あきらめるな!技術士二次試験は今からでも間に合う!【筆記試験合格術】

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いよいよ技術士二次試験です。

7月10日は総合技術監理部門の筆記試験になります。
7月11日は一般部門の筆記試験になります。
受験される方はがんばってください。

がんばるとは具体的に何をするのか?
■受験する
■論文を完結させる
■問題文の題意に答える

この3つになります。

■受験する

問題です。
合格の反対はなんでしょうか?
不合格ではありません。
決して反対ではありません。

合格の反対は受験しないです

受験した人を点数で仕分けしたものが合格と不合格になります。
技術士二次試験では申し込んだのに受験しない方が毎年2割程度おられます。
受験しなければ合格も不合格もありません。
受験すれば合格の可能性は残ります。
万が一不合格でも、来年の合格のために経験は積めます。
自分の弱点が分かります。
弱点をひとつずつ、克服していくと最後は成功になります。
今の自分は過去の自分の積み重ねの成果なのです。

毎年記述式試験の合格者の中にまぐれで合格するヒトがいます。

毎年ある一定数存在します。おおよそ合格者の10人に1人は「まぐれ」で合格します。
受験したから「まぐれ」が起きたのです。
受験しなければ「まぐれ」は起きません。

今年はダメだと思っても必ず試験は受験するようにしてください。

■論文を完結させる

技術士二次試験の問題はいくつかの設問に分かれています。
たとえば必須科目は設問(1)から(4)まであります。
全ての設問に答えてください。

ここで仮に設問(3)だけ記述がなかったとします。
すると試験官は設問(4)を読みません。
設問(3)を答えた前提で(4)が存在します。
設問(3)の解答がなければ設問(4)でどんなに素晴らしいことを書いても評価されません。
論文として完結ししてなければ、その時点で終わりです。
設問(3)の解答が思いつかなくても、何かしら記述しないと論文として完結しません。

試験官は、完結された論文の中から合格者を相対評価で選びます。
運が良ければA評価をもらえます。
競争相手が少なければ、A評価をもらえる確率は上がります。

そのため、毎年合格者の10人に1人は「まぐれ」で合格します。

解答が思いつかなくても、知恵をしぼり何かしら記述してください。
自分の今までの経験の中から、何かしら答えを見つけてください。

■問題文の題意に答える

技術士二次試験の論文は絶対評価で不合格者を選別し、最終的に相対評価で合格者を決めます。
論文を完結できたら、その中から相対評価で合格者を選びます。
この時に大切なのは合格者に選ばれる努力をする必要はありません。
不合格者に選ばれない努力をすることです。

試験官からすれば合格者を選ぶより不合格者を選ぶほうが簡単なのです。
どのようにして不合格者を選ぶのか?
それは題意に反する論文を書いた答案を選ぶことです。
題意に反する答案とは、要求事項を大きく外している答案です。

題意に反する答案とは?

■課題を挙げよと問われているのに、解決策を書いている答案
■○○を3つ挙げよと問われているのに、2つしか書いていない答案
■関係者との調整方法を述べよと問われているのに、協議方法を述べている答案
■その課題の解決策を述べよと問われているのに、関係のない課題の解決策を書いてある答案
■波及効果と、新たな懸案事項の対応策を問われているのに、リスクの述べている答案
■工事の特性を踏まえてと問われているのに、全く関係のないことの述べている答案

技術士の試験だからといって、技術的に高いことを書く必要はありません。
問題文の題意に沿った解答を作成してください。
題意に沿っていれば大きな減点はないと考えられます。
題意を外した解答を書けば減点されます。

題意から小さく外す解答を書けば、小さな減点で済みます。
題意から大きく外す解答を書けば、大きな減点を受けます。
大きな減点が1つあればA判定を取るのは難しいくなります。
その時点で不合格まっしぐらです。

題意に沿った解答を書けば、技術レベルは低くても大きな減点はありません。
周りの題意に沿ってない受験生が勝手に不合格になってくれます。

そして、この3つを実施するために計画や作戦を練ります。
あたり前の話だと思います。
そのように考えると体力的には厳しい試験ですが、
中身はあまり高度な事を求められているとは思いません。

技術士の二次試験は試験というよりも、試合みたいなものです。
自分との戦い、問題との戦いです。
技術士二次試験は合格率が低いから難しい試験だと思われがちです。
わたしはこの試験が難しいとは思いません。
上記の3つを実践できる人が少ないだけの試験だと思います。
上記3つを実践すれば合格できます。
現実にわたしは1次試験から総監まで、すべて1回で合格しています。

特に総合技術監理部門は毎年問題が同じです。

サプライズは存在しません。
わたしが教えた通りの手順で解答を作成すれば必ず合格します。
わたしの教えた通りの手順で解答を作成しないから不合格になるのです。
あんなもん、自動車免許のペーパー試験と対して変わりません。
毎年問題は同じです。

一般部門は「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」「出題内容等について」をよく読んでください。

この2つが採点基準です。
一般部門も問題は毎年同じです。

「出題内容等について」の流れで出題され、
「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」で解決することを求められています。

技術士に求められる能力を持っているとを証明できれば本番は完璧です。
理由はこれらを実践している受験生がほとんどいないからです。
多少のミスは気にする必要はありません。
わたしが教えた通りの手順で解答を作成すれば必ず合格します。
自信を持って試験に挑んでください。

技術士になるには最終的に口頭試験に合格する必要があります。
口頭試験の合格率は90%以上です。
確率的には筆記試験より簡単です。
そのように考えると、こんな所でくたばっているヒマは無いはずです。

皆様のご健闘を祈念しております。

参考:日本技術士会HP

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

技術士一次試験、技術士二次試験、技術士総合技術監理部門とすべて1回で合格しました。
これは運や努力もありますが、試験に合格する技術(ノウハウ)を習得していたからすべての試験を1回で合格しました。
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