技術士は役に立つ！！！

2023年4月11日

皆さま、日々の試験勉強お疲れ様です。
以前から気になっていましたが、ネットで『技術士』と検索すると、【技術士は役に立たない】、【取得しても意味がない】等という書き込みやサイトが見受けられます。
ちょっと待った！！！
恐らくそういう類の事を言う方はほとんどが技術士ではないと思います！
今回はそのような内容の書き込み・サイトに物申していきたいと思います。

業務独占の資格ではない

これよく目にします。
『技術士は名称独占なだけで、独占的に業務が出来ないよね～』と。
だからなんじゃい！！と言いたいです（笑）
もちろんその通りです。
医師・弁護士・税理士・建築士等は、それぞれの資格保有者しか出来ない仕事をしています。
では技術士はといいますと、例えば橋の設計や擁壁の設計は技術士でなくても出来ます。
公園や道路の設計だって、技術士でなくても出来ます。
『ほら役に立たないじゃん』と言いたいそこのあなた！
この場合あなたならどうしますか。
仮に、ご自身のお金で擁壁や橋を建設しなければいけないとしましょう。
（そんな人はいないよ！というのは置いといて）
設計をお願いする際に、どちらにお願いしますか？

Aさん：無資格だが建設コンサルタントで１０年のキャリアがあり、設計ができる
Bさん：技術士。建設コンサルタントで１０年のキャリアがあり、設計ができる

絶対にBさんでしょ！
安心感がありますよね。
これ、公共機関が設計を発注する際も同じです。

A社：技術士の在籍数２０人
B社：技術士の在籍数５０人

この場合、確実にB社が指名されます。
どうでしょう。
業務独占ではありませんが、選ばれます！
必要とされるのです。
はっきり言って私からすると業務独占であるとか、名称独占であるとかどちらでもいいです（笑）
是非、皆さまから必要とされる技術士を目指しましょう！

知名度が低い

これは正直なところ否めないですね（笑）
しかーし、私のいる建設業界では圧倒的知名度かつ物凄く尊敬の眼差しを受けますよ（笑）
名刺交換の際にも『おぉ～』と言われることはよくありますし、『若いのに凄いですね』ともよく言われます。
また、知名度が低いとよく言われますが業界が違えばそんなもんじゃないかと思います。
『応用情報技術者試験』という資格をご存知ですか！？
先日、IT系の仕事に努める友人が取得したと言っていたのですが、私は初めて耳にしましたし、どんな試験で難易度も全く分かりませんでした。
『高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT 人材としての方向性を確立した者』
参考：Wikipedia
聞くとめちゃめちゃ難しいとのことでした（笑）
このように業界が変われば知名度が低いなんて当たり前です！
何にも気にしなくていいです。
ですが、個人的にはもうちょっと技術士の知名度を上げたいところです。
日本技術士会がCMでもやってくれるのに期待しましょう！

責任が重い

これを書いた方に言ってやりたい。
『君は何のために仕事をしているんだ』と。
責任のない仕事なんて世の中にあるのでしょうか！？
仕事は誰かの役に立っているわけで、その誰かに対して責任を負うのは当然です。
確かに技術士になると、発言力に重みが増すのは事実です。
技術士の発言一つで業務をコントロールすることも出来ますので、責任は重いです。
しかし、他の職種の仕事でも同じですよね。
医師であれば人命、証券マンであればお金、警察官であれば治安。
皆さんかなり重要で責任の重い仕事をしています。
技術士だから責任が重いのではありません。
プロだから責任が重いのです。
責任を負いたくなければ、ずっと下っ端で仕事をするしかないと思います。
責任のある仕事だからこそ、やりがいもあり、それに見合った報酬を得るのです。
第一線で活躍する技術士を目指しましょう！

独立しても成功するとは限らない

これを書いた方に直接お会いして言いたい。
『そんなん、どの職種もみんな一緒じゃい！！』と。
当たり前すぎて取り上げようか迷ったのですが、面白かったので取り上げました（笑）
当然、どの職種・資格を持っていても独立して成功するとは限りませんよね。
借金している弁護士だっているだろうし、開業に失敗する医師もいるでしょうし。
ここで名言！
『途中で辞めるから失敗になる。成功するまでやり続けるんだ！』
独立はよく考えたうえで！！（笑）

難易度が高いため時間を消費しやすい

確かに技術士は一次試験から考えると、長い時間を要します。
加えて二次試験は非常に難関とされており、１０年程受験されている方も少なくありません。
しかし、正しい指導の下、効率的に学習することが出来れば早期合格も十分に可能です。
現に当講座の代表である横浜すばるは、建設部門も総合技術監理部門も一発合格しています。
技術士試験は多くの方が長い時間を消費しますが、浪費にはならないはずです。
試験勉強で身に着けた知識、論理的思考は仕事にも役に立ちます。
挑戦に無駄はありません！！

参考：日本技術士会