【令和5年度】技術士二次試験筆記試験が終了しました

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技術士二次試験お疲れさまでした

技術士二次試験が終了しました。
この試験は午前中は必須科目、午後からは選択科目を実施します。
1日で5時間30分の試験です。
1枚600字詰めの原稿用紙を9枚書く試験です。
技術士は別名「記述士」とも言われたこともあったそうです。
1日で5,400文字を書くのは大変です。
まずは受験した自分と協力してくれた家族、友人、上司や部下など周りの方に敬意を払いつつ少し休んでください

ボーナスの時期でもあります。
暑くなる時期です。
ウナギでも食べでご自愛ください。

ただし技術士二次試験は筆記試験が終了したに過ぎません。
筆記試験に合格したら口頭試験があります。
口頭試験に合格しないと技術士にはなれません。
試験の出来映えが悪くてもあきらめるのは合格発表が終わるまで待ちましょう。

再現論文を作ろう

筆記試験が終了したら必ず「再現論文」を作成してください。
出来たら記憶が定かであるうちに作成してください。
できれば7月中に遅くとも8月中旬には作成しましょう。
本番と同じように手書きで書く必要はありません。
ワープロで作成してください。
答案用紙はこちらからダウンロードしてください。

再現論文を作成する理由は2つあります。

理由① 合否の要因を探るため
理由② 口頭試験で筆記試験の記述内容を聞かれる場合があるため

合否の要因を探るため

残念ですがあなたが万が一不合格だった場合、その原因を探さなくてはなりません。
その要因を探す手掛かりは再現論文しかないのです。
再現した論文を読めば何が悪かったのかわかります。
分からない方は論文を当事務所まで送付してください。
どこが悪かったのかご相談に応じます。
不合格の原因がわかれば来年はそこを修正すれば間違いなく合格します。

しかし再現論文がなければ当事務所に相談されても原因はわかりません。
また来年ゼロベースで勉強しなくてはなりません。
「半分しか書けなかった。」
「何を書いたか忘れた。」
「たぶん不合格だから再現しても意味ないよな?」

という方が沢山います。

そのような方に言いたいのが、だから今のうちに「再現論文」を作成してください。
時間を取り戻すことは出来ませんが、記憶は早めだと再現できます。
論文を再現しているうちに、自分の悪いところ、自分の良いところが分かってきます。
試験が終わって疲れているからこそ早めに「再現論文」を作成しましょう。

口頭試験で筆記試験の記述内容を聞かれる場合があるため

口頭試験の試験官はあなたの論文を読んで採点している方です。
論文のいいところ悪いところ疑問点などを抱いています。
口頭試験で筆記試験のことに言及される可能性はあります。
当講座の受講生も過去に試験官から筆記試験について諮問された方がおられました。
少なくとも試験官に対して「忘れました。」とは言いたくないでしょう。
当講座でも口頭試験講座において再現論文は可能な限り提出して頂いています。
再現論文があれば質問の内容も推測できます。
再現論文がなければ質問の内容は推測できません。
口頭試験に合格するためにも、早めに論文を再現しておきましょう。

いつまで休むのかを計画する

人間とは不思議な生き物で、物事の「実践する」計画は立てますが「休む」計画は立てません。
また「実践する」計画は大半の人が計画倒れしますが、「休む」計画を立てない人は「永遠」に休み続けます。

人間は休む計画を立てないと永遠にサボり続ける生物なのです。

そしていつの間にか合格発表があり、不意の合格を知り慌てて勉強を再開するのです。
これを当講座では「8月31日の夏休み宿題理論」と名付けています。
筆記試験は7月17日に終了しました。
筆記試験の合格発表は10月下旬です。
口頭試験は12月中旬から1月中旬になります。
早い方だと1カ月程度しか準備期間がありません。

技術士の名称を得るためには常に「合格」から逆算して計画を立てる必要があります。
出来れば9月から遅くとも10月から口頭試験対策をはじめましょう。

技術士合格に必要なもの

技術士に合格するためには何が必要でしょうか?
◆高い技術力
◆論文作成能力
◆頭がいい
◆仕事が早い
◆説明が上手
などの答えが返ってきます。
これらの回答はすべて間違っています。

合格に必要なものとは
絶対に合格するという高い意識です。

合格しない人は
合格したいという低い願望を持っているのです。
合格するには「高い意識」が必要なのです。
これを当事務所では「大砲の法則」と呼んでいます。

「大砲の法則」とは

たとえば10km先に標的があるとします。
その的の中心に大砲の玉を当てるとします。
的を狙って大砲を打っても、的には決して当たりません。
玉は的の下に当たります。
的を狙えば狙うほど、的には当たりません。
確実に的の下に当たります。
理由は重力があるからです。

的に当てようと思ったら、重力で下がる分を計算する必要があります。
玉が下がる分だけ上を狙って大砲を打たなければなりません。
重力は目に見えません。
見えませんが確実に存在します。
その法則を理解して、方程式を作ります。
これが大砲の法則です。

チュウリップ

【技術士二次試験】不合格になる最大の理由とは「意識の高さが合否を決める」
技術士二次試験の合格発表後に不合格者からこんな相談を受けます。
一生懸命勉強しているのに、なぜ合格しないのでしょうか。」
「技術士になりたいのですが、なぜか毎回不合格です。」
「この試験は本当に合格者がいるのでしょうか。」
「もう10回以上受験しているのですが、なぜ合格しないのでしょう。
「合格目指しているのですが、なぜか合格しません。」
不合格者の共通の悩みは「なぜこの試験に合格しないのか?」になります。

その悩みの答えは簡単です。



口頭試験不合格【最大の要因】

ある程度の下準備が必要になります。
筆記試験の合格発表の前から準備する必要があります。
合格を知らないうちに口頭試験の準備をするのはモヤモヤしてイヤなものです。

口頭試験対策をするのは苦痛かもしれませんが、
技術士になるためには通らなければならない道です。
いつから勉強するのか?
その計画を立ててから休むようにしてください。

筆記試験の合格率は10%程度です。
口頭試験の合格率は90%程度です。

口頭試験の合格率は非常に高くなります。
非常に高いので不合格になった時のショックは計り知れないものがあります。

口頭試験では必ず10%の受験生が不合格になります。
毎年10%の受験生が涙を飲みます。
不合格になる一番の理由は準備不足です。

参考:日本技術士会HP

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所代表
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)
あなたの技術士合格を応援します。

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