【筆記試験終了〜10月末で決まる】総合技術監理部門・口頭試験を1回で合格するスケジュール

横浜

7月の筆記試験、本当にお疲れ様でした。手応えがあった方も、思うように書けずに悔しさが残る方も、まずは一息つきたいところかもしれません。

しかし、技術士最高峰の部門である「総合技術監理部門(以下、総監)」において、本当の戦いは筆記試験が終わった「今」から始まっています。

「合格発表がある10月末まで、ひとまず結果を待とう」

もしそう考えているとしたら、非常に危険です。総監の口頭試験は、一般部門とは比較にならないほどの深い準備を求められるからです。

本記事では、総監口頭試験に「1回でストレート合格」を掴み取るための理想的な対策スケジュールと、独学で陥りがちな罠、そして最短ルートで合格を確実にするためのロードマップを徹底解説します。

目次

総合技術監理部門の口頭試験は「筆記試験後(10月末まで)」の過ごし方で決まる理由

なぜ、合格発表を待たずに今すぐ動かなければならないのでしょうか。それは、総監の口頭試験が「知識の暗記」ではなく、「総監技術士としての資質・思考プロセス」を厳しく問う場だからです。

筆記試験の合格発表(10月末)からでは準備が間に合わない現実

一般部門の口頭試験であれば、10月末の合格発表からでも不眠不休で対策すれば間に合うケースもあります。しかし、総監部門はそうはいきません。

口頭試験の面接官は、あなたが4月に出願した「業務経歴票」と、7月に必死で書いた「筆記試験の再現論文」を徹底的に読み込んで臨んできます。10月末に合格を知ってから慌てて想定問答を作り、模擬面接の枠を探そうとしても、すでに多くの受験生で予約は埋まり、圧倒的な準備不足のまま本番を迎えることになります。

口頭試験の不合格における最大の要因は、間違いなく「準備不足」です。

総監部門特有の「業務経歴票」の深掘りに必要な圧倒的な時間

総監の口頭試験において、最大の難所となるのが「業務経歴票」です。

面接官は、あなたがこれまでに経験してきた業務が、本当に「5つの管理(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)」の視点に基づき、総合的に監理・調整されたものであるかを鋭く突いてきます。

  • 「この業務におけるトレードオフは何だったか?」
  • 「そのトレードオフを、5つの管理の視点からどう解決したか?」
  • 「もし今、同じ業務をやり直すとしたら、どの管理を強化するか?」

これらの質問に対し、自分の経歴を1本の「総監ストーリー」として再構築するには、過去の業務を泥臭く棚卸しする圧倒的な時間が必要不可欠なのです。

1回で合格を掴む!筆記試験終了からの理想的な対策スケジュール

総監口頭試験の合格率(筆記合格者のうち口頭試験をパスする割合)は90%以上と言われています。これを聞くと「簡単そうだ」と思うかもしれませんが、それは「筆記を突破した猛者たちが、血ににじむような準備をして臨んだ結果の90%」です。

1回で確実に合格を掴むための、筆記試験終了からの理想的なスケジュールを以下にまとめました。

時期対策内容目的・ゴール
7月〜8月・筆記試験の再現論文作成
・総監キーワードの棚卸し
・記憶が鮮明なうちに論文を完全再現する
・最新の青本キーワードを自分の言葉で説明できるようにする
9月〜10月・5つの管理の視点による「業務経歴票」の徹底解剖
・想定問答集の一次作成
・過去の業務におけるトレードオフと調整プロセスを言語化する
・面接官から突っ込まれそうな弱点を先回りして潰す
10月末〜本番・模擬口頭試験による実戦練習(3回程度が理想)
・ブラッシュアップ
・時間内に的確に答える「瞬発力」を鍛える
・本番独特の緊張感に慣れ、不合格要素を排除する

【7月〜8月】筆記試験の再現論文作成と総監キーワードの棚卸し

まず取り組むべきは、「筆記試験の再現論文作成」です。人間の記憶は1週間で驚くほど曖昧になります。「10月末に合格してから思い出そう」としても、自分がどう記述したか、どのキーワードを盛り込んだかを正確に再現するのは不可能です。口頭試験では「筆記試験であなたが書いた内容」について質問されるため、この再現論文が間違っていると、想定問答自体がズレてしまいます。

同時に、総監のベースとなる「5つの管理」に関するキーワードの棚卸しも進めましょう。最新の動向(DX、GX、人的資本経営、セキュリティリスクなど)と総監の視点を紐付ける作業をこの時期に行います。

【9月〜10月】5つの管理の視点から「業務経歴票」を徹底解剖

9月からは、出願時に提出した「業務経歴票」の解剖に移ります。

総監の口頭試験は、一般部門の延長線上にありません。「私はこれだけ素晴らしい実績を残しました」「こんなに高度な技術を使いました」というアピールは、総監ではむしろマイナス評価(一般部門の視点から抜け出せていない)になることすらあります。

問われているのは、「俯瞰的な視野で、トレードオフ(あっちを立てれば、こっちが立たず)をどう管理・調整したか」です。5つの管理の視点から、自分の経歴を徹底的に見つめ直してください。

【10月末(合格発表後)〜本番】模擬口頭試験による実戦形式のアウトプット

10月末に無事筆記試験の合格を確認したら、ここからは完全な「実戦モード」です。

頭の中で理解していることと、面接官の前で口から出てくる言葉には大きなギャップがあります。なるべく早い段階で1回目の模擬口頭試験を受け、本番までに通算3回程度のアウトプットを行うのが合格への王道ルートです。

総監口頭試験の準備を1人で進める際によくある3つの罠

口頭試験の対策を「独学(1人)」で進めようとする受験生は多いですが、総監部門においては、独学ならではの非常に深い「罠」が存在します。

【独学に潜む3つの罠】
① 自分の業務経歴を「総監の視点」で客観視できない(一般部門の自慢話になる)
② 筆記試験の再現論文に対する想定問答が甘くなる(自分のミスに気づけない)
③ 緊張感のない独学では、本番の臨機応変な質問に対応できない(応用力がつかない)

① 自分の業務経歴を「総監の視点」で客観視できない

最も多い失敗が、自分の業務を「技術的に高度な視点」でしか語れないケースです。総監で求められるのは、プロジェクト全体のマネジメントや、安全と経済性のコンフリクトをどう収めたかという「管理技術」です。1人で準備していると、どうしても使い慣れた一般部門の視点に引きずられ、面接官が求める答えからピントがズレてしまいます。

② 筆記試験の再現論文に対する想定問答が甘くなる

自分で作った再現論文を自分で見返しても、論理の破綻や「総監として不適切な表現」にはなかなか気づけません。「この記述だと、安全管理が疎かになっているように聞こえるが、どう言い訳するか?」といった、面接官の意地悪かつ本質的な突っ込みを想定するのは、独学では限界があります。

③ 緊張感のない独学では、本番の臨機応変な質問に対応できない

口頭試験の合格率は90%以上ですが、裏を返せば「不合格者が圧倒的に少ない試験」です。つまり、口頭試験でやるべきことは「素晴らしい解答をして加点をもらうこと」ではなく、「不合格になるような致命的な発言をしないこと(減点を防ぐこと)」に尽きます。

部屋で1人、原稿を丸暗記しているだけでは、本番で少し角度を変えた質問をされた瞬間に頭が真っ白になり、ボロを出して不合格の引き金を引いてしまうのです。

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業務経歴票と再現論文から、あなただけの「想定問答集」をプロが鋭く添削

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  • オンライン指導は録画可能! 自分の受け答えを客観的に見直し、移動時間やスキマ時間に何度も復習することで、合格に必要な能力が自然と身につきます

さらに、受講期間中はメールによる相談が回数無制限。少しでも不安や疑問が生じたら、いつでもプロの技術士に相談できる環境が手に入ります。

まとめ:10月末の発表を待たずに、今すぐ総監口頭試験の一歩を踏み出そう

総監の口頭試験は、決してお花畑のような甘い試験ではありません。しかし、「どうすれば不合格になるか」を事前に学び、それを本番で徹底的に排除すれば、確実に一発合格できる試験でもあります。

10月末の筆記合格発表を待ってから動き出すライバルたちに、圧倒的な差をつけるのは「今、この瞬間」のあなたの意思決定です。

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この記事を書いた人

横浜すばる技術士事務所
代表:横浜すばる
技術士(建設部門ー施工計画、施工設備及び積算) (総合技術監理部門)

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