分の感情を挟まずに行動に移すことです。
これができるようになった瞬間、論文の質は文字通り「劇的」に変わります。

まとめ:今年で絶対に終わらせるための学習姿勢

技術士二次試験は、あなたの技術者としての人生すべてを否定するものではありません。単に「技術士試験というルールのゲーム」において、正しい戦い方ができていなかっただけです。

最後に、多年度受験生が合格を掴むためのマインドセットを3つのステップでまとめます。

ステップ行動指針具体的なアクション
ステップ1プライドの完全リセット「自分は何も分かっていない」という謙虚なスタートラインに立つ。
ステップ2問いへの絶対服従論文を書く前に、問題文の「てにをは」を3回読み直し、要求を紙に書き出す。
ステップ3徹底的なモデリング自分の頭でゼロから考えず、合格者の論文の型や表現を素直に徹底模倣(TTP)する。

難しく考えるのを、もうやめましょう。

試験官が求めているシンプルなキャッチボールに、素直に応じること。そのマインドの切り替えさえできれば、長かった受験生活に終止符を打つ日はすぐそこです。

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この記事を書いた人

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