総合技術監理部門

作文です

技術士総合技術監理部門とはどのような部門なのか

技術士総合技術監理部門とはどのような部門でしょうか?
説明できなければ、そこから勉強しなければなりません。
その一番初めの一番大事な疑問の答えをおろそかにすると総監は絶対に合格しません。
正しい疑問は正しい答えを導き出し、間違った疑問は間違った答えを導きだします。
それを知るためには、日本技術士会もしくは親会社の文部科学省技術士分科会から公表されている1次情報から調べなければなりません。
日本技術士会から公表されている総合技術監理部門の情報は総合技術監理 キーワード集になります。

その「まえがき」には総合技術監理部門が創設された経緯がかかれています。
以下にまえがきを抜粋します。

まえがき
 技術士制度における総合技術監理部門は2001年度(平成13年度)に新設された。
この部門は,他の技術部門と異なり,その学際的な性質上,直接的に対応する学協会等がない。
そこで文部科学省は委託調査研究を行い,その成果を『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系』として2001年に (社)日本技術士会より出版,また同書の改訂版である第二版(通称『青本』)を2004年に出版した。
しかし年月が経ち,技術の進展に対応していない内容が目立つようになったため,2017年2月に絶版とされた。
 そこで青本に替わるものとして,本キーワード集を編集することとした。これは総合技術監理の概念及びその範囲を,主要キーワードを例示することによって示そうというものである。本キーワード集は,今後,技術や社会の進展に対応するため,適宜,改訂が行われることを意図している。

総監に合格したければ、まずこの「まえがき」を正しく理解して総監の歴史的な経緯を理解しなければなりません。
不合格になる受験生はこの最初の「まえがき」を理解しないで勉強を始めるので、分からないまま試験を受けることになり、原因が分からにまま不合格になるのです。
「まえがき」は一番大事な項目なので、最初に書いてあるのです。

「総合技術監理が必要とされる背景」が存在するから
「総合技術監理部門」が存在する

総監キーワード集には「まえがき」の次に「総合技術監理が必要とされる背景」の記載があります。
総合技術監理部門は「総合技術監理が必要とされる背景」が存在するから存在するのです。
「総合技術監理が必要とされる背景」が存在しなければ、総合技術監理部門も当然存在しません。
「必要」とされるものが存在し、その存在を正しく理解しなければなりません。

「総合技術監理が必要とされる背景」とは総合技術監理部門が存在する前提条件になります。
その前提条件を正しく理解しなければ、合格はできません。

これは当たり前のことですが、ほとんどの人がその当たり前のことを理解していません。
以下に「総合技術監理が必要とされる背景」を抜粋します

総合技術監理が必要とされる背景
 科学技術による様々な成果は日々の生活の中に浸透し,人々はその豊かさ,便利さを享受している。しかし科学技術そのものは巨大化・総合化・複雑化が進展しており,その発達を個別の技術開発や技術改善のみによって推進することは難しい状況になりつつある。つまり,科学技術を発展させるのは一部の専門家の努力だけでは難しく,企業や研究機関などの組織活動が技術の有効性を発揮するための大きな基盤となってきているのである。また,それに伴って事故や環境汚染が生じた場合の社会への影響も,従来に比して遥かに大きなものとなってきている。


 一例として,科学技術業務の結果として産み出される製造物・製品を考えてみよう。
近年の製造物・製品の多くは,その概念が想起されても直ぐには具現化できず,工夫や試行錯誤の結果ようやく具現化されても,初期段階では高価であるとか,品質を保持できないとか,安全性に問題があるなど,様々な不安定要素を内包する。その後,時間をかけて技術的な努力を積み上げ,品質の向上やコストの低減を図っていくことによって,ようやく一般の人々が広く利用できる優れた製造物や製品にまで仕上がるのである。


 この改良の過程では様々なフェーズで個別の技術改善が行われるが,そのためには多くの技術者がそれぞれの能力を十分に発揮できるための仕組み,要素技術の知見など様々な情報を結集するための仕組みなどが必要である。また,事故を未然に防止する技術や事故時でも利用者の安全を確保する技術,騒音防止や有害排出物の抑制など周辺環境に与える負荷を抑える社会環境の保全に関する技術などを適切に使用し,製造物・製品の製造を行っていくための仕組みも必要である。


 このような仕組みを継続的に運用し様々な科学技術の活用を行っていくには,それぞれの要求事項を個別に管理するだけでは不十分である。業務全般を見渡した俯瞰的な把握・分析に基づき,複数の要求事項を総合的に判断することによって全体的に監理していくことが必要となる。このような背景から,上述のような能力を持った人材を育成し活用を図るため,技術士のひとつの部門として「総合技術監理部門」が導入された。ここで「監理」という文字を使用しているのは,総合技術監理が各管理活動やその他の内 容を総合して監督する概念であることを明確にするためである。


現代の科学技術はもはや一部の専門家が推進し一部の人がそれを利用するという性格のものでなく,科学技術の行使がたとえ小さなものであってもその影響が地球的規模に及ぶ可能性があり,そのような状況の中で自らが携わる技術業務が社会全体に与える影響を正しく把握し,社会規範や組織倫理から定まる行動規範を自らの良心に基づいて遵守する高い倫理観を持った総合技術監理技術者が必要とされているのである。

総合技術監理部門に合格するには総合技術監理 キーワード集の1ページから4ページまでを正しく理解しなければなりません。
特に最初に書いてある「まえがき」と「総合技術監理が必要とされる背景」は重要です。
この試験の採点基準ともいうべき項目です。
採点基準が分からないのに、採点基準を満足する論文が書けるわけではありません。
本講座ではそれを分かりやすく資料で解説してあります。
この資料を読めば総合技術監理部門の筆記試験と口頭試験は毎年同じ問題だと気が付くはずです。
基本的に総合技術監理キーワード集は毎年同じ内容なので、試験の採点基準も毎年同じになります。
「まえがき」と「総合技術監理が必要とされる背景」の正しい理解が総合技術監理部門合格のカギになります。

参考資料:日本技術士会HP 
https://www.engineer.or.jp/