受験する部門と専門科目を決め受験申込の準備が終われば、筆記試験対策を行います。
筆記試験対策の準備を始めます。
受験対策の準備は簡単です。
■過去問題の入手
■模範解答の入手
基本的にこの2つを入手すれば受験対策の準備は完了です。
過去問題は技術士会のホームページで公表されています。
技術士会のホームページに公表しているということは、事前にこの過去問題を勉強しなさいという連絡になります。
受験対策をする時間を作り、何度も読んでください。
解答は作成する必要はありません。
1~2カ月くらいは過去問を何度も読んで解答すべきことを理解してください。
自分の受験する選択科目だけでなく、他の選択科目の問題も読んでください。
次に過去問題に対する模範解答を入手しましよう。
過去問題に対してどのように解答しているか、よく読んで理解します。
そして自分も試験本番で模範解答と同レベルの解答を書ければ合格することを認識してください。
模範解答を読んで理解できるようになれば、文章を暗記します。
ここでは文章の文字を一字一句丸暗記するのではなく、文章の流れを暗記します。
文章の流れが理解できれば、覚えることはそんなに難しくはありません。
そしてこの解答の暗記の量がある一定以上になれば、たいていの問題は解けるようになります。
ただし試験では同じような問題は出題されますが、全く同じ問題は出題されません。
暗記した論文をそのまま書いても合格はしません。
問題文の題意に合うように、覚えた論文を加工してください。
これを「カレーライス理論」と言います。
技術士建設部門土質基礎Ⅲー2|問題
南海トラフ地震,首都直下地震や日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震といった甚大な被害を与えると想定される大規模地震の発生確率が高まっている。また,気候変動の影響によって土砂災害や河川氾濫などによる災害の増加も懸念されている。一方で,我が国には既設の地盤構造物(盛土,切土,擁壁,構造物基礎等)が多数存在しており,災害に対するリスク評価を踏まえて対策を講じていく必要がある。このような背景の中で,土質及び基礎を専門とする技術者の立場から以下の設問に答えよ。
( 1 )既設の地盤構造物の災害に対するリスク評価を行ううえで,多面的な観点から3つ以上の技術的な課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで課題の内容を示せ。
( 2 )前問( 1 )で抽出した課題のうち最も重要と考える技術的な課題を1っ挙げ,その課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ。
( 3 )前問( 2 )で提示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。
参考:日本技術士会
技術士建設部門土質基礎Ⅲー2|解答
1.リスク評価の際の技術的課題
1)地盤情報の高度化
地盤構造物の災害に対するリスク評価を実施する場合,自然由来の地盤材料は不均質であり,評価が困難である.また,地盤構造物は線状構造物として長距離に渡り存在しており,土質力学的な脆弱部が点在することから,正確な地盤情報を把握するのが難しいことが課題である.
2)マンパワー不足
建設業従事者は高齢化・減少の一途をたどっており,熟練技術者不足が深刻である.また,新規入職者も少なく,次世代の建設業を担う若手技術者が不足していることが課題である.
3)財政難
高度経済成長期以降に整備された大量の社会資本は建設から50年以上が経過し,老朽化が進んで集中的に更新時期を迎えている.一方,公共事業の予算は増大しておらず,従来の事後保全に基づく対症療法的な維持補修は困難で,費用の捻出が課題である.
4)想定外の外力
異常気象による想定外の降雨量,外力,地震動は,地盤構造物の防災能力を大幅に上回ることが危惧される.しかし,ハード対策は時間が必要であり,次の自然災害に間に合わないことも多いので,想定外の外力に対する備えを拡充することが課題である.
2.最も重要な課題,解決策
地盤情報を高度化できれば効率的にリスク評価ができることから,地盤情報の高度化が最も重要と考える.
以下に,4つの解決策を示す.
1) 地形情報の高度化
地盤構造物は線状構造物として大規模ネットワークを構築している.昨今は技術者が減少していることから,全線に渡って維持管理を目視で行うことは,困難を極める.そこで,UAVを使用して地盤構造物を点群情報化すれば,三次元BIM/CIMに落としこむことができ,効率的にリスク評価を実施できる.
2) モニタリング高度化
アセットマネジメントによる選択と集中で,リスクを内包する箇所をあらかじめ選定できる.リスクが高い場所において,IoTを活用すれば,有事の際に予兆を捉えることができる.危機管理型水位計があれば増水時の水位を監視できる.GNSS・SARを適用すれば,リアルタイムかつ面的な地表面変状モニタリングが可能となる.
3) 地盤内の情報
表面波探査やレーダー探査を使えば,地盤構造物内部の健全性を定量評価できる.その結果,リスク評価を重点的に実施しておくべき箇所を可視化でき,合理的なリスク評価につながる.
4)新技術の採用
光ファイバによるモニタリング技術は数kmでも可能であり,線状構造物である地盤構造物のヘルスモニタリングと親和性が高い.地盤構造物内に光ファイバを敷設することで,変形,温度,振動,パイピング検知が可能となり,広域での地盤構造物のリスク評価を容易かつリアルタイムに実施できる.
5) 情報統合の自動化
最新技術による計測結果はビッグデータであり,人力ではその評価が難しい.そこで,AIによるリスク評価を活用し,統合的にリスク評価を行う.
3.新たなリスクと対策
AIで統合的に地盤構造物のリスク評価を自動でできるようになれば,膨大な計測データを合理的かつ迅速なリスク評価が可能となる.一方,AI機能はブラックボックスであることが多く,技術者によるリスク評価技術が失われることが新たなリスクである.対策として,ナレッジマネジメントや熟練技術者から若手技術者への技術伝承を推進することが肝要である.
また,AIを導入する場合,システムやソフトウェアの導入に膨大な費用がかかる.中小企業にとっては建設費用増大に直結し,施工品質の確保がおろそかになる可能性が顕在化することも新たなリスクである.対策として,PFIやコンセッションで,民間のノウハウと予算を活用することが重要である.
以上
技術士建設部門受験対策
技術士建設部門受験対策資料

■技術士二次試験受験対策資料【合格する論文の黄金法則】
pdf資料
1.帰納法と演繹法
2.技術士とはなにか
3.技術士二次試験の採点基準
4.業務経歴票の作成指導
5.記述式試験の採点方法
6.試験対策
7.合格する受験生不合格になる受験生の特徴
8.建設部門、上下水道部門筆記試験模範解答集
9.全7回オンライン講座の参加
10.筆記試験再現論文の査読・講評(不合格だった場合)
技術士建設部門個別指導講座
まとめ
技術士の二次試験の問題と解答を説明してきました。
技術士二次試験で合格する論文を書くためには、問題と模範解答をよく理解して覚えてください。
理解するということが大事です。
理解しないで覚えても本番では使えません。
この作業を繰り返すことで自然と合格する論文が書けるようになります。
Yokosuba技術士受験講座ではあなたの合格を応援します。
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